農業県の道を走ってると道ばたに現れる「精米」の文字を冠したプレハブ小屋。「コイン精米」「無人精米」「自動精米」などと呼ばれるこの施設の利用方法を知っておけば、新潟での生活も安心です。
コイン精米機は簡単に言うと玄米を精米することができる施設です。新潟のようなおこめ県では自販機の並び、駐車場の片隅などいたるところに設置されているメジャーな存在です。
精米料金は玄米10kgで100円が相場。量が増えてもボリュームプライスで安くなるということはありません。ただこのへんは場所によって条件が異なる場合もあると思いますので、あくまで目安としてとらえてください。
中はこんな感じ。米の匂いが充満しています。狭いので中に入れるのは2人くらいです。土足で大丈夫ですが、米を扱う場所なのでできるだけきれいな格好で利用しましょう。また、米狙いの鳥などの生き物が入ってこないように、基本、ドアは閉めておきましょう(でも夏場は暑いのでドア開けっぱなしで使ってしまう。エアコンとかはない)。
その外見に反して中は意外ときれいに保たれています。米に対する県民のリスペクトが感じられますね。
使い方
1. 玄米投入
投入口に玄米を投入します。
もみが付いていたり、乾燥が不十分な玄米を入れると機械が故障する可能性があるので避けましょう。普通にお店から購入した玄米なら問題はないと思いますが、冷蔵保存していた玄米を精米する場合は注意が必要です。温度差で結露が生じるので(とくに夏場)あらかじめ常温に戻してから精米しましょう。
また、大量の玄米を一気に投入すると投入口から玄米が溢れちゃう可能性があるので、精米の進み具合をみながら少しずつ投入しましょう。10kgくらいなら一気に投入しても問題ありません。
排出口に空の袋をセットしておきます。10kg袋だと寸足らずなので、踏み台とか欲しいかも。30kg袋だとピッタリはまります。
2. お金を投入
お金を投入します。今回は10kg精米するので100円を投入しました。
3. 精米歩合を選択
精米歩合を選択します。初心者はとりあえず「標準」を選択しておけば間違いありません。
「5ぶ」「7ぶ」というのはそれぞれ「5分づき」「7分づき」のことで、白米(標準)よりも胚芽の残った状態にすることができます。玄米と白米の間という感じ(5分のほうが玄米に近い)。分づき米を試したい初心者は「7ぶ」がおすすめです。
「上白」は試したことがないのでわからん! 「標準」が9分づきなら上白は10分づきといったところでしょうか。生きている間に使うことはない気がする。
「もち」は餅米を精米するときに使用します。
精米歩合の選択肢はメーカーや精米機の製造時期によって異なりますが、分づき、標準、上白の3種類あるのが大半のようです。最近ではこれに加えて「無洗米」が選択できる精米機も登場しています。
4. 精米開始
精米歩合を選択すると精米が始まります。精米された米は漏斗上の受け皿に溜まっていきます。
以前は「最初に出てくる米は前の人の精米した米が混じって出てくることがあります」という注意書きがあったのですが、いつのまにか残米ゼロが当たり前になってその表記も消えたようです。精米機も日進月歩している。
ペダルを踏むと受け皿の底が開いて、袋に米を移すことができます。
10kg玄米の精米完了。精米によりぬかや胚芽が取り除かれるため、最終的な重量は9kgくらいです(約1割減)。所要時間は約5分でした。
突発玄米イベ発生もこれで安心!
コイン精米の使い方を知っておけば、突然玄米をもらってしまったときも安心! コイン精米で充実のお米県ライフをお過ごしください!
by Amazon 玄米 北海道産 ななつぼし 農薬節減米 5kg (Happy Belly) 令和6年産
- メーカー:ホクレン農業協同組合連合会
- カテゴリ:食品&飲料
- 発売日:2017/12/04