去る3月19日16時から新三国トンネルの供用が開始されました。それに先立ち行われた新三国トンネルの開通式に潜入してきました。
式典は群馬県みなかみ町にある「みなかみ町新治農村環境改善センター」で行われました。感染対策のため、式の参加者は工事関係者と報道関係者のみ。
式典会場はこんな感じ。雑にパイプ椅子に座らされてるおっさんたちがふつーに建築会社の代表取締役とかでビビる。なんというか、そのラフな扱いに。
開通式典
開通式は開通式典と開通セレモニーの2部制でした。式典もセレモニーもどっちも「式典」という意味な気がしますが、こまけぇこたぁいいんだよ!
10:00。まずは開通式典。国会議員、県知事、市長などの挨拶がメインでした。泉田、米山、花角(代理)と直近3代の新潟県知事そろい踏み。アウェーの地にも関わらず、新潟勢の圧がすごい。
11:00。続いてセレモニーです。本当は新三国トンネルの前で行われる予定だったのですが、トンネル前が強風だったため、式典会場でセレモニーも行われることになりました。
テープカットに加えてくす玉割りもある全部盛りセレモニーだ。センターは衆議院議員 泉田裕彦 氏。
はいカットー(&ブレイク)。
続いて通り初めを行うため、新三国トンネルに移動します。片道20分弱の道のり。トンネル付近の駐車場があんまりない(数はあるけど一部の駐車場がちょっと離れた場所になる)という話だったので、報道各社の駐車場争奪戦不可避。と思いきや、現場のほうでなんだかんだみんな近くに駐められるようにしてくれてました。ありがとう、そしてありがとう。
「強風のためにセレモニー会場変更」と聞いたときは、正直「こんなに天気いいのにまたまた」と思っていたのですが、現場、マジで風強かったです……。あらゆる方向から風がくるし、どこに居ても風が体温を奪っていく……! これもう登山で稜線歩きしてるときの風の吹き方だよ! これで雨が降ってたら死んでたと思う。
12:00。新潟県警と群馬県警のパトカーが先導して、群馬県側から新潟県側への通り初めが行われました。新潟県側から来ていた関係者はそのままトンネルを通過して帰路についた模様。
群馬県側の関係者は折り返して戻ってきました。
そんなこんなで開通式はふわっと終了。
新三国トンネル供用開始
新三国トンネル供用開始の16時まで、近くの道の駅でそば食べたりして時間潰しました。
16時少し前に三国峠へ突入。
切替直後の新三国トンネル(左)と三国トンネル(右)。皆様、寒い中お疲れ様でした。
これまでの60年。これからの60年。
観光はもちろんのこと、危険物積載車両が関越トンネルを走行できないため、その代替道路として使われるなど、いまだ重要な役割がある三国峠。トラックの擦ったあとが壁面に目立つ三国トンネルに比べ、新しい三国トンネルは歩道もあり、かなり広くなりました。大型車も余裕を持って通行できます。
ただ一方で新潟県側にはまだいくつか狭いトンネルが残っており、今後はそちらの整備も期待したいところです。がんばれ国交省! 俺たちの戦いはまだまだ続く!