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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。現在はカプセルトイを中心に設置してます。

僕がブラザー工業のMyMioをすすめる理由(※ただしビジネス用途に限る)

 写真印刷などしたい場合は、CanonやEPSONのプリンタを使っておくのが良いと思いますが、ビジネス用途で「とりあえず印刷できればいい」「カラーはおまけ」と言う場合は、ブラザー工業のMyMioシリーズがお奨めです。
 理由はなんと言ってもインクのランニングコスト。純正は高めですが、サードパーティが提供している詰め替えインクの詰め替えが非常に簡単なので、結果的にランニングコストが下がりまくります。

 プリンタ自体の価格は昔に比べてかなり下がりましたが、その一方で、昔とあんまり変わらないのがインクの値段。5色セットで3、4千円はザラです。

 最近は8,000円もあれば安い複合機が買えちゃうので、もういっそ使い捨てしてしまった方が良いんじゃないかとちらっと思ったりもします。常に新しい機種が使えるし、インク詰まりもないし。

旧モデル Canon PIXUS インクジェット複合機 MP490

  • メーカー:キヤノン
  • カテゴリ:Personal Computers
  • 発売日:2009/09/17

 ただ、それではあまり「エコ」ではありません。(何を持って「エコ」というのかという問題がありますが、ここでは一般の人達が一般的に口にする「エコ」というヤツを指しています。たぶん。)

 そうした場合に、次に思いつくのは詰め替えインクの使用です。
 純正品じゃないので、インクが原因で故障が発生した場合に保証が効かなくなると言ったリスクはありますが、まあ、詰まったら詰まったで本体を買い換えれば良いと思えれば(前述のように1万円もあれば複合機とお釣りが来るので)、利用してみる価値はあると思います。

 しかし、最近のC社やE社の製品は、インクカートリッジにインク残量を管理するICチップが付いており、インクを補充するだけでなくICチップをリセットする必要もあったりと、めんどうになっています。

プリンター製造各社はインクカートリッジ裁判を横目で見るように、インクカートリッジにインク残量を検出するICチップを装着。これはインクを使い切った後に詰め替えたとしても、プリンター側でインクの残量0と判断するため、再利用できない仕組みとして登場した。これに対してサードパーティー側は、ICチップの設定を満タンに戻すリセッターをセットで販売して抵抗している。
インクカートリッジ – Wikipedia

 そんな手間を掛けるくらいなら買い換えちゃった方が簡単だしいいんじゃない?と思ってしまうダメ人間。

そこでブラザーですよ

 まあ、そういう対応の仕方が良いとか悪いとかの議論は置いといて、一消費者としてランニングコストは出来るだけ低く抑えたいと考えるのは自然な事です。高いよりは安い方がいいに決まっています。

 そこでブラザー工業。カートリッジにICチップが付いていないのはもちろん、エレコムの詰め替えインクはカートリッジに穴を空けたりする必要がないので、作業が非常に簡単です。現在の所、LC09、LC10、LC11に対応した詰め替えインクがあります。非公式ですが、LC11の詰め替えインクはLC16の充填にも使えるようです。

【2006年モデル】エレコム 詰め替えインク ブラザー LC09-4PK対応 4色セット 4回分 THB-09BCSET

  • メーカー:エレコム(ELECOM)
  • カテゴリ:Personal Computers
  • 発売日:2006/10/25

エレコム 詰め替えインク ブラザー LC10-4PK対応 4色セット 4回分 THB-10KIT

  • メーカー:エレコム(ELECOM)
  • カテゴリ:Personal Computers
  • 発売日:2007/11/01

エレコム 詰め替えインク ブラザー LC11-4PK対応 4色セット カラー4回分 ブラック3回分 THB-11BCSET

  • メーカー:エレコム(ELECOM)
  • カテゴリ:Personal Computers
  • 発売日:2009/07/24

 詰め替えインクはドリルで穴を空ける必要のあるものが多くて敬遠している人も多いと思いますが(自分もそうです)、このエレコムの詰め替えインクはカートリッジにぶすっと挿して、しゅこしゅことインクを注入するだけなので簡単です。
 一応、手が汚れないようにビニル手袋などが同梱されていたりしますが、なくても問題ないです。むしろ、ビニル手袋で手が滑ってひっくり返してしまうリスクの方が高いと思います。。

で、実際どれくらいのコスト削減になるんだってばよ?

 うちではLC09の詰め替えインクを使っているので、それを基準に計算してみます。というか、ちゃんと計算したことなかったので良い機会かと。

 まず、純正のLC09カートリッジの定価は4,257円です。Amazonでも100円くらいしか変わりません。まあ、ここでは4,200円とします。

BROTHER インクカートリッジ LC09インク4色(BK, C, M, Y)パック LC094PK

  • メーカー:ブラザー工業(Brother Industries)
  • カテゴリ:Personal Computers

 一方、エレコムの詰め替えインクは定価3,360円。アマゾンだとなんと1,000円くらい値引きされています。ここでは2,100円とします。

 この時点で既にコストが半分じゃないか!と思った人。焦ってはいけません。詰め替えインクはなんと1セットで4回(黒は3回)も充填が出来るのです!!

 つまり、1色あたりのコストは黒が175円、その他の色は131.25円となります。1セットあたりのコストは驚きの568.75円となります。恐ろしい子!
(インクの量はどれも同じであり、また、製造コストはどの色でもあまり変わらないとすると、1色あたりのコストは2,100円/4色=525円。黒は3回分なので、525/3=175円。その他の色は4回分なので525/4=131.24円。)

 ただし、詰め替えインクではインクカートリッジの詰め替え回数(使い回す回数)を4回までとしています。そのため、5回目はインクカートリッジを新規に購入する必要があります。

 これよりカートリッジ5セットで1周すると考えると、純正のインクカートリッジを使った場合は、4,200*5セット=21,000円となります。一方、詰め替えインクを使った場合は、4,200(純正インク)+568.75*4セット=6,475円。
 よって、詰め替えインクを使用すると70%近いコスト削減となります。なんとなく安くなるのは分かっていたのですが、そんなに安くなるとは。。。

 純正品も、エコエコアザラーシって言ってるのなら、もっとインクカートリッジの値段を下げるか、インクの詰め替えを可能にするかすればいいのではないでしょうか。一消費者としての意見として。

 あと、詰め替えインクを使うときに気になるのがインク詰まりですが、現在の所、インクが原因と思われるインク詰まりは起きていません。(これはインク詰まりしないことを保証するものではありません。)

 ちなみに、「クリーニングするとインクが詰まるみたいなんだけど」と言う場合は以下の記事が参考になるかもです。

 まあそんなわけで、出来るだけ低コストでプリンタを運用したいなら、ブラザー工業の複合機MyMioがお奨めです。本体価格も安ければ、詰め替えインクも安いので、少なくともC社やE社よりもランニングコストを下げることが出来るはずです。

 ただ、写真画質を求める場合は、素直にC社とかE社の製品を買っておいた方が良いと思います。

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