そろそろ初めての発情期を迎えると思われる我が家のメスにゃんこ。動物病院の先生からは「発情を迎えたら避妊手術をしましょう」と言われているのですが、じつはメス猫を飼ったのは初めてのため、発情がどんなものかわからない……そして避妊手術ってどんななの? というわけで調べてまとめてみました!
メス猫の発情(性成熟)について
初めて発情を迎える時期
メス猫の最初の発情(性成熟)は早い猫で生後4ヶ月、遅い猫で12ヶ月くらい。平均して6-10ヶ月くらいで性成熟を迎えるそうです。ただしヒマラヤンやラグドール、長毛種、大型の猫の中には性成熟に1年-1年半かかる種類もいます。
発情は日照時間に影響されて起こるため、月齢だけでなく日照時間(季節)にも左右されます。春先生まれの子猫であれば夏から秋頃にかけて、夏生まれの猫は翌年の春先に発情期を迎えることが多いとのこと。これがだいたい生後6ヶ月から10ヶ月になる感じですかね。
あまり多くはないと思いますが、1月や2月生まれの子猫の場合、春にすぐ発情を迎える場合と、秋近くまで発情を迎えない場合があるので発情の時期が読みにくいそうです。
ちなみにうちのネコは春先(5月頃)生まれのため、生後6ヶ月となる11月頃に最初の発情を迎えるのでは? と予想しています。
発情期の行動
一番気になるのが発情期の行動。発情期に見られる主な行動をまとめました。これら全てが現れるわけではなく、いくつかが現れるという感じなので参考まで。
- 大きな声で鳴く
- 甲高い声で鳴き続ける
- しきりに甘える
- あまり動かなくなる
- 食欲がなくなる
- いつも以上に体をこすりつけたり、床に転がったりする
- いつも以上に頭をすりつける
- 排尿回数が増える
- トイレを失敗する
- 足踏みをしたりする
- 外陰部をよくなめるようになる
- 尻尾の付け根(背中の下の方)を触るとお尻を高く上げる
「いつも以上に頭をすりつける」くらいならそんなに問題ないかなーと思うのですが、ある日突然、近所迷惑になるほど大きな声で夜通し鳴き始めるという話しも。。そしてメロメロに甘えてきて離れないとか。
犬の場合、発情期を迎えると出血(生理)がありますが、猫は出血はなし。お恥ずかしいことに出血があるもんだと思ってました……
避妊手術をする時期
避妊手術をする時期ですが、初めての発情を迎える前に手術をする場合と、発情を迎えてからする場合があるようです。この辺の違いは病院や先生の方針によって異なる模様。
我が家のかかりつけの動物病院では発情を迎えた段階での手術をおすすめされました。
この他、幼い時に開腹手術をする場合はちょっと早くても一緒に避妊手術を済ませてしまったり、麻酔に耐えられる体力があるかどうか、体調や体重を見て決める場合もあるとのこと。避妊手術をする予定ならば早めにかかりつけの動物病院に話しをし、いつ頃するのが良いかあらかじめ聞いておくと良いと思います。
避妊手術の内容、入院・通院、手術費用
メス猫の避妊手術は全身麻酔をして行う開腹手術。卵巣だけを摘出する方法と左右の卵巣とそこからつながる子宮角、子宮体部、子宮頸管部を摘出する方法があるそうです。この辺は先生の方針によって異なる様子。いずれも開腹手術のため、おなかの毛を剃っての手術となります。術後、1-3泊程度の入院が必要。
気になる手術費用の相場ですが、ざっと調べてみたところ20,000-35,000円といったところのようです。これは入院日数によっても異なると思うのであくまで参考程度で。うちのネコが手術を受ける予定の病院では通常1泊入院にしているとのことでした。
また、術後1週間から10日後くらいに抜糸のための通院も必要です。吸収性の糸を使用する場合は抜糸の必要はないので獣医さんに確認を。
かかりつけの病院がない場合
かかりつけの病院がない場合、一度、健康診断をお願いする感じで診てもらっておけばかかりつけの病院を作ることができます。野良猫・捨て猫を拾ったら、そして飼おうと思ったのならばまずは動物病院へ! これについてはまた別の機会で。うちの先住ネコは最初の通院時に先天性の病気が見つかりました。ここで病院に行っていなかったら今頃虹の橋の向こうです。。
そんな感じ
日帰りで縫合もない(場合も多い)オス猫の去勢手術に比べて、メス猫の避妊手術はけっこう大変なんですねー。うちのメス猫は現在生後6ヶ月、そして今は秋。たぶんこれから発情期が来るはず! 発情の様子、そして手術の様子は追ってご報告したいと思います!