スヌードを作るシリーズの第4回にして最終回。最終回はかぶせはぎの方法です。これでスヌードが完成します!
かぶせはぎ
はじめ
最初に編み地の編み始め(白)と編み終わりの作り目(緑)を写真のように揃えます。
今回は説明のため、別の色で編んだふたつの編み地を使用しています。
それぞれの棒針にかかっている一番端の作り目をかぎ針ですくいます。
上の作り目(緑)を下の作り目(白)にくぐらせます。
つづいて、編み終わり側の糸(毛糸玉に繋がってる糸)をかぎ針で拾います。
ここでは説明のため、編み終わり側の糸が分かりやすくなるよう、オレンジの糸を使用しています。実際には編み終わり側の糸(緑)を使用していると考えて下さい。
2つめ以降
最初と同様、それぞれの棒針からかぎ針で作り目を1つずつ拾います。
上の作り目(緑)を下の作り目(白)にくぐらせます。
編み終わり側の糸(オレンジ)をかぎ針にかけて、下の作り目(緑)にくぐらせます。
くぐらせたところ。かぎ針に2つの作り目がかかっている状態になっています。
さらに上の作り目を下の作り目にくぐらせます。くぐらせにくかったら写真のように別のかぎ針を使ったりしてみて下さい。
ただ、あんまりきちきちに編むと、かぶせはぎした部分だけきゅっと締まって細くなってしまうので、編み地の加減を見て適当に緩く編むと良いです。
以上で1ターンです。これを残りの作り目全てにしていきます。
編み終わり
全ての作り目をはいだところ。
1回鎖編みをします。
作った鎖編みの輪に毛糸の末端を通して引き締めます。
以上でこれでかぶせはぎは完了です。
かぶせはぎははいだ部分があまり表に響かず、また、感触もやわらかめなので、スヌードにはぴったりです。ガーター編みやゴム編みなどの編み地なら、ぱっと見、どこではいだのか分からないくらい自然な仕上がりになります。
こちらはガーター編みの編み地をかぶせはぎではいだもの。写真中央部分の編み地がすぼまっているところでかぶせはぎをしています。
この編み地は最初と最後で編み地の幅がちょっと変わっちゃってるので、かぶせはぎしたところがなんかきゅっとしぼったみたいになっちゃってますが、ちゃんと一定の太さで編まれた編み地なら、どこではいだのかほとんどわからなくなると思います。