実はワタクシ、河井継之助が好きです。(*ノДノ)キャ! イッチャッタ!
何年か前、ツタヤで新潮社文庫のキャンペーン対象商品の中に司馬遼太郎の『峠』がありました。「あー、たまには司馬遼太郎とか読んでみるか」と手に取ったのが最初。そのとき『峠』を手に取るまで、この本が何について書かれたものかも知りませんでしたし、河井継之助という人物も知りませんでした。
それからはずっと、継之助リスペクト。調べたら、福島に河井継之助記念館があると知り。なんで福島に記念館があって長岡にねーんだ??と思いつつも、これは継之助好きならいかねばなるまいと福島県只見町の河井継之助記念館まで行きました。これが大変。八十里越の南にある六十里越を行ったのですが、今行けって言われたら、ちょっとひるむかも。
でも、やっぱり行って良かったと思います。
まあ、そんなこともあったので、長岡に記念館ができると聞いたときは「なんで今更??」というのが正直な感想。でも、もう継之助をリアルタイムで知ってる人もいないし、長岡市制100周年だし、まあ他にも思うところがありますが、それらいろいろ考え合わせると、なるべくして今の時期になったのかな、なんて思います。
さて、そんな河井継之助記念館。開館したら絶対取材しる!(`・ω・´)シャキーン!と心に誓っていました。
そして、去年の年末。「長岡高校記念資料館」の記事公開で勢いづいた我々は、河井継之助記念館の取材をすべく、動き出したのです。それから約1ヶ月後の昨日の夜、ついに公開。
時期的にちょうど新聞で河井継之助のことが取り上げられたりしていたので、資料を集めるのはわりと易しかったかも。とくに新潟日報は強力。それでも、観光課にも記念館にも何回か通いましたし、図書館にも文献探しに何回か行ってます。
記事を作る上でいろいろな人にお世話になりましたが、とくに館長の稲川さん、稲川さんを紹介していただいた太刀川さん、記念館の取材全般にわたってお世話になった観光課の平井さんに感謝しています。 こうやってあちこち取材して回ってると、人のつながりって、思う以上に強力だなぁ、と感じます。
ところで、取材してると思うんですけど、普通、こういう取材ってのは一回取材して終わりなんでしょうか。ほかのところがどういう取材の仕方してるのか、全然知らないのですが、スポットやらお店やらに取材行くと、なんとなく、すぐ出来ると思ってる人が多い感じがするんですけど。
デジカメは現像の必要がありませんし、記事を紙に印刷するわけでもないので、その部分ではかなり製作期間が短縮されていると思います。
ただ、取材に行ったり、写真を撮ったり、テキストをまとめたり、という部分は、今のところ人間がやるしかないので、従来と同じだけの時間がかかるんですよね。最低でも1週間はかかってしまいます。いや、これでも結構早いかも、と思っているのですが。
デジカメが勝手に写真撮りに行って、パソコンが自動的にテキストをまとめてくれるようになれば、作業はもっと早くなると思います。もっとも、そんな風になったら、今のicoroは存在意義をなくしてしまいますけど。
多くの観光情報サイトが載せてる情報といえば、
- 所在地、開館時間、電話番号とかの基本的な情報
- 写真を数枚
- 400字詰め原稿用紙1枚分くらいのコメント
というところが多いんですよね。これなら別に取材なんか行かなくても、一日に10件、20件、簡単に作れます。これじゃあまりにも面白くないので(記事を作る側も、見る側も)、そんなことしないですけど。
そんなわけで、うちは外回りだの、図書館通いだの、現場百回だの、アナログな活動が多くて、よく関根と「うちってあんまり『IT企業』っぽくないよね」と笑ってます。。