Engadgetでほぼリアルタイムに更新されるレポートを見ていて、まあ、様子見かなぁ、等と思っていたiPad。しかし、一夜明けて、Appleが配信を始めた今回の基調講演の様子など見ているとなんだかビミョーに欲しくなるiPad。
はたしてこれは買うべきなのか買わざるべきなのか、自分の着地点を探すためにまとめてみます。

1/27(水)の10:00(日本時間では1/28の3:00)から始まった基調講演で、ついに発表されたiPad。

このiPod Touchをでっかくしたような筐体のiPadですが、イマイチ購入に向けて動くべきか動かざるべきか、判断しかねております。と言うわけで、そんな自分用にポイントをまとめてみたいと思います。
検討事項
結局自分はiPadに何を求めているのか。
携帯性
MacBookの重量は約2kgと、かつてのPowerBook3Gなどから比べたらかなり軽くコンパクトです。でも、常に持ち歩いて、ファミレスなどでテーブルの上に広げて記事を書きたいかと言われると、否。
iPadの重量は1kg弱(0.68-0.73kg)。これはSONYのPと同程度の重さです。
キーボード
個人的には「これが一番重要」と言っても過言ではないキーボード。
スマートフォンでこの記事のような長文が打てるか?多くの人は否と答えるでしょう。そして自分もその一人です。
iPadにはソフトウェアキーボードが装備されているそうですが、これがどの程度使えるものなのかは実際に触ってみないと分かりませんね。

また、キーボードドックというアクセサリも発表されていましたが、もし、外付けキーボードはあれしか使えないとしたら、ちょっと考えてしまいます。あるいは、もしかして、iPhoneで外付けキーボードを使えるようにしないのは、このiPadとの棲み分けをするためなのでしょうか。
もし、Bluetooth等で外付けキーボードが利用出来る、または、ソフトウェアキーボードが普通のキーボード並みに使い物になる、ならば購入する理由の1つになるでしょう。
ネットワーク
WiFiは標準搭載。WiFi+3GモデルはSIMロックフリーのようですが、これってdocomoでも使えるようになるのでしょうか。
以前、Netbookをいろいろと調べていて知ったのですが、今は「ワイヤレスWAN」というものがあるんですね。これはPCに通信モジュールを組み込むことでデータ通信カードなど無しにネットに接続出来るというものです。キャリアの電波が届くところならばどこでも。
SONYやPanasonic等のワイヤレスWAN対応機種の場合、PC本体にdocomoのFOMAカードを挿すことで、FOMA HIGH-SPEEDがどこでも使えるようになります。料金は定額データプランで1,000円から6,000円くらい。
米国ではAT&Tが$29.99で使い放題のプランをiPad用に用意するとか言っているので、日本でもこれくらいの値段で用意してくれるといいのですが。

WiFiモデルは全世界で60日以内に出荷する予定のようですが、3Gモデルは日本でキャリアが決定するのが6月以降。って、半年近くもあるわ。
価格
価格は16GBで$499、32GBで$599、64GBで$699。WiFi+3Gはそれぞれ$130増。実用性を考えると16GBでは少ないのかなぁ、なんて思うと、32GB当たりにしておくのが無難?3Gも欲しいとなると32GB + WiFi+3Gで$729。なかなか良い値段になりますね。。
でも、日本のワイヤレスWANの場合だと、キャッシュバックキャンペーンがあったりするので、実際にはこれよりもちょっと買えるかもしれません。ワイヤレスWAN同時契約で、実質iPad単体で購入するよりも安くなる、と言う可能性は十分にあると思います。
iPadを買うべきか
というわけで「自分はiPadを買うべきか?」という質問に戻るわけですが、やはりものが出てきて評価が固まるまでは様子見と言う感じでしょうか。
どのみち3Gモデルは6月以降にしか出てこないようなので、それまでの間にWiFiモデルの評価が出てきたり、店頭で触れたり出来るようになるかなぁ、と。今からちょっとずつお金貯めとこ。