日帰りパックで出される弁当について。大概のものは美味しく召し上がれるのであまり食事に関しては細かいことを言わないのですが、今回はいろいろと思う所があったのでまとめてみます。
食事は旅行における楽しみの一つですが、日帰りパックのカンゾウコースにおける食事は、戦いです。
こちらがその弁当の中身。茶系の食材でまとまっています。
メインのおかずと思われる煮物。内容はニンジン、あぶらげ、魚、フキ、ナスです。
イカと漬物(?)。漬物と言うよりも、辛みの強い高菜の油炒めみたいなものでした。
コロッケ、唐揚げ、卵焼き、漬物。
見ての通り、なかなかのボリュームがあります。そして、見て想像できるとおり、田舎料理的な素朴な味です。
予算がいくらなのか分かりませんが、内容としてはなかなかがんばった方ではないかと思いました。もっと一般化された幕の内弁当のようなものが出てくるだろうと想像していたので。
ですが、実際の所、ほとんどの人が弁当を残していました。もったいないとは思うのですが、普段、食べ物を残すことがない自分も今回ばかりは残させてもらいました。
原因
なぜ、弁当を残す事になってしまったのか、その原因は以下の通りです。
原因その1。弁当のボリュームが多い。
最初に見たときは、ちょっと多めかなぁ、と思ったのですが、実際、手を付けてみたらかなり多めな事に気付かされました。内容が腹にたまるものばかりで、なかなか弁当が減ってくれないのです…
味も、(良い悪いは別として)地味なので、厳しい戦いを強いられます。
さらにいうと、魚はもちろんの事、イカにまでしっかり骨が残っており、その骨を取り除く作業に挑戦者の食欲は減退させられていきます。普通ならなんてことのない作業ですが、揺れる車内での骨採り作業の憂鬱さは通常の3倍以上です。
原因その2。バランスの悪い容器。
バスにはテーブルはないので、膝の上に弁当を載せて食べることになります。
ところが、この弁当は、ご飯の入っている場所は底が深く、逆にイカの入っている部分は底が浅くなっていたりしており、それに伴って容器の底がデコボコしています。さらに、それぞれの食材によって重量が異なる&食べると重量バランスが変化するため、弁当をひっくり返してしまうリスクが急上昇。外の景色を見ている余裕はなくなります。
原因その3。慌ただしい車内。
参加者の年齢層からすると男性は食べるのが早いんですよねぇ。たぶん。そして、女性は自分の食べる分だけ食べたら後はいらない、という人が多いようです。
つまりどういう事かというと、すごい慌ただしい雰囲気の中で食事をすることになると言うことです。これは参加者の年齢層によるところが大きいのかも。
自分が食べている間も周りはどんどん食べ終わって(というか、ほとんどの人は残していたみたいですが)、バンバン回収され始めるわけで。バスガイドさんは「ゆっくり食べてください」なんて言ってくれるわけですが、忙しなく回収に回られていたら食べられるものも食べられません。
この気持ちを例えるなら。そう、給食が食べられなくて昼休みにかかってしまっている感じ…あうあう…
結論
これらを総合すると、
バスの中という食事しにくい環境と慌ただしい雰囲気により、普段よりも食べられなくなっているのに、弁当の量は普段よりも多めであるため、全部食べるのは無理ー。これはもう残すしかないんじゃないか?てか、残そう。死のう。
という感じになります。
弁当は、決して美味しくないわけではありません。ただ、バスにゆられながら忙しなく食べる種類の弁当じゃないよなぁ、というのが正直な感想です。
いっそおにぎりなどの手軽なものにした方が、景色を楽しみながら食べられて良いのではないかと思いました。食べ残しが大量に発生するのももったいないですし。
弁当に関しての感想はそんな感じです。
食事後のサンガリアのお茶、美味しかったです。。