
冬になるとたまに水道管が凍って水が出なくなることがあったので、水道管の保温チューブを確認してみることにしました。
現状確認

真ん中の白い管が台所の混合栓につながっている水道管です。一見したところ、ちゃんと保温チューブもしてあるし問題なさそうに見えます。

しかし、よく見ると保温材の接続部に大きな隙間ができてました。どうやらこれが冬に水が凍る原因っぽいです。
年月を重ねるうちに地面がさがって、それとともに保温チューブもさがり、結果、このように隙間ができてしまったようです。この10年で大きな地震が2回もあったし、地面が下がっても不思議はないかもね。

一部破れもありました。でもこれはそれほど影響は大きくなさそう。
交換準備

まずは必要な保温チューブの長さを計測。保温チューブは10cmくらい地面に埋めるので、地面からの高さ + 10cm が目安です。今回はだいたい1mくらい。

つづいて水道管の径を計測。約22mmでした。
なお、JISでは配管の径について「A呼称」「B呼称」という呼び径が定められており、商品によってはA呼称(またはB呼称)しか表示されていない場合もあります。
一般家庭でよく使われてそうな径とそのA呼称は以下の通りです。
A呼称 | B呼称 | 外径/mm |
---|---|---|
8 | 1/4 | 13.8 |
10 | 3/8 | 17.3 |
15 | 1/2 | 21.7 |
20 | 3/4 | 27.2 |
25 | 1 | 34.0 |
よって、今回保温材をつける管は 15A ということになります。

調達した新しい保温チューブ「サーモガードパイプ (15A x 1m)」。コメリで480円(税込)でした。
交換作業

最初に古い保温チューブを取り除きます。わたし、脱いだら細いんです。

地面を10cmほど掘り返します。保温チューブを地面ピッタリで施工すると地表面の冷気が水道管に伝わって凍り付く可能性があります。これを防ぐため、ちょっと掘り返して保温チューブを10cmくらい埋めるように施工します。
掘り返すときに水道管にダメージを与えないように気を付けましょう。水が吹き出ます。

あとはそこに新しい保温チューブをとりつけるだけです。

ただ、うちの場合、1mだとちょっと長さが足りなかったので、元々ついてた保温チューブを切り出して足りない分を補いました。

保温チューブをとりつけたらシールでつなぎ目をとめます。昔みたいに保護テープでグルグル巻きにしなくていいのすごいラク。めっちゃ簡単。技術革新バンザイ。

念のため、シール部分にビニルテープを貼り付けて補強します。

エルボ部分とのつなぎ目もビニルテープを巻きつけて隙間を埋めます。

最後に掘り返した土を埋め戻したら作業完了です。
今度の冬はこれでかつる

水道管が凍って出なくなった記憶のある人はあたたかいうちに直しておきましょう。「あとで……」なんて思ってるとあっというまに冬が来て、また水道が凍るぞ。
しかし、年々凍りつく温度が上がってきてる気がしていたのですが、たぶん年々隙間が広がってたんですね……たまに裏に回って確認しなきゃだなと思いました。効果のほどはこの冬に報告したいと思います。覚えていたら。
参考
ガオナ(Gaona) これエエやん 保温チューブ 1m 10本 (断熱材 給水管の凍結防止 取付簡単) GA-KE027 10入
- メーカー:ガオナ(Gaona)
- カテゴリ:Tools & Hardware