貫前(ぬきさき)神社の拝殿前に置かれていた黄金に輝くカエル。「無事かえる」と言うらしいです。ただのこじつけお守りアイテムかと思ったら、ちゃんと由来もありました。

ここに置かれている黄金の「無事かえる」は、役目を果たして戻ってきたカエルだそうです。初詣に去年の破魔矢やお守りを持っていくような、だるまの目を入れるような、そんな感じでしょうか。

無事カエルの由来になっているのが、総門の脇にある大きなタブの木。この木に生えたサルノコシカケがカエルの形をしており、それを人々が「勝ちがえる」と呼び始めたのが始まり。
ふたつめは第二次世界大戦時下の昭和18年、貫前神社の総門をくぐってすぐ右側のタブの木に「かえる」の形をした茸(サルノコシカケ)が出現したのだそうです。折りしも貫前神社には出兵される方々やそのご家族のお参りが多数あり、「勝ってかえる(帰る)」だ「勝ちがえる(帰る)」だと云って縁起物のようになったという事です。
この「勝ちがえる」が時代を経て、「無事かえる」という交通事故のお守りになったそうです。
かえるに見えるとか、どんな感じなんだろう、と思ってみたら…

木の根元にバッチリ生えてた!
たしかに角度によっては木の根元にカエルが座ってるように見えますね。
貫前神社
所在地 | 〒370-2452 群馬県富岡市一ノ宮1535 |
---|---|
TEL | 0274-62-2009 |