2つ以上のISP(プロバイダ)を同時に接続したいという要望ってあるんじゃないかと思って調べてみました。例えば、1回線は普段のネット用のISPに、もう1回線は自宅サーバー用に固定IPがもらえるISPに、という感じで回線の使い分けをしたい場合があるのではないかと思いまして。
「自宅サーバをルーターにして、ネット接続もすればいいじゃない」という意見はとりあえずここではスルーの方向で。サーバー用と普段使いのネット用で回線を分けるのはメンテナンスなどを考えると有益じゃないかな、と思ったりもします。
で、結論としては「出来ます」。調べたところ、フレッツ光の同時接続数はデフォルトだと2つ(ビジネスタイプは4つ)らしいです。フレッツのサイトに思いっきり書いてありました。
ちなみに、フレッツADSLもデフォルトの同時接続数は2つらしいです。
さらに同時接続数を増やしたい場合は「フレッツ・セッションプラス」というサービスを使うと、同時接続数を5つまで(ビジネスタイプの場合は20まで)増やすことが出来ます。
フレッツ・セッションプラスは、ご利用のフレッツ 光ネクスト、Bフレッツ、フレッツ・ADSLについて、同時に利用可能なセッション数を追加するサービスです。サービス内容|フレッツ・セッションプラス|フレッツ公式|NTT東日本
まあ、自宅サーバくらいなら同時接続数2つあれば十分かなという気もします。
さて、2つ以上のISPが同時に使えることは分かりましたが、では、どういう風に接続すればいいのでしょうか。
それについても、「フレッツ・セッションプラス」のページに書いてありました。
フレッツ・セッションプラスに必要な機器と構成例必要な機器|フレッツ・セッションプラス|フレッツ公式|NTT東日本
全部で5つの構成例が載っていましたが、主要なものとしては以下の3つでしょうか。
- マルチセッション機能のあるルータを使う
- ハブを使う
- PPoEブリッジ機能のあるルータを使う
「マルチセッション機能」はルータで複数の接続を振り分けてくれるもの。一方で、「PPoEブリッジ機能」は、PCからのPPPoEでの発信を素通し(ブリッジ)するもの。ネットにハブで接続した状態と同じということですね。
自宅サーバを運用する場合は、どの方法を使うのが良いのかな?と思ったのですが、サーバーはハブに接続して固定IPで運用。それ以外は、ハブにルーターを接続し、そのルーター経由でアクセス。と言う方法がいいのではないかと(特にこれと言った根拠もなく)思いました。
これだと回線が物理的に分かれるのでメンテナンスがしやすいような気がします。あと、自宅サーバを運用する場合、「安いルータだとすぐ壊れる」という話を良く目にするので、あんまりルータに負荷を集中させない方が良いのかなと。
この辺は人によってベターな選択が異なるかもしれません。
ま、うちの辺りに光がまだ届いていないので、完全に妄想の世界なんですけどね。我に光を!