
新潟県立歴史博物館で4月23日(土)から来年6月5日(日)まで開催される春の企画展「おふだにねがいを-呪符-」の内覧会に行って参りました。

恒例のテープカッターズ紹介。左から
- 新潟県立歴史博物館 館長 矢澤健一
- 新潟日報社 長岡支社長 渡辺雅明
- 展示協力 井ノ上ふき
- 新潟県 副知事 北窓隆子
- 千手院 副住職 関賢純
- 展示協力 遠藤麻理
- NST 取締役放送企画本部長 古塩充
- 新潟県立歴史博物館友の会 副会長 星野紀子 (以上、敬称略)
となっております。

はい、カットー。
花を2つもゲットするとはさすが副住職、徳が高い。
呪符は呪符でもおまじないの呪符

「呪符」というと「人を呪う」的なイメージを思い浮かべてしまう根暗人間です。しかし、今回の「呪符」はどちらかというと「お呪い(おまじない)」的な呪符が多く展示されています。

その多くは災いを避けたり病気を治したりといった自分を守るための呪符です。実際のところ、多くの人は今を生きることに精一杯で、人を呪うなんてのはある程度生活に余裕のある人が思いつくことなのかもしれません。



県内各地で見られる呪符文化もまとまっているので、この企画展を見てから実際に現地に足を運んでみるといいかも。また、同じようなアイテムが別の地域でも見られたり、茅の輪のように蘇民将来にまつわるアイテムが使われていたり、文化のつながりをひもといてみるのもおもしろいと思います。
急々如律令はA.S.A.P.

陰陽師なんかが呪文で使う決まり文句「急々如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)」は、もともとは古代中国の行政文書で「速やかに命令を実行しろ」という意味の定型句として使われていたものだそうです。というわけで、これから文書やメールなどでは【至急】ではなく【急々如律令】と書いていくスタイルにしたいと思います。
ところで今回の企画展、企画展名やポスターのイメージから「これ怖いヤツだ……!」と思っている人もいるかもしれませんが、実際にはほとんどがおまじない系で呪詛系は(見た限りでは)ありませんでした。怖いの苦手な人も安心です!
参考
- 新潟県立歴史博物館公式サイト | Niigata Prefectural Museum of History
- icoro : 「雲洞庵」に行ってきました
- icoro : 雪の真福寺で木喰の仁王像に出会った
- icoro : 弥彦神社の夏越しの祓に出かけてみた
- icoro : いまさら聞くに聞けないテープカットのやり方