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話半分で受け取ってください。

新潟県立歴史博物館 2014 冬期企画展「遺跡が語る新潟県の歴史」の内覧会に行ってきた

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史

新潟県立歴史博物館で12月20日(土)から来年3月22日(日)まで開催される企画展「遺跡が語る新潟県の歴史」の内覧会に行って参りました。今回の企画展は無料です!

 今回は来賓にJR東日本とNEXCO東日本の方が来ていたのが印象的でした。遺跡と道路工事は切っても切れない間柄。

 それでは恒例のテープカッターズです。

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史

 左から

  • 新潟県立歴史博物館 館長 矢澤健一
  • 新潟県立歴史博物館友の会 会長 鈴木重壱
  • 新潟県考古学会 会長 寺﨑裕助
  • 新潟県教育委員会 教育次長 中山道夫
  • 新潟県埋蔵文化財調査事業団 専務理事 土肥茂 (以上、敬称略)
となっております。目線ありがとうございます!

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
ハイ、カットー!
新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
開門。今回はいつもと出入り口が逆でした。

越後国域確定1300年記念の総まとめ

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史

 今回の企画展は「越後国域確定1300年記念企画展」として新潟県埋蔵文化財センターで平成24(2012)年から3年間にわたって開催されてきた3つの企画展

  • 遺跡が語る古代のにいがた -越から越後・佐渡へ- (2012年)
  • 遺跡が語る弥生・古墳時代の越後 (2013年)
  • 遺跡が語る縄文時代の新潟県 (2014年)
の総まとめの企画展となっております。ちなみに越後国の範囲が定まったのは和銅5(712)年とされています。

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史

 そして、なんと今回の企画展は入場無料です! これまで常設展の料金で企画展も見られるという、実質無料方式はありましたが、「企画展が無料で見られる」というのは自分が知っている限りでは今回が初です。

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史

 それだけではなく、なんと写真撮影も可! あの土器も石棒もばっちり撮影出来ちゃいます。ただ、展示室内はちょっと照明が暗いので、キレイに撮るのは難易度高いかもです。(暗いからと言ってフラッシュ焚いちゃうのはNGなんだぜ!)

展示内容の一部

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
南魚沼市 五丁部遺跡で見つかった足つきの珍しい縄文土器。
新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
接着剤として使われていたアスファルト。この他に漆を使った道具も縄文時代には使われていました。
新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
縄文中期に一体なにがあったのか。
新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
新発田市 青田遺跡で発掘された木柱が発掘されたときの配置で展示されています。
新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
平安時代頃の施釉陶器。よくわかんないけど釉薬が登場すると若干テンション上がる。
新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
「謎の古地図」の時にも展示されていた「石井庄文書」も登場。もともとは東大寺にあったらしいのですが、何らかの理由で外に流出したものと考えられています。そのまま東大寺にあれば国宝になっていたかも、という複雑な事情を抱えた巻物です。

ヒマがあったら歴博に

新潟県立歴史博物館 - 遺跡が語る新潟の歴史
ダラダラ展示見てたらいつの間にか閉じこめられていた。

 雪に閉ざされる冬の企画展は例年低価格で提供されているのですが、今年はついに無料に。これまで埋蔵文化財センターで開催されてきた企画展を見てきた人も、今始めてそんなのやってたことを知った人も、この企画展は行くしかないでしょう。
 無料配布されている企画展資料3冊も良くまとまっていてオススメ。数量限定なので欲しい人はお早めに!

参考

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