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意外と簡単に見える!ISS(国際宇宙ステーション)を観察する方法

ネオワイズ彗星

 ISS(国際宇宙ステーション)を観察する方法とコツをまとめてみました! 日時と方角を調べ、あとは天気がよければみつけられる! はず!(写真はネオワイズ彗星の近くを通ったISS。)

 いつか見たいと思っていたISS。時間と方角さえわかっていれば簡単に見られることがわかり、最近は時間になるとふらっと外に出て観察しています。何回見ても楽しい。宇宙への興味が広がります。

ISS(国際宇宙ステーション)とは

地上約400キロメートル上空に建設された巨大な有人施設、国際宇宙ステーション(ISS)。米国・ロシア・欧州・カナダなど世界15ヶ国が参加する国際協力プロジェクトです。日本はその一部となる「きぼう」日本実験棟を開発し参加しています。

「きぼう」日本実験棟 – 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター – JAXA

 ISSの大きさは108.5m x 約72.8m、サッカーフィールドと同じくらい。90分ほどで地球を1周しています。ISSには日本の実験棟「きぼう」もあるため、「きぼうを見よう」として紹介されていることもあります。

ISSを観察できる時間帯

 ISSが見えるのは地上は暗く、ISSには日が当たっている状態の時。日の出前と日没後のそれぞれ2時間くらいが観察できる時間帯となります。そのタイミングでちょうど日本上空をISSが通過すると観察できる、という感じです。難しいことを考えなくてもJAXAが情報を出してくれるので、その時刻に空を見上げればOK!

 超ざっくりですが、ISSは日没後に見える期間が数日・見えない期間が数日・日の出前に見える期間が数日……という感じを繰り返します。夏場は20時前後または朝方の3時前後、冬場は18時前後または朝方の5時前後に見えることが多いです。意外と何回も見えるチャンスがきます。

ISSを観察する方法

「#きぼうを見よう」のページで日時と方角を確認する

#きぼうを見よう – 国際宇宙ステーションが見える予測日時をお知らせ

 ISSが観測できる日時や方角は「#きぼうを見よう」のページで確認することができます。自分の住む地域、または近くの地域の情報をチェックしてみましょう。この先10日分ほどの情報が掲載されており、観察しやすい日時も紹介されているのでとても便利です。

 目視予想情報は直前で変わる場合もあるので、観察前にいま一度時刻をチェック、観測時も前後数分の余裕を持って待機しておくのがおすすめです。

空が開けた場所行く

長岡まつり2019

 日時・方角を確認したら空が開けた場所に行き、ISSの通過を待ちます。とはいえISSは非常に明るいので、公園や住宅街のベランダからでも充分観測可能です。

空を見渡して動いている光を探す

 条件が良ければISSは夜空で見える一番明るい星くらいに光って見えます。ですので肉眼で観察が可能です。

 ISSは点滅せず、同じ明るさのままスーッと空を移動します。進む速さのイメージは飛行機よりもちょっと速いくらい。光が点滅している場合はたぶん飛行機です。

ISSをみつけるコツ

 はじめはちょっとみつけにくいので、複数人で空を見上げ、みつけたら場所を教え合うのがおすすめです。また方角にとらわれていると見逃してしまう場合があります。空を広く眺め、動いている星(光)を探す感じにするとみつけやすいです。

 「読書の時だけ、運転時だけ眼鏡をかける」という人は眼鏡をしておいた方が良いです。ISSは裸眼でもみつけられますが、眼鏡があったほうがよりくっきり見えます。なにより、夜空に見える星の数が全然違います。

そんな感じ

 上でも書きましたが、ISSは数日または数週間おきに観測できるタイミングがきます。見逃してしまったり、天気が悪かった場合は次のタイミングを待てばOKです。情報に注目し始めると「意外と見えるチャンスがいっぱい!」となります。

ネオワイズ彗星
ネオワイズ彗星を撮影(長時間露光)したときの写真。彗星左下の線は人工衛星だと思われます。

 ISSが見える時間帯はほかの人工衛星が見える時間帯でもあります。星の中をスーッと移動する光る物体があればそれは人工衛星かも!

 そんな感じで時間さえ調べておけばISS観察は難しくはないです。事前に調べて、空を見上げてみてくださーい!

参考

「きぼう」のつくりかた: 国際宇宙ステーションのプロジェクトマネジメント

  • メーカー:地人書館
  • カテゴリ:単行本(ソフトカバー)
  • 発売日:2018/05/08

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