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話半分で受け取ってください。

とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。現在はカプセルトイを中心に設置してます。

シュールストレミングを食べてみた – それは実際、どれほどの臭いなのか

夏のシュールまつり

 去る7月16日(土)、世界一くさいと言われるシュールストレミングを食べる「夏のシュールまつり」を開催しました!
 当日は、シュールストレミングの缶を放置していたらあっという間に発酵が進んで爆発してしまいそうなくらいの良い天気。参加者も、ATEND上では4人でしたが、なんだかんだで当日は10人ほどになりました。さらに、当日、大杉公園にいた人も巻き添え食らわせちゃいました。。
 というわけで、今、開缶の時です!

 なかなか参加者が集まらず、「おいおい、これもしかして当日5人でシュール食うことになるんじゃね……?」という恐ろしい事態も危惧されていた「夏のシュールまつり」。ですが、当日は家族連れで参加してくれた人もあり、さらにそこにicoro2人の家族も動員することで、なんとか10人ほどの参加者になりました。(シュールまつりが両家の顔合わせ会になるとか……)

夏のシュールまつり

 副菜の準備は参加者の協力もあって、滞りなく完了。これだけだったら休日のアウトドアなランチっぽいですね。副菜については別の記事でまた書きたいと思います。

夏のシュールまつり

 そして、こちらが今回の主役であるシュールストレミングさん。会場まではクーラーボックスに入れて護送してきました。

夏のシュールまつり

 開缶にあたって、今回は一工夫しました。
 開放系で開缶して、缶の周辺を人が踏みいることの出来ない腐海にしてしまうのは本意ではありません(ちびっ子もいたし)。そこで、百均で売られていた布団圧縮袋的な密封出来る袋の中での開缶を試みることにしました。

 開缶にあたっては、缶から噴き出したシュール汁から身を守るために雨ガッパを装備するのが一般的なようですが、今回は人ではなく缶に雨ガッパを着せるという逆転の発想だ!(?)

夏のシュールまつり

 今回、このシュールストレミングを開缶してくれた勇者は、icoro岡本の友人であるフッチー。
 え? icoroの二人は何してたかって? 記録のために写真とかビデオとか撮ってたのさ。臭いが怖いからフッチーに押しつけて遠巻きに観察していたとかじゃないぜ!

夏のシュールまつり

 どれほど意味があるか分かりませんが、ゴム手袋も用意してみました。缶の下には石を置いてちょっと傾けています。

夏のシュールまつり

 開缶の準備は万端。さあ、今、開缶の時。ゴー! フッチー! ゴー!

夏のシュールまつり
夏のシュールまつり
夏のシュールまつり
夏のシュールまつり

 缶はかなり固いようで、缶切りを握るフッチーの手は軽くフルフルしていました。缶切りを握る手首の角度と共に、それを見守る人々の緊張の度合いも深くなっていきます。
 そして、戦々恐々としている人々の間に響く「プシュッ!」という音。ちょっと遅れて、

「あ……」

というフッチーの声。

夏のシュールまつり

 シュールの放つ臭いに悶えるフッチーの図。フッチー曰く、その臭い、「古民家のトイレ」の如し。テレビなどのように中身が吹き出すと言うことはありませんでしたが、臭いはかなり強烈な模様。

 そして、フッチーの第一声から数秒後、袋からあふれ出したシュールの臭いは缶の周辺で様子を見ていた人達に到達し始めます。
 フッチーの言う「古民家のトイレ」という表現はかなり的確だと思います。古民家のトイレの臭いからアンモニア由来の刺激臭をなくしたような感じ。若干の魚っぽさもありました。

 ちなみに、シュールの臭いの成分を知りたいなぁと思って、とある化学の分析屋さんに「これ、分析したらいくらくらいかかるん?」と聞いたところ、「ガスマスで2万くらいかなぁ」とのことだったので、今回は断念しました……5千円くらいなら……

夏のシュールまつり

 臭いに苦悶しながらも、フッチー、完・全・開・缶☆

夏のシュールまつり

 シュールの身はしっかり残っている様子です。シュール初心者には一番良いコンディション、かも?

布団圧縮袋ちょー使える。

 今回、開缶にあたって急遽用意した布団圧縮袋的な密封が出来る袋ですが、これが存外使えました。

夏のシュールまつり

 この袋にシュールを置いておくことで、周辺への被害は最小限に抑えることが出来たようです(臭いに浸りすぎて何が普通か分からなくなった状態なので、ホントに抑えられているかどうか分からない)。袋の封を閉じた状態ではほとんど臭いはしません。

 これはシュールの臭いが弱いわけではなく、実際、袋の口を開けたままにしておくと、まるで波紋が広がるように戦慄とも嗚咽とも落胆ともとれない反応が広がっていきます。範囲は半径3mくらいといったところでしょうか。シュールの風下にいる場合は、もうちょっと到達距離が伸びます。

 とりあえず、密封出来る袋の力は偉大でした。この袋さえあれば、住宅街のご家庭の庭で開缶する事も可能だと思います(でもホントに開缶して近所から苦情が出ても責任とれません)。

夏のシュールまつり

 また、袋は群がるハエ共からシュールを守るのにも役に立ちました。ほんとに開缶するとどこからともなくハエがわいて群がってきやがるのですが、袋の口を閉じてしまえばヤツらは中に入ることが出来ません。
 ただ、何かの拍子に中に入っちゃったときはちょっと出すのが大変なので、そこは注意が必要です。

次回は実食

夏のシュールまつり

 そんなわけで無事開缶出来たので、次回はいよいよ実食です。開缶してくれたフッチーは既に臭いにあてられているようだが、無事にめしあがることは出来るのか?!

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