毎年9月9日、10日の2日間、新潟県小千谷市片貝町で開催されている「片貝まつり(浅原神社秋季例大祭奉納大煙火)」。この花火大会では世界一と言われる打ち上げ花火「四尺玉」が打ち上げられます。四尺玉ってどんなサイズ? それが空で開いた時はどのくらいの大きさに!? というわけでいろいろまとめてみました!
どうもどうも、母の出身地が片貝町の関根です。そんなわけで幼少の頃から片貝まつりには慣れ親しんでおり、現在もよく花火を見に行っています。ゆえになんだかんだで片貝まつりにはちょっと詳しかったりするのです。
四尺玉ってどれくらいの大きさなの??
参考にしたのは小千谷市のサイトにある片貝まつりのページと2012年の花火番付。片貝まつりの花火プログラムは「花火番付」と呼ばれており、大判でちょっと古風な仕上がり。でも中身はその年の流行り・流行語を反映した内容になっていたりします。
花火番付は町内の各ご家庭に配られる他、まつり会場でも販売されているので現地に行く人はゲット可能です。
四尺玉については裏表紙に概要が記載されているので、それを中心にまとめてみました!
四尺玉の大きさ
- 直径:120cm
- 重量:420kg
- 空での大輪:800m
- 地上より上がる高さ:800m
四尺玉を打ち上げる筒の大きさ
- 高さ:5m(小千谷市のサイトでは5.2mと記載有り)
- 重量:3.5t
- 鋼鉄の厚さ:1.8cm
花火が開いたときの大きさはもちろんですが、420kgのものを800mの高さまで打ち上げるってのもすごいっすよねぇ。。
大きさが体感できる場所
そんな巨大な四尺玉。現地に行くとその大きさを体感できる場所がいくつかあります。
打ち上げ筒のモニュメント「花火と職人のまち 片貝」
山際にある花火会場から少し下り、平場の方に行くと農道沿いに打ち上げ筒のモニュメントがあります。3号、5号、7号、10号(尺玉)、二尺玉、三尺玉、四尺玉それぞれの打ち上げ筒が立ち並んでいるので、それぞれの大きさ、高さを見比べることが可能です。
ここに行く場合は「片貝郵便局」(新潟県小千谷市片貝町4790-6)を目指して行くのがおすすめ。郵便局から見えます。
ちなみに、片貝まつりの花火は、企業よりも同級会や個人で打ち上げる花火が多いのが特徴です。大型花火のほとんどは中学卒業時に結成される同級会(学年ごとに○○会という名称有り)によって打ち上げられています。モニュメント前は同級会の集合写真撮影場所として使用。家族が送迎を頼まれるのもだいたいこの場所。
片貝商工振興会特設「物産おみやげ販売所」前の四尺玉の模型
露店は神社境内、参道、神社入り口前の市道に出店。市道に立ち並ぶ露店の中にいかにも地元物産扱ってます! という雰囲気のお店(ブース)が。それが片貝商工振興会特設「物産おみやげ販売所」です。例年ここの前に四尺玉の実寸大模型が置かれています。
横に立っている人の身長は150cmほどなのでより大きく見えるかもー。。大型花火の打ち上げの時はみんな空を見上げ、道も空くのでその瞬間が記念撮影のタイミングですぞ!
そんな感じ
四尺玉は日本一? 世界一?
「世界一と言われる」という言い回しを使って紹介してきましたが、ギネスでは1988年に北海道の洞爺湖畔で打ち上げられた直径139cmの花火が世界最大の花火となっている模様です。地元新聞の「新潟日報」をはじめ、「世界一」に関してその辺はちょっと曖昧に紹介しているところが多い様子。
1988年7月25日に北海道有珠郡壮瞥町洞爺湖畔にて洞爺湖サンパレスホテル大浴場完成を記念した水中花火(直径139cm、重量700Kg 開花直径約1200m)が、片貝祭りの花火の大きさを上回り翌年ギネスブックに掲載されている。近年は洞爺湖温泉への配慮や不当表示を指摘されることを回避するため、地元紙新潟日報など報道機関や観光業者の広告では「世界一と言われる」「打ち上げ花火世界一」など正四尺玉に対する表現を変更している。片貝まつり – Wikipedia
単発だと世界一の大きさではないけど、定期的に打ち上げられている花火の中では日本一・世界一大きい花火って感じですかねー。
そんな感じの四尺玉。やっぱりあの地響きと音はたまらないです。さてさて、今年はどうしようかなー。