結婚しておおむね半年を経た感想です。
ゆたか:としこから結婚のお祝い届いた。ありがとう、そしてありがとう。
ちはや:なんだかんだでいろんな方からお祝いをいただいている。まだの人は急げ!
ゆ:煽ってくスタイル。
ち:とはいえ、入籍は1月1日に発表したものの、実際には昨年8月にもう入籍してたのでそこそこ長く過ごしていたりする。
ゆ:それ以前に10年くらい一緒にいるわけだが。ここだけの話、昨年、妹様がご帰省なされたとき、「いい加減結婚したほうがいい」的な苦言を呈されていたのである。
ち:独り身のお兄ちゃんに耐えきれなく……
ゆ:ヤメテ……ヤメテクレメンス……
ち:私は聞いてないからご実家で言われたのですね。
ゆ:親よりも先に言われるとは思わなんだ。
ち:根回しがあったと思いたい……ご心配をおかけしました。
ゆ:あの時点で内々に結婚の機運は高まっていたりはしていたのだが、まだそんな確定事項でもなかった(し、それよりもちはやのお家解散のほうが問題としては大きかった)ので苦笑いしかできんかったのである。
ち:まぁなんだ。家がなくなるから新しい家確保のために結婚した! 住み着いた! 岡本家迷惑www
ゆ:屋根裏に住まう謎の生物と一緒に駆除するしか
ち:借家返却というなんとも言えない理由で結婚してしまってぐぬぬ……と思っていたけど、ほかにも家の事情で結婚を決めたという人がいたのでちょっと安心しました。
ゆ:だれだっけ。D介?
ち:名前を出すでない。(否定はしない)
ゆ:D介と言えば、あの焼肉のとき「なぜ幸せそうな既婚者が少ないのか」という話題がちらっと焼肉プレートの上にあがって炭と化していった。前からなんとなくそれは感じてはいたのだが、貴様らもそう思っていたのかと同志を得た気持ちになった。
ち:そして結婚生活に問題を抱えていそうな人ほど「結婚しないの?」と言ってくる件について。(デーン! デンデン! ドン! ドドン!) ※身内からの圧力は除く
ゆ:それな。わりと夫婦円満っぽい人は「結婚しないの?」とは聞いてこない印象がある。夫婦円満な方はそういう形式的なものはどうでもいいと思っているのかもしれない。
ち:あーそれありそう。
ゆ:それともあれだろうか。実は円満っぽい夫婦からも言われていたのだが、その場合は「ですよねー」と思ってあまり印象に残らない一方、夫婦不円満の人から言われたときは「だったら先輩たるあなたが結婚したくなる手本を示してプリーズ」という気持ちのしこりが残っていった、というだけなのだろうか。闇。
ち:「不円満」という新ワード。円満な人は「一番楽でいいよねー」「タイミングだよねー」的なニュアンスで話してくる印象。それに対して不円満な人から感じる必死さ。
ゆ:必死さwww ……わかるわ(真顔)
ち:たぶん、不円満な人は「関係性というものは不安定なもの」=「だから早く紙を提出してしまったほうがいい」という思いが根底にあるのではないかと。その反面、円満な人は「関係性は安定しているもの」=「急がなくてもいいんじゃない?」っていう考え方の違いがあるのかなーと。
ゆ:なるほど。不円満な人は常にパートナーの裏切りや見限りのリスクにおびえていると。結婚制度はそのリスクに備えるための契約であるとみているフシがあるということですかな? しかし、ではそんな不安を抱えながらも結婚生活を継続する意味とは。手段と目的が入れ替わってしまっているのでは?
ち:現代社会において結婚しないという選択もなかなか大変ですからねー。結婚して一人前という風潮は根強いですし。手段と目的が入れ替わるのも致し方ないことかと。
ゆ:たしかにかつてよりは寛容になりつつあるとはいえ、現代社会においても「結婚」というのは半ば義務めいたところがありますからね。とくに地方に生きるものにとっては。この上離婚などということになれば多少の波風も起きますし、多少の不満があっても「死ぬこと以外はかすり傷」の気持ちで現状の結婚生活を維持するほうが社会的な損失を最小限にとどめられる、という見方はあるかもしれませんね。
ち:そういえば20代で結婚ラッシュが、20代最後〜30代の最初にかけて離婚ラッシュなかった?
ゆ:オレの同級生、この10年くらいの間に知らんうちに結婚して、子供できて、離婚して、フィリピン嫁と再婚してた。ソースはご近所ネットワーク。
ち:ひとり怒濤のラッシュ。
ゆ:怖くて本人に確かめられない。
ち:昔より離婚しやすくなったのはいいことなのかも、とは思っている。そうそう、ちょっとショックな話を聞いたんだけどさ……子供が複数人いるからって幸せな結婚生活を送っているとは限らないらしいのですよ……
ゆ:え、どういうことこわい。夫婦円満だから子供が多いんじゃないの。
ち:「○○ちゃんち、子供生まれたんだってー! 何人目だっけ? 仲いいねー!」って思うじゃん?
