2000年に発売された缶入りカップヌードル「TimeCan(タイムカン)」の賞味期限がついに切れたので、開けてみました。10年の時を越えて。

2000年に(今は亡き)フレッシュマートツチダ蓮潟店で購入したカップヌードル「TimeCan」。これが賞味期限を迎えるころには三十路かぁ、なんて思って購入したものですが、あっというまに10年が経過してしまいました。
当時は「開封するときはホームページ(当時はまだブログはメジャーな存在ではなかった)に載せよう」等と思っていたりしていたのですが、まさかこんな形で日の目を見ることになるとは、当時の自分は想像もしていなかったことでしょう。

2004年には、缶の密封が不完全だったため品質に影響するとか何とかでTimeCanの回収も始まったりしました。
回収に協力すると、1食につき300円の郵便小為替と500円の図書カードが送られてきます。また、缶は記念にとっておきたいという場合は、中のカップヌードルだけ送っても良いそうです。
Q メッセージを書いてしまっているので、缶は残しておきたいのですが…
基本的には、中身と缶を含めた商品全体を確認させていただいた上で、商品代金をお送りさせていただいております。缶をお手元に残しておきたいとのご希望であれば、缶を開封していただいた上で、中身だけをお送りいただいければ結構です。通常品とは包装フィルムが違うため、中身だけでもタイムカンと確認することができますので、ご心配なくお送りください。
しかし、10年後に開封する楽しみは、図書券500円なんかとは引き替えられません。幕府の目を逃れる隠れキリシタンのようにTimeCanを保管し続けたのでした。
日清食品さんごめんなさい!僕は2010年にこれを開缶します!そして、(可能ならば)食べます!だってそのために買ったのだから!

10年の間にたまったホコリ。この10年の間に、中越大地震と中越沖地震の2つの大きな災害にも遭いました。下手したら本棚の下敷きになってしまっていたかもしれません。よくぞ生き残ってくれた。(中はダメになってるかもだけど。)

特に意味もなく書いた「10年後、開封する自分へメッセージを。」。これを書いた4年後、缶の密封不良によりこの言葉が現実のものになるとは、当時の自分はみじんも思っていなかったのでした。

賞味期限は「2010.9.6」。これを撮影した日は2010.10.28。遠い未来に思えた賞味期限もすでに過去のものです。(え。)
それでは、開缶の儀です。





缶を開けるときに内圧と外圧が平衡になる音が聞こえたような気がしたので、これ、もしかしたら、いけるんじゃないか?

中にはカップヌードルとカードが1枚入っていました。

カードの裏面にはベルリンの壁崩壊の写真。ぶっちゃけ、あまりピンと来ません。

カップヌードルを取り出します。

…あれ?

なんか…


出てこねーぞ!ゴルァ!
中身が酸化したり膨張したりなんだかんだしたりして膨らんでるんだろうか…

手元にあった精密ドライバーでニジニジして…

取り出し成功。

ふぅ。
一緒に入っていた脱酸素剤はパリパリになっていました。ちょっと古くなった油の匂いがしますが、まあなんとか「気のせい」でやり過ごせるレベルです。

容器に謎の黄色いシミが出ている気がしましたが、気のせい気のせい。。

では、早速実食!
…といきたいところですが、どうせ食べるなら今販売されているカップヌードルと比較すべきではないだろうか!
てなわけで、ちょっとコンビニに買いに行ってくる!(つづく!)