船に乗る際に気になるのが、船の揺れ具合。高速船「あいびす」の揺れ具合はどんなものなのか。実際に乗ってみました。
結論から言うと、高速船あいびすはかなり揺れます。震度で言うと5弱はある印象でした。
この日は、天気予報では波の高さ0.5-1mとそれほど高くない波でしたが、それでも、船内ではまともに歩けないどころか、立っていることすら難しい状態でした。特に左右の揺れが大きいです。
ペットボトルが転がるんじゃないかと思って、絨毯席で実験してみたら、やはりかなりの勢いで転がっていきました。。
窓の外は、海だけになったり、空だけになったりします。。
佐渡からの帰りに寺泊観光協会におみやげを持っていって「佐渡行ってきました」報告をしたのですが、寺泊観光協会の足立さんの話によると、時には悲鳴が上がることもあるとか。。(それはそれで乗ってみたい。。)
しかし、その一方で、修学旅行で高速船を利用した子供たちは「全然揺れなかった。暇だからみんな船内をふらふら歩いていた」と言っていたり、揺れの評価にかなり差があります。
要するに「小さい船であるために波の影響をもろに受ける」と言うことなのだと思います。
「あいびす」は2006年に横揺れ防止システム(Anti Rolling Gyro; ARG)を設置したそうですが、設置前を知らないのでどの程度改善したのかは不明。
これは、導入した船が小型で軽量であるにもかかわらず、スタビライザーなど横揺れを防止する装置が設けられていないため、少々の高波でも激しく横揺れを起こして乗り心地が著しく低下するという問題があったことによる。このため佐渡汽船では、2006年1月18日から1ヶ月掛けて実施した「あいびす」の定期検査の際に横揺れ防止システム「ARG」を船内に8台追加設置し、2月15日から運航を再開した。佐渡汽船 – Wikipedia
船酔いなどが心配であれば、あらかじめ酔い止めを飲んでおくか、絨毯席をとって出航前に気絶してしまうかしておくのが良さそうです。絨毯席で寝てしまうのは、対・船酔い戦にかなり有効なようです。
車の場合は、遠くの景色を眺めると良いなどと言いますが、あいびすの場合、窓の外の空と海の割合が激しく変化するので逆効果になるような気がします。
航行時間が1時間なので、本格的に船酔いする前に港に着いてしまう、という人もいるかもしれません。
こういうアトラクションだと思って、揺れを楽しんでしまうのが一番良さそうです。