お彼岸の時期になると「カトウ食材」でまったく甘くない塩味のおはぎ(ぼたもち)が販売されるのです! 「おはぎは甘いもの」と思い込んで食べると脳がびっくりします。売られているということはどこかにそういう文化圏がある……?
それは2020年の春分の日のこと。頂き物のおはぎを食べたところ、全然甘くない! なにこれ塩味!? と、すごくびっくりしたのであります。頂き物だったためどこのお店のものかわからず……でももう一度あの味を確認したい! このへんであの人が行きそうなお店、そしてああいうおはぎが売ってそうなお店……
という感じでなんとかお店を特定しました! それは新潟県長岡市新産にある「カトウ食材 長岡店」。
秋分の日の午後にお店に行ったところ、ラスト1個を手に入れることができました。お値段は1個115円。売り場には「砂糖は入っていません」「塩だけです」と書かれたPOPが貼ってあり、間違って購入するのを防いでいる様子がうかがえました。(過去にクレームになったことがあるのでないかと思われる……)
開封。そうそうこれこれ! 砂糖入りの普通のおはぎと違い、ちょっと白っぽくツヤのないあんこなのです。でもじっくり見ないと気付きません。その結果、家族みんなで「……? 味がしない? ちょっとしょっぱい? なんだこれ!?!?」とパニックに陥ったのであります。甘いと思い込んで口に入れ、実際甘くなかったときの脳内のパニクり方は異常。
材料を見ると「もち米、うるち米、あずき、食塩」と完全に砂糖不使用です。塩風味あんこではなく塩あんこ。
味としては豆の風味がしっかり感じられ、煮豆を彷彿とさせます。おやつというよりおかずに近い印象です。
邪道だとは思いますが、すみません……砂糖をかけて食べることで脳が混乱することなく、比較的おいしく召し上がることができます。
情報、お待ちしております
とりあえず。甘い普通のおはぎと間違って購入しないようご注意ください! あと「これ甘くておいしいから食べてみてー」と差し出すのはおやめ下さい。家族間に亀裂が入ります。
春・秋のお彼岸の時期になると毎回売られている様子なので、ニーズはあるということ。ということはこの近く(長岡市近郊・新潟県内)に甘くないおはぎの文化圏がある? もし「〇〇地域では甘くないおはぎを食べるんですよー」的な情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ご一報をお寄せください!