いまさら始める 大地の芸術祭2022 の歩き方です。はじめてでもこれで勝つる!
会期
会期は2022年4月29日(金・祝)から同年11月13日(日)までの145日間。2018年の51日間に比べると3倍近い期間になっています。
ただし、すべての作品がこの期間いっぱい見られるわけではありません。公開期間は以下の4つに大きく分かれており、作品によって公開される期間が異なります。
- GW:4/29〜5/8
- 春:5/9〜7/29
- 夏:7/30〜9/4
- 秋:9/5〜11/13
全期間通して鑑賞できる作品は全体の半分くらい。屋内展示は夏期間のみ鑑賞可能、もしくは夏期間以外は土日祝日のみ鑑賞可能というものが多いです。その上、今回は火・水曜日が「休祭日(休業日)」に設定されており、作品を見ることができません。どうしても見たい作品がある人は公開期間に注意してください。
作品点数
2022年度は常設210点(過去作品) + 新作123点の合計333点です。
作品によっては公開時期が限定されている場合もあるので、見にいく前に公式ウェブサイトやガイドブックなどで事前に確認しておくことをオススメします。作品の受付などで無料配布されている「公開カレンダー」でも確認できます。
鑑賞料は無料から数千円までいろいろありますが、屋内展示はだいたい有料(300円、500円くらい)で、屋外展示は無料で見られることが多いです。
作品鑑賞パスポート
必須ではないけれど、事実上必須アイテムになっている「作品鑑賞パスポート」。パスポートを提示することですべての展示作品を1回無料で見ることができます(イベントや一部の割引対象外作品は除く)。2回目以降は半額負担。
なお、以下の施設については3回まで入場できます(4回目以降は半額負担)。
- 越後妻有里山現代美術館 MonET(7/30〜9/4:1,500円、それ以外:1,200円)
- 鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(800円)
- まつだい「農舞台」(1,200円)
- 奴奈川キャンパス(500円)
- 越後松之山「森の学校」キョロロ(500円)
- 越後妻有「上郷クローブ座」、香港ハウス(600円)
作品鑑賞パスポートを持っていなくても個別で作品を見て回ることは可能です。ただ、パスポートがあれば無料・有料を気にする必要がない、その都度支払いをする必要がないなどのメリットを享受できます。何カ所か回るつもりならパスポートを手に入れておいて損はないはず。
パスポート料金
- 早期割料金
- 一般 3,500円
- 大学・高校・専門 2,500円
- 中学生以下 無料
- 通常料金
- 一般 4,500円
- 大学・高校・専門 3,500円
- 中学生以下 無料
会期は4月29日から始まっていますが、パスポートの早期割は7月29日(金)まで適用されます。
パスポートは現地で購入することもできますが、「楽天リーベイツ」経由で「アソビュー」にアクセスし、パスポートの引換券を購入すると楽天ポイント還元(+クレカのポイント還元)が受けられるのでオススメだぞ(2022年5月21日現在の還元率は6.0%)。
大地の芸術祭公式アプリ
大地の芸術祭公式アプリも配布されています。
大地の芸術祭2022 では(なぜか)電子パスポート機能(紙パスポートのように提示することで入場・入館できる機能)はありません。一方、電子スタンプラリー機能は実装されており、作品看板にあるQRコードを読み込むことでスタンプを集めることができます。
紙パスポートと違い無料でインストールしてスタンプ集めを楽しむことができるので、気軽に大地の芸術祭を体験することができます。無料で見られる屋外展示のスタンプを集めるところから大地の芸術祭を始めるのもきっと楽しい。本気になったら紙パスポートを購入して回ってください。
また、作品がGoogleマップ上に表示されるので、ガイドマップとしても有用です。紙のガイドマップだと場所がふんわりしてる作品も、アプリなら正確な場所がわかります。
感染対策
今回は作品を見て回るにあたり、最初に検温スポットでの検温し、リストバンドを受け取る必要があります。体温が37℃以上の場合、リストバンドを受け取ることができません(夏場は難易度高い気がする)。
主要な検温スポットは以下の通り。
- 十日町市総合観光案内所(十日町駅西口内) 9:00~17:00
- 越後妻有里山現代美術館 MonET(キナーレ) 9:30~18:00
- 松代・松之山温泉観光案内所(まつだい駅内) 9:00~17:00
- まつだい「農舞台」 9:30~18:00
- 越後妻有「上郷クローブ座」 10:00~17:00
そのほかの検温スポットについては公式サイトの以下のページにあるPDFを参照してください。
リストバンドはその日一日だけ有効です。作品鑑賞時、受付ではリストバンドに記入された日付を確認されます。
リストバンドは紙製なので、手首につけてると手を洗ったりしたときに濡れて切れたりしそう。手首よりはカバンなどに付けておいたほうが安心かもしれません。パスポートケースを購入して、紐にリストバンドを通しておくのもアリかも。
あると便利なもの
作品をまわるにあたり、ガイドブック(1,400円)、ガイドマップ(100円)、パスポートケース(500円)を購入しておくと捗ります。これらのアイテムは検温スポットや売店などで購入することができます。
新作だけ追いたい or とりあえず作品の場所がわかればいいという場合はガイドマップだけでも戦えます。
初めて回るならガイドブックがオススメです。「作品があるという場所に来てみたけど、どれが(どこからどこまでが)作品なのかわからん……」という場合(希によくある)にガイドブックなら作品の写真や絵が載っているのでとても助かります。
トレッキングスタイルが安心
芸術祭ということもあってか結構オシャな格好した人も多い印象。
でも、ガチで回るならトレッキングスタイル、あるいは野外フェススタイルがオススメです。熱い中を歩き回るので速乾素材の服ならなおよし。ラッシュガード的に使えるパーカーとかもあると安心。あと水分補給用の飲み物。
足下は基本的にスニーカーで大丈夫です。屋内展示は土足厳禁の場所も多いので、脱ぎ履きしやすいスリッポンやモックもオススメ。
逆に屋外展示は舗装路から突然ダートに変わったりすることがあるので、状況を見てトレッキングシューズなど防水機能のある靴に換装することが望ましいです。とくに雨のあと。今回はそんなにハードな場所はないと思いたい……。
軽自動車しか勝たん
まともに鑑賞して回ろうと思うと車がマストになる大地の芸術祭。しかし、その一方で中心部から離れるほど道が狭くなって運転難易度が急上昇するジレンマ……! 特別理由がなければ軽自動車が安心です。急勾配もままあるため排気量が欲しくなりますが、アクセルべた踏みでこらえてください。バイクで行くのもありだと思います。2ハンくらいの。
はりきってまいりましょう!
これまで会期は7月末から9月頭までの夏真っ直中の約2ヶ月間だけでした。今回は会期が延びたことでおだやかな気候の時期に回ることができるのでとてもありがたいです。
ここからの4ヶ月余り、どんどんスタンプを押してくぜ! 俺たちの戦いはまだまだこれからだ!