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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。

この時期作っておきたい!梅シロップの作り方

梅シロップ

 アルコールが苦手な人も美味しく飲める梅シロップを作ってみました。水や炭酸水で割ってお楽しみください。

材料

梅シロップ
  • ウメ 1kg
  • 氷砂糖 1kg
  • ホワイトリカー 200ml

 梅は見切り品で安くなってたものを使用しました。シロップにするなら青いものよりもすこしばかり熟したもののほうが甘くて美味しいかと。

 ホワイトリカーは度数が高いほかのお酒を使ってもOKです。今回はホワイトリカーの代わりに手元にあったウイスキーを使いました。アルコールがまったくダメな人はホワイトリカーのかわりに食酢を使ってもいいようです(試したことはない)。

 保存ビンはあらかじめ煮沸するかアルコールで中を拭くなどして消毒しておきます。この手のビンはサイズが大きいので自分はもっぱらアルコールで拭くばかりです。

作り方

梅シロップ

 ウメをざっくりと水洗い。

梅シロップ

 爪楊枝などでウメのヘタを取っておきます。

梅シロップ

 びんの中にウメの層と氷砂糖の層を交互に積み重ねていきます。ここまでは梅酒の作り方と同じです。

梅シロップ

 最後にホワイトリカーやウィスキーなどの度数の高いお酒を200mlほど回しかけます。
 こうすることで保存中の発酵を抑えます。アル添しなくてもちゃんとかき混ぜていれば抑えられるみたいですが、簡単なほうがいいので。

 アルコール分が気になる人もいるかと思いますが、シロップ完成時に残るアルコール度数は4%くらいです。それをさらに水や炭酸で薄めて飲むので、口に入るときには1%未満といったところです。

発酵してしまったケース

梅シロップ

 こちらはウメシロップが発酵しちゃったパターン。アルコール発酵が起きて泡立ってしまっています。ウメに限らず果物はだいたい酵母がついているため、氷砂糖の溶け具合によってはこんなふうにアルコール発酵してしまうことがあります。

 こうなってしまった場合は中の液体を鍋に取り出して加熱し、その後再びびんに戻します。一般に酵母は60℃で10分加熱(いわゆる「火入れ」)することで死滅すると言われているので、そんな雰囲気で加熱すればよいかと思われます。

梅シロップ

 あとは冷暗所において完成を待ちます。

梅シロップ

 最初のうちは日に一度くらいかき混ぜて、カビの発生を抑制します。ウメが常に濡れた状態になっていれば大丈夫のようです。

梅シロップ

 翌日の様子。アルコールがあるので、氷砂糖が溶けるのも早い。アル添梅シロップはあんまり神経質にかき回さなくても大丈夫そうな感じです。

梅シロップ

 一週間ほど経過した様子。発酵もしておらず、うまくいったようです。あとはもうそのまま放置でよさそう。

梅シロップ

 そして2年が経過した……(作ってたの忘れてた)

 普通は漬けてから1ヶ月くらいで飲めるようになります。すっかり忘れていてもそれはそれで味わい深くなるのが、この手の食べ物のいいところですね。完成した梅シロップは水や炭酸で割って(だいたい4倍希釈くらい)おいしく召し上がれます。この時期にしか作れない梅シロップ、お試しください。

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