佐渡で9月25日に放鳥された朱鷺。新聞やテレビで放鳥の様子を見た人も多いはず。
朱鷺の羽に付いたインクみたいなのってなに?と思って調べてみました。
あの色で個体を識別できるようになっているそうです。
あのインクは「アニマルマーカー」というものだそうです。
遠方からの識別を可能にするため、青・黄・オレンジ・緑のうちの2色の組み合わせで羽を着色してあります。野生復帰ステーション 放鳥トキの識別情報
新聞などで写真を見ると、翼を広げて飛んでいると色がよく見えます。
胴に近い方を内側、羽の先に近い方を外側として2色。この色を確認することで個体番号がわかるようになっています。
羽を閉じているとき、羽ばたいているときの両方見えるように、マーカーは翼の両面に描かれています。4色のうちの2色の組み合わせなので緑・緑など、同じ色になっている鳥もいます。
アニマルマーカーは通常6週間から12週間ほど落ちないそうです。
アニマルマーカーの他に足につけているカラーリングでも個体の識別が可能。5色あるリングのうち2個のリングを装着。こちらも色の組み合わせで識別できるそうです。
そのほか、番号入りのカラーリング、金属の足輪(環境庁の刻印入り)も付けているそうです。
放鳥した朱鷺の追跡情報を見ると、目撃された朱鷺の個体番号が書いてありますがアニマルマーカーによって識別されてるのかも。
羽のマーカーだけでなく、いろいろ付けてるんですねぇ。
送信機のアンテナにはびっくり。アンテナをつけているのは今回放鳥された10羽のうち6羽とのことです。