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話半分で受け取ってください。

とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。

TP-LinkのWi-Fiルータ「Archer C7」を買ってみた

tp-link Archer C7

 ふとしたきっかけでネットのスピードテストをしてみたら、有線とWi-Fiで回線速度が10倍も違うことが判明しました。もしかしてうちのWi-Fi遅すぎ……?!
 というわけで、TP-LinkのWi-Fiルータ「Archer C7」を買ってみたよ! Amazonのサイバーマンデーのタイムセールで!

 あんまり聞いたことのないメーカーですが、海外ではメジャーな通信機器メーカーらしいです。価格のわりに速度が速いという噂を耳にしたので、サイバーマンデーのタイムセールを監視し続けること3日目。ついに最終日のタイムセールに出現したので光の速さでポチった! 6,798円は過去最安値。

 現状、C7には2016年モデルと2017年モデルがありますが、2017年モデルには以下の新機能が追加されています。

  • 「DFS機能」と「障害回避機能」の搭載
  • 無料TPDDNSサービス対応
  • クラウドサービス「TP-Link Cloud」対応

 それぞれの詳しい内容については以下のTP-Linkのページを参照ください。

開封と設置

tp-link Archer C7

 箱の中身はこんな感じ。同梱されている取説は「簡単設定ガイド」のみです。ただ単に使い始めるだけなら簡単設定ガイドだけでも大丈夫といえば大丈夫。

tp-link Archer C7

 本体のほかにはアンテナx3、ACアダプター、LANケーブル(cat5e)が入っています。本体はB5ノートくらいのサイズがあります。

tp-link Archer C7

 背面。

tp-link Archer C7

 青色がWANポート、オレンジ色がLANポートです。LANポートはギガビット対応してます。

tp-link Archer C7

 USB2.0端子も2つあります。ここにHDDやプリンタを接続することでネットワーク共有できるようになるとか。うちはHDDもプリンタもすでにネットワーク対応しているため、このUSBを使用する機会がなく詳細不明。
 あと、日本のWi-Fiルータではあんまり見ない電源ボタンがあります。

tp-link Archer C7

 本体底面には壁掛け用の穴もあります。

ルータの設定

tp-link Archer C7

 なんなら電源いれてArcherのWANと光のルータをつなげばすぐに使い始められます。ただ、初期状態だと管理者パスワードが設定されていない状態なので、とりあえず管理画面にアクセスしてパスワードを設定しておきましょう。
 LANケーブル(またはWi-Fi)でArcherと接続し、ブラウザで「tplinkwifi.net」にアクセスすると管理画面に入れます。「Tether」というアプリを使えばスマホからも設定できます。

気になる通信速度

 有線とArcher C7、そして参考にこれまで使用していたBUFFALO WCR-1166DSの通信速度を測ってみました。ルータはブリッジモード(アクセスポイントモード)で、Wi-Fiの測定結果は全部11nです(手元に11ac対応端末がない……)。また、測定に使用したのはGoogleのスピードテスト(Googleで「スピードテスト」を検索すると出てくるやつ)です。

有線

No下/Mbps上/Mbps
1350.4171.7
2131.0231.7
3150.0168.9
Av.210.5190.8

 さすがの有線。測定ごとのボラが大きい気もしますが、おおむね3桁Mbpsをキープ。普通の使い方ならこれで特に不便はないのですが、しかし、1Gbpsをうたってる回線でこの速度はなんとも釈然としないものもあり……

BUFFALO WCR-1166DS

No2G5G
下/Mbps上/Mbps下/Mbps上/Mbps
17.0689.720.290.1
210.588.623.887.8
310.985.726.891.6
Av.9.588.023.690.0

 これまで使用していたWi-Fiルータ「WCR-1166DS」の数字。下りの速度が有線の1/5〜1/10になっています。しかし、上りに比べて下りがやたら遅くなるのもなんか変な感じもします。なんか設定がおかしいのかしら?

TP-Link Archer C7

No2G5G
下/Mbps上/Mbps下/Mbps上/Mbps
138.798.372.9211.9
239.392.972.4192.2
350.5107.480.3202.7
Av.42.899.575.2202.3

 Archerの数字。WCR-1166DSと比べると2〜3倍の速度が出ています。5GHzの上りに至っては有線とほとんど同じような速度が出ています。

 なお、推奨利用環境はArcher C7が戸建て3階、利用人数8人(24台)であるのに対し、WRC-1166DSはワンルーム〜2LDK、利用人数2人(6台)となっております。実売価格も倍くらい違うので、まあ、数字は参考程度に捉えてください。
 とはいえ、同じ環境で通信速度が倍以上違うのは大きいぞ……!

到達範囲

WCR-1166DS

 まずは参考までにWCR-1166DSの2.4GHz。平屋の3部屋で測定し、画像左側がルータの置いてある部屋です。測定ポイントの間隔は約5m。
 見ての通り、部屋を出ると一気につながらなくなります。壁を1枚はさむごとに電波の強さが半減する感じです。推奨利用環境が「ワンルーム〜2LDK」となってるのでまあこんなものかという感じではあります。

Archer C7

 こちらはArcher C7の2.4GHz。外付けアンテナ3本はダテじゃない!

 一方、同じArcher C7でも5GHzだとこのザマ。外付けアンテナ3本はダテか! 推奨利用環境に「戸建て3階建」とあるのですが、5GHz帯が使用できるのはWi-Fiルータが設置してある部屋に限ると考えたほうがいいかも。

おおむね満足

tp-link Archer C7

 Archer C7は実売価格で8千円くらい。機能的には日本メーカーの1万円オーバーのWi-Fiルータと遜色ありません。管理画面などのデザインもモダンで、日本メーカーによくある2000年代初頭の業務用ソフトウェアみたいな管理画面にはもう戻れないっ!

 同梱されている取説が素っ気なすぎてサポートが薄いような印象を受けるかもしれませんが、サイトではぼちぼち最新の情報が更新されているのでわからないことがあったらとりあえずググってみましょう。また、ファームウェアのアップデートで機能が追加されることもあるので要チェック。最新のアップデートではWANポートに繫いだままブリッジモードに切り替えることができるようになったぞ!

参考

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