ゆ:思う。
知人(2児の母):子供生むとさ、1〜2年は子供中心でいられるし、自分の味方になってくれる気がするんだよね。たまに母子家庭の補助とか検索して、あ、これ別れた方が楽かなーとかも考えるよハンッ
ち:っていうのを聞いた……自分側の人間を増やすために生んでる側面があるっぽい……
ゆ:なにそれなにその考え方こわいこわいこわいこわいこわい!!
ち:この場合、旦那(および旦那の家族)が敵なのよね……結婚ってなんだろうね……
ゆ:もうやめてぇぇええ!! オレの精神が耐えられアガガガッッッガガガガガg(ブクブクブクブク)(泡吹)(白目)
ち:私を信用して心のうちを話してくれた知人に感謝すべきか、はたまたこれがもう当たり前な感覚なのか。
ゆ:そういえば……そんなに仲良くなさそうなのに子供多い夫婦……いるよね……あれすごい謎だったんだけどもしかして……もしかしてそういうことなの……?
ち:もうやめろぉう! 普通に仲のいいご家族もいるから! そう見えるだけで本当は幸せなご家庭も多いから!!
ゆ:そうなんだろうか……仲が良いふうに装っているだけなのでは……? もうなにも信じたらいいのか……
ち:なんなら旦那さんだけは「うち超仲良し!」って思ってる可能性もある。
ゆ:ウァアアアァアアガガガガガガ!!! 嫁の裏切り・見限りにおびえて生きてるほうがずっとマシに思えてきたYO!!
ち:多くの旦那さんを疑心暗鬼にさせてしまった。すまんな!
ゆ:結婚なんてしないほうが正解なんや……「結婚しないの?」という言葉は自分と同じ境遇の仲間を増やしたいだけの言葉だったんや……
ち:それでも協力して子育てはしているわけで。好き・嫌いを超えた先にある形とも言えますね。
ゆ:子育てに協力しても、その子供、あなたの味方になるとは限りませんよ。将来の敵を育てるお手伝いをしているだけですよ。それはカッコウの子供ですよ。気を付けてください。
ち:不倫板とか見てると「托卵」とか少なくないっぽいよね。
ゆ:なんなのヒト科はいつから鳥綱に属するようになったの。
ち:まぁ結婚と子育てはまた別ですから。みんな愛し合っていた頃があるんです……あるはずなんです……あと相手のご家族! ここも重要!! 前述の知人も、旦那に対する感情よりも旦那家族に対する感情で私兵を育てているフシがある。
ゆ:あー。旦那はいい人だけど旦那の家族がひどくて離婚とかたまに聞きますね。フィリピン嫁の同級生も最初の離婚原因は嫁と姑の関係だったらしいですし。ソースはご近所ネットワーク。
ち:「旦那が旦那親の味方をしたら諦めろ」って土田先生が言ってた。
ゆ:あー。
ち:あ、あとネットで見たんですけど、「妻に内緒で家賃3万の部屋借りたったwww」みたいな旦那さんもいたりするらしいですよ。仕事帰りにその部屋でカップラ食べたり、ガンプラ作ったり、奥さんには出張の予定を1日多く申告してそこに一泊したり。それが癒しの時間になるとか。
ゆ:「閉ざされたドアの中だけが私になれる場所」って竹内まりやも言ってたけど、そういう方向ではないと思うんだ……
ち:帰宅前にコンビニに車停めてゆっくりしている旦那さんも多いと聞きますし、その派生ですねきっと。
ゆ:満喫ではダメなのか。
ち:あの開放感は部屋じゃないと味わえないんでしょうね……(若干の理解を示しているタイプ。)
ゆ:まあ、満喫にガンプラ置いておけないしな……かといって家にガンプラ置いとくと嫁と子供に売られたりするらしいし……その様子をテレビで放映されたりするらしいし……
ち:……なんかもう救いがないですね。書いててつらくなってきたよパトラッシュ。
ゆ:今のうちにしれっと離婚しておこうかな……実印あるし……
ち:あーでも離婚するのもめんどいなー……
ゆ:こうやってなんで結婚したのかわからない夫婦が生成されていくのか……そのうち子供が増え出すんだこわい! しかも半分くらい心当たりがなかったりするんだタスケテ!!
ち:増殖☆増殖☆
結婚ウォーズ ep2
〜 子供の攻撃 〜
衝撃のラスト50年をキミは目撃する。
ゆ:もうだめだ
ち:老後も心配しかない。
ゆ:悪いことは言わない。まだ結婚してない人はそのままでいるんだ。そのほうがきっと幸せに死ねる。
ち:「結婚しないの?」ではなく「え? 結婚しちゃうの??」って聞く人間になればいいのか!?
ゆ:(結婚)するんじゃねぇぞ……オレもしねぇからよ……(既婚フラグ)
ち:パンパンパン