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県境を越えたついでに峠の釜めしを食べに横川SAに寄ってみるなど

峠の釜めし

 金環日食を見るために群馬まで抜けたので、ついでに横川サービスエリアに寄って「峠の釜めし」など食べていくことにしたのでした。

 実のところ、今回寄った横川SA(下り)は峠の釜めしの「おぎのや」ではなく、だるま弁当の「たかべん(高崎弁当)」がメインで入っているサービスエリアです。そのため、ここはだるま弁当で行くのが正攻法だと思うのですが、だるま弁当より峠の釜めしが好きなので、あえて峠の釜めしを食べてきました。
 それに、これから碓氷峠越えをするならやっぱり峠の釜めしだろ。

峠の釜めし
横川サービスエリア(下り)。平日のお昼前だったのであんまり人がいませんでした。去年、G.W.の真っ最中に来た時は人や動物で溢れていたのですが。。
峠の釜飯の旅
空釜回収ボックスも設置されています。
だるま弁当
以前食べた「だるま弁当」。だるま型のプラスチック容器がキュートです。食べ終わった後は小物入れや貯金箱として使えます。うちでは水族館のメダル入れになっています。
峠の釜めし
今回食べた「峠の釜めし」。この容器、小物入れとして使えるだけでなく、実際にごはんを炊くことも出来るのです。今度炊いてみようと思いつつ、1年経過してます。てか、群馬の弁当容器ってこういうの多くない?

 鳥飯然り、だるま弁当然り、釜飯然り、群馬の名物と言われる弁当は地味な印象であることが多いです。全体に茶色だし、味も、どちらかと言えば地味だし、小学生だった頃はこの良さがよく分かりませんでした。鳥飯はまだしも、釜めしに入っている動物性タンパク質はちょっと鶏肉が入っているだけ。何をおかずにごはんを食べたら良いのか、と。

 しかし、ある程度年齢を重ねた今なら、この味の良さが分かります。たしかに、日本海の海の幸満載の海鮮丼なんかに比べたら華がない、というのは否定しません。ですが、この滋味溢れる味わい、しばらくするとまた食べたくなっちゃうんですよね。

峠の釜めし
全体に醤油味。そこに甘いあんずが入っているのが何かアンバランスな感じがしたものですが、ポジションとしてはデザートなのかも。

 峠の釜めしについて、今さら説明は不要かもしれません。一応、すげー簡単に言うと、そもそもは横川駅で販売されている駅弁です。
 現在の横川駅は終着駅となっているため、ここでわざわざ駅弁を購入する意味は薄くなっちゃっていますが、かつてはそこから碓氷峠を越えて軽井沢に繋がる線路がありました。この区間は1997年に廃止となっています。なにげにもう15年も前の話になるんですね。
 また、車社会への移行を見据えてドライブインを作ったりと、峠の釜めしの歴史を見ると、日本の交通史を見るようでもあります。
 そんな背景を知るとまた、峠の釜めしがおいしくいただけたりするのです。

峠の釜飯の旅
今回は寄れませんでしたが、横川SA(上り)には、旧国鉄キハ58系の一部が置かれていて、中で釜飯を頂くことも出来ます。往事の雰囲気が味わえて良さそうですが、実際に食事している風景を見ると結構シュールです。

 そんなわけで、峠の釜めしはなかなかオススメです。横川サービスエリアの上下どちらでも販売されているのでここを通ることがあったらお試し下さい。上りでは「峠の釜めし定食」や「峠の釜めし御膳」なるものもあります。みそ汁付きで+150円を高いとみるか安いとみるかは自由だー!

参考

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