新潟県立歴史博物館で開催されている2023年度春季企画展「伝える 災害の記憶」に行ってきました。開催は4月22日(土)から6月4日(日)まで。観覧料は一般840円、高・大学生600円、中学生以下無料です。
テープカットが復活
今回はついに開場式でのテープカットが復活! 最後にテープカットが行われたのは2020年の冬季企画展「越後佐渡の温泉文化」以来なので約3年ぶりのテープカットです。
テープカット復活最初のテープカッターズの皆さんは左から以下の通りです。
- 県立歴史博物館 館長 小原清文
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
新潟支店 地域戦略室室長 渡部重樹 - 新潟県 副知事 橋本憲次郎
- NST 取締役経営企画本部長 兼 営業事業本部副本部長 高島裕介
- 新潟県立歴史博物館友の会 会長 鈴木重壱(以上、敬称略)
今年度から館長が変わってました。そしてこの3年の間に高島さんが着々とキャリアを積み重ねて取締役になってるぅ。
はいカットー。ひさしぶりのテープカットだったのでみんな動きがどことなくぎこちない。
はい開場ー。
伝える 災害の記憶
今回の企画展は大きく分けて以下の6章に分かれています。
- 第一章 京都・大阪の災害史
- 第二章 江戸の災厄と絵画
- 第三章 諸国の災害と復興
- 第四章 近代の災害とメディア
- 第五章 疾病との向き合い方
- 特別展示 近世・越後の地震
1章から5章まではすべてあいおいニッセイ同和損保所蔵の資料です。これらは元々は同和火災の廣瀬鉞太郎氏が収集したコレクションで、18世紀から20世紀初頭に日本全国で発生した災害に関する木版画や錦絵、写真や文書などが含まれます。
5章までは個人的に資料として活用するための写真撮影もOKです。被災地地域の地図などが多いので、あとで現代の地図と照らし合わせてみるものおもしろいかもしれません。
特別展示は主に江戸時代に新潟県内で発生した高田地震、三条地震、善光寺地震の3つの震災についての資料が展示されています。
こちらは撮影禁止なのでご注意ください。特別展示の資料は図録にも載っていないのでよく見て覚えろ!
図録は2,000円(税込)です。この企画展でしか手に入れることができないので気になっちゃった人は手に入れておきましょう。
また、期間中、資料の展示替えもあります。5/8までが前期展示、5/9以降が後期展示となっているので、リピーター割引(過去の半券提示で入館料が2割引になる)を使って何回も行くのもいいぞ。
SNSキャンペーンあります
企画展示室入口の記念撮影用バナー前で記念写真を撮り、#新潟県立歴史博物館 のハッシュタグを付けてSNSに投稿しましょう。その投稿を総合受付で見せるとオリジナル缶バッジがもらえます。
体験プログラム
企画展開催期間中の日曜日に体験プログラムが開催予定です。参加申し込みは不要。体験料も無料!(でも大きいお友達は歴博観覧料が必要です。)
「なまず絵」缶バッジを作ろう
最近定番になってる缶バッジ製作。SNSキャンペーンでもバッジがもらえますが、もしかしたら違う柄もあるのかも? 行って確かめてみて!
開催日は4/23、4/30、5/7の3日間です。受付は13:30から15:00まで。
クルリンまといスティックを作ろう
火消しアイテムであるまといをモデルにしたその名も「クルリンまといスティック」を作る体験プログラム。学芸員実習の一環で体験プログラムのために考えられたものだそうです。
開催日は5/14、5/21、5/28、6/4の4日間です。受付は13:30から15:00まで。
こちらが発案者である長岡造形大学4年生の八塩葉月さん。内覧会中、「火災の図」の前でなんか女子たちがキャッキャしてると思ったらまといスティック持って撮影会してた。