
毎年1月6日から7日にかけて群馬県高崎市の「黄檗宗少林山達磨寺」で夜通し開催される「七草大祭だるま市」に行ってきました。夜通しというのにテンション上がる! だるまと招き猫を購入!
七草大祭だるま市とは

だるま市は群馬県高崎市鼻高町にある「黄檗宗少林山達磨寺」の境内を会場に、毎年1月6日の正午頃から翌7日の昼過ぎ(14時頃)まで夜通し開催されます。各テントにたくさんのだるまが積まれ販売されている様子は直売会という感じ。この他、熊手の販売もあり。屋台(露店)もたくさん並ぶので冬のお祭りという印象も。毎年21万人が訪れるそうですよ!(入客数は高崎観光協会を参考にしました。)
いざ、だるま市へ

夜通し開催されているということなので、仕事後に仮眠をとって夜に出発。1月6日頃といえば新潟はそこそこ雪の時期。高速道路をひた走り、関越トンネルを抜けて夜中の1時頃に到着しました。冬なのに星空が見える!
駐車場

学校のグラウンド等を利用し、会場である達磨寺の周辺数ヶ所かに臨時駐車場が設けられています。2014年の駐車料金は1台1,000円。看板が出ているので近くまで行けば迷わず行けます。
ただし自分達が行ったのは夜中過ぎだったため、臨時駐車場も営業終了状態でした。誘導もなかったのでちょっと迷ってグルグル……サイトに臨時駐車場情報と交通規制情報が書かれたマップが掲載されているので、行く前に確認しておくのがおすすめです。
達磨寺へ!

無事に駐車完了。歩道橋を渡り、達磨寺に向かって歩きます。写真で伝わる通りもう人がほとんどいません。聞いた話によると夜はものすごく混雑するものの、22時過ぎには人出はかなり落ち着くそうです。夜通しということでがっつり真夜中に来ちゃったてへぺろ☆

最初に現れるのが「古いだるま お札納め所」。

役割を終えただるま達が積まれています。来年は自分たちもここに納めにくるのかも。ここに納めることができるのはだるま、お札、お守りのみ。ビニール袋や紙袋はお持ち帰り下さいとのことです。

だるま納め所から少し歩いた所に山門があります。立派な山門ですねー。

山門をくぐると長い階段があります。混雑時はこの階段いっぱいに人が並ぶとか。もちろん入場制限が行われるそうです。なお、お寺内は一方通行でうまく人が流れる動線になっているため、帰りにこの階段は通りません。

階段の途中にある寺務所。帰りにお守りを買いました。階段をもう一段上れば本堂(だるま販売場所)に到着です!
本堂とだるま販売所

階段を上りきった所に本堂があります。これまた立派。

本堂の周りを囲むようにしてだるま販売所が並んでいます。だるまがいっぱい!

ぐるっとだるま屋さん。閑散としてますが、数時間前は人でいっぱいだったはず。これはこれでゆっくり買い物を楽しめます。

熊手の販売もありました。
いざ、だるまを購入!

だるまはテントによって販売者が異なる感じ。これだけ並んでいるとどこで買えばいいかわからなくなる……と思いつつも、感じよく声かけてくれるとこで買っちゃうわけです。そんなわけで「群馬県達磨製造協同組合」さんのところでだるまを買うことにしました。
だるまに値段はついていない

いろんなサイズのだるまがポンポンと置かれており、それらには値札は付いていません。だいたいの相場はあるものの値段はない感じです。「値段の交渉を楽しんでみては?」「〇〇円まで値切りました!」みたいに書かれていることもありますが、お正月のご祝儀価格という感じでお互いに気持ちよく買える値段で購入するのがだるま市を楽しむ秘訣なのではないかと思います。これぞwin-win. ってやってるとおまけしてくれたりする。そして来年は新潟の地酒持って行く約束をした。

だるまだけを買いに来たつもりが招き猫を発見! 一般的な陶器製の招き猫とは違い、だるまと同じ技法(木型に和紙を貼る張り子)でできています。おっちゃん招き猫も!
そんな感じでだるまと招き猫を無事にゲットしました!
だるま魂入れ 開眼

事前調査で知識を得ていた「開眼(かいげん)」をお願いすることにしました。本堂にいるお坊さんにだるまを渡すと、祈祷をし、お札を貼って小さく目を入れてもらえるのです。1体300円。


ありがたやー。
屋台などなど

本堂を過ぎた所では屋台が軒を連ねています。お祭り感が漂っていて良いです。ただし真夜中のためほぼ閉店してました。ぐぬぬ。

開いてたら間違いなく買っていたであろう焼きまんじゅう。うまいよ! 大好きだよ!

真夜中でも(たぶん夜通し)やっている屋台もあり。

そんな感じで駐車場へと向かい、帰路につくのでありました。
買ってきただるま

だるまと招き猫をあわせて5つ購入してきました! 一番大きいものは仕事場用、中くらいものは自宅用、小さいものは知人へ。これで5,000円。高いのか安いのかわかりませんが、遠方から来た旨を伝えたらグロンサンx2ももらいました。ありがたやー。
ちょっと調べたら大きいもの(たぶん3号サイズ)で3,000円くらいするらしい。お得でした!

招き猫は後ろ姿もかわいいのです。

開眼で入れてもらった点を広げるようにして目を入れました。

今日もスピーカーの上から僕らの仕事を見守ってくれています。
いいだるまを買うコツ
お店の人との会話を楽しもう!

行ってみて&買ってみて気付いたことまとめ! です。上でも書きましたが、だるまには値段が付いていません。〇円くらいで〇個欲しい! これくらいの大きさのが欲しい! おいくら!? もう一声! よしそれで! という感じでお店の人との会話を楽しむ感じで行くと良いと思います。お客さんも景気良くいくといいんじゃないかと!
(まぁあれです。最初に言われた値段はちょっと高めになっているので、そこで一回下げてもらった値段がだいたい適正価格です。もう一押しするかどうかは自由だー! もしくはもう一個付けてもらうとかー。)
書かれている文字もチェック!

「大願成就」「家内安全」「交通安全」「商売繁盛」等、だるまに書かれている文字はそれぞれ異なります。これ、じつは帰ってきてから気付きました……同じサイズであっても文字が書かれていない場合もあり。「家内安全のが欲しいんですけども!」という感じで店員さんに探してもらうと良いです。「文字が入っている中で一番小さいサイズ」等の相談もおすすめ。
だるまのヒゲと眉毛は鶴と亀を表していると言われますが、これもある程度大きなサイズのものからだそうですよ。これも店員さんに教えてもらいました。
だるま・招き猫の個性を見極めよう!


だるまはひとつひとつ手作りのため、顔つきや模様、眉・ヒゲの書き方がけっこう違います。製造している場所によって流派(?)の違いも垣間見えたり。見比べるとなかなか面白いです。

招き猫にいたっては形が違っていたり、顔が全く違ったりととっても面白いです。じっくり見て、自分好みのだるま・招き猫を探してみましょう!
そんな感じで今年もいくかも!

新しいだるまをゲットしに、そしておっちゃんに地酒を持って行く約束もしたので今年も行ってこようかと思っています! 今度はもうちょっと早めの時間に行って屋台(主に焼きまんじゅう)も楽しんできたい所存!