ひょんな事から手に入れた総火演(富士総合火力演習)のチケット。総火演のために静岡まで行くなら、ついでに他のところも見ておきたいな。ということで、総火演の前日に静岡入りし、「伊豆・三津シーパラダイス」に行くことにしました。
行ったことは(たぶん)ないけれど、その名前はなんとなく知っている「伊豆・三津シーパラダイス」。icoroが行った太平洋側の水族館は「アクアマリンふくしま」に続き、2件目です。
え? 「アクアマリンふくしま」行った話なんて知らないぞって? そりゃそうよ、記事にしてないんだもん。
いつものように「そのうち記事にしよ」と思ってだらだらしてたら、東日本大震災でアクアマリンふくしまが被災して、「なんか今さらあげにくいよな……」となり、現在に至る。でも、最近復活したらしいので、後でその時の様子も記事にしようかなと思ってます。(いつになるかわからないけど。)
さて、伊豆・三津シーパラダイス。水族館なので、
寺泊水族博物館とか、
上越市立水族博物館とか、
マリンピア日本海とか、
アクアマリンふくしまみたいな、見るからに「箱物です」といった外観を想像していたのですが、伊豆・三津シーパラダイスの外観はどちらかというと遊園地的な印象を受けました。
脇にそびえるでかい立体駐車場は少ない敷地面積に多くの車を駐車する工夫でしょうか。水族館で有料立体駐車場を使うのは初めての経験。料金は500円でした。
最初、「っていうかこれ、『レジャーの時代』の臭いがするぞ……!」と思ったのですが、近くで見てみたら、そんなでもなかった。エントランスもキレイで現代的でした。オレの勘も鈍ったかな……
今回は事前に伊豆・三津シーパラダイスのウェブサイトで手に入れておいた「インターネット割引券」を使って、通常1,900円の入館料が200円引の1,700円に!
最近はウェブサイトでクーポン出してるところが多いので、事前にチェックしておくと良いと思います。
チケットを購入して入館するなり、まさかの記念撮影。原則、入館者全員記念撮影されるようです。撮影後に番号の書かれたチケットを渡されます。こんなときどんな顔をしたら良いのか分からないの……
撮影された記念写真は出口付近の通路に掲示されており、1枚1,000円で購入出来ます。でも1,000円はなー。500円でちょっと考えるレベル。
通路を下るといきなり大きなセイウチがお出迎え。入るなりいきなり海獣が出て来るというのはちょっと珍しいパターン。
ウミガメのプールにあったアカウミガメとアオウミガメの見分け方が大変分かりやすかったです。これならオレでも分かる!
駿河湾の魚の展示ゾーン。伊豆・三津シーパラダイスはどちらかというとイルカなどのショーがメインのようで、展示されている魚種はそれほど多くない印象でした。
あと、最初に感じた「レジャーの時代」はやはり勘違いではありませんでした。一見内装は現代的な感じなのですが、やはり元々の建物の構造まではなかなか変えられないため、後から入れた新しい要素と元からある古い要素が混在し、全体で見るとややチグハグな印象を受けます。その辺は水槽の配置やトイレなんかを見るとよく分かります。
この辺の水槽の配置は寺水に非常に似ています。たぶん、作られた年代が寺水と同じ位なんじゃないかと予想。各水槽に付いている液晶パネルはあとで付けられたものだと思います。
ミズクラゲのコーナー。すごく広く見えますが、鏡張りでそう見えるだけで、実際に存在するのは写真の半分くらいの広さの部屋です。観察すると言うよりは、眺めることに重点を置いた展示。
という感じで、伊豆・三津シーパラダイスは全体に博物よりもエンターテイメントに重きを置いている印象でした。自分は博物的な方が好きなのでちょっと物足りなかったのですが、興味があるものだけ駆け足で眺めてまわる子どもたちなんかには良いのかもしれません。イルカやアシカのショーの合間に見て回るくらいがちょうど良い感じでした。
また、限られた予算と空間の中で如何に客の興味を引ける展示を生み出すか、という努力も感じました。結果として「ん……?」となってしまってる展示もありましたが、こういう貪欲な姿勢は良いと思います。
強制記念撮影は個人的には No Thank you ですが、ただ、その商魂のたくましさは日本海側(というか新潟しか知らないけど)にもあって良さそう。旅行に出るとみんなちょっとテンション上がって財布のヒモも緩むので、「ちょっとやりすぎかな……?」って位のサービスでも全然受け入れられます。ネズミーランドのネズミ耳カチューシャ買っちゃうのと同じで。
と、ちょっと上から目線で語ってみた。
次は伊豆・三津シーパラダイスの屋外展示!