関越道・越後川口サービスエリアをよく利用するのですが、ここに貼ってある新潟県内のイベントをまとめた手書きポスターがすごいのです。限られたスペースにきっちり情報を入れ込む独自の書体、そして装飾もかなり凝っています。是非みんなに注目して欲しい!
はいこちらが越後川口SA(上り)です。
ポスターは自動販売機、そしてニシキゴイ水槽の近くにある「地域ふれあい情報」の掲示板に貼ってあります。
はいどーん!
使われている画材はポスカなどの模様。(ポスカ、ちょっと懐かしい。)「2」の文字に重なる「2020」の文字がステキ。
「雪」の文字の中にあしらわれた雪だるま。色を使い分けることで立体感も付けられています。
そしてなによりもすごいのがこの文字! 圧縮陳列ならぬ圧縮書体とでもいいましょうか、ぎゅっと潰したような細長い独特の文字で書かれているのです。ひらがなは小さめ、漢字や固有名詞は大きめにすることで省スペースと読みやすさを両立。限られたスペースにこれだけの文字を詰め込むこの技術、すごい! ファンです! 大好きです!!
今回は文字の中にミッキーのような模様が。文字の色を途中から変えることで模様を浮き上がらせています。これはもう職人技。
おまけ。小雪で中止・変更となったイベントに付箋が貼ってありました。これも同じ人が書いたと思われます。
もうお気付きのことかと思いますが、月ごとのイベントカレンダーなのでこれが毎月書き換えられるのです。そう、毎月新作が登場! 1枚書き上げるのにかなりの時間と手間がかかると思われます。これだけのものを毎月書くの、すごくないですか……
自分の記憶では少なくとも10年以上はこの手書き書体のポスターが貼ってあるように思います。前はテーブルの上にもミニポスターがあったような気も? 書いている人は1人なのか、それとも複数人にこの書き方が継承されているのか、どんな人が書いているのか気になるー! と思っていたら。
インタビューした記事があった!
インフォメーションコーナーの人が30年以上書き続けているらしい
ポスターを制作しているのは、越後川口SAインフォメーションに勤務する水落裕子さん。特にアーティストというわけでもなく、通常業務を行う職員さんだ。
ご好意でポスターの制作現場を見せていただけることになった。まずは、もっとも聞きたかった「圧倒的な文字量」のことからお聞きした。
圧倒的情報量、そして超絶技巧の手描き文字ッ!サービスエリアの神ポスターに迫る|な!ナガオカ
「変に真面目なものですから……(笑)気がつけば30年以上も続けてきました」
圧倒的情報量、そして超絶技巧の手描き文字ッ!サービスエリアの神ポスターに迫る|な!ナガオカ
というわけで書いている人、書き方は上記の記事に詳しく載ってました! 30年以上ひとりで書いていたのかー! そして越後川口SA(下り)でも見られるそうですよ! そちらはガラスケース内に展示されているため、ケース内での見え方も考慮して書いているとか! 行き帰りで見比べる楽しみができてしまったぁー!!
そんな感じ
これはもうひとつの名物。これを鑑賞するために旅行する価値がある卓越したポスター。越後川口SAにお立ち寄りの際は是非このポスターを探してみてください!