新潟県の下越地域を中心にお祭りの屋台・露店で販売されている「ぽっぽ焼き」。最近は中越、上越地域のお祭りでも出店しています。ぽっぽ焼きは新潟限定のものだそうで、隠れた新潟の名物だったり?
小千谷市の片貝まつりでも屋台があったので買ってみました!そして作っている様子の写真も撮らせて頂きました!
「写真一枚500円ねー」と言われつつ、「30本買うんで!」という交渉の末、撮影に成功!屋台の脇から撮らせてもらったので、普段はあまり見えない作っている様子もよく見ることができました。
まず、「ぽっぽ焼き」とは。
ぽっぽ焼き(ぽっぽやき)とは、新潟県下越地方で見られる長細いパンのような菓子。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ぽっぽ焼き
薄力粉に黒砂糖と水、炭酸、ミョウバンを加え、専用の焼き器で焼き上げる。 茶褐色で細長く、やや扁平な形状をしている。暖かい状態で販売され、もちもちとした食感と黒砂糖の素朴な風味を味わえる。新発田市周辺では蒸気パンとも呼ばれる。
細長い棒状でよく見るとかまぼこ型になっています。中越地区では3、4年前から見かけるようになりましたが、まだまだ珍しいため、お祭りでは必ず行列ができています。
焼き器から蒸気が出るため蒸し菓子と誤解される場合もあるが、蒸気は焼き器本体を炉熱からまもるラジエータのもので蒸気で生地を蒸し焼きにしているわけではない。近年では蒸気の出ない焼き器を使用する業者も見られる。
もちもちとした食感が蒸しパンに似ていますが、蒸しているわけではないそうです。
生地を流し込んでいる様子。生地を入れる前に薄く油をひいてました。
焼き機は4台あり、2台ずつ時間差で焼くシステム。
フタをしてしばし待っているところ。蒸気がたくさん出ているのがわかります。使い込まれた感じの焼き機、味があっていいです。
焼き上がり。
焼きあがると手前のすだれの部分へ入れられます。扇風機の風があたるようになっており、ここで粗熱を取る仕組み。もう一人の店員さんがそこから取って袋に詰めてくれます。でも行列が出来ているのですだれ部分にたまることなく、すぐに売れちゃう。
できたてのぽっぽ焼き。あつあつ、ふわふわです。手にも付かないので、歩きながらでも食べやすいです。
茶封筒に似た感じの袋。この茶色い袋がまたぽっぽ焼きらしさ。
味は黒糖風味のもちもちパンという感じです。「黒糖フークレエ」に似た感じですが、焼いてあるのでもう少ししっかりとしています。でももちもちー。蒸しパン好き、黒糖風味好きにはおすすめ。
新潟のお祭りで見かけた際には是非どうぞ!
9本 | 300円 |
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15本 | 500円 |
21本 | 700円 |
30本 | 1000円 |