最近、YouTubeにアップする動画でも台所を使うことが増えてきたので、ドロッドロに汚れていたガスレンジを掃除してみました。
先代から使い込まれ、油でドロドロになっているガスレンジ。前から動画や写真の撮影でちら映りしたときにレンジ周りがすっごい汚いのが気になっていたので、この機会に掃除してみることにしました。
掃除するより買い換えたほうが早いのでは……とちらっと思ったりもした。
分解
憂いてばかりいてもレンジがきれいになることはないので、手を動かすことにします。
まずはゴトクを取り外します。うーん、汚ぇ……
レンジのバーナーキャップとリング(受け皿)を取り外します。
ゴトクとバーナーキャップを取り外した状態。汚ぇ……
でもよく見ると意外にトッププレートがシンプルな構造だし、なんかフッ素加工してあるっぽいし、思ったよりきれいになりそうな気がしてきたぞ。
「もしかして……」と思ってトッププレートを持ち上げてみたら! こいつ……動くぞ……!
あ、ビニルやニトリルの手袋があると捗ります。
トッププレートを外したところ。ここまでアクセスできるのか。なんか、自分でレンジの交換もできる気がしてきた(気のせい)。
っていうかこれ、よく見ると施工の仕方がちょっとおかしい気がするんだが……?
向かって右側には金属のカバーのようなものが取り付けてありますが……
左側にはなにもついてない。そういう仕様? でもそのわりにはカバーの取り付けに使いそうなネジが出てる……
あとこの金属パーツ。
手前側にこんなふうにはまっていたのですが……
正しくはこう取り付けられているべきものなのでは……
梱包されてきたときのままの状態で施工完了にしてしまった感があります。おい、このいい加減な施工をした業者どこだ。(たぶんあこだ。)
清掃
本体
レンジ本体はバーナーまわりの汚れだけを真鍮ブラシで磨き落としました。そのままだと磨き落とした汚れがレンジの底のほうに落ちてしまうので、掃除機で吸いながら作業しました。
仄暗いレンジの底から発掘された割り箸と釘。
ゴトクとバーナーキャップとリング
ゴトクは金属たわしでこびりついた汚れを落としたあと、洗剤を付けた歯ブラシを使って細かい汚れを落としました。あらかた汚れを落としたら陰干ししておきます。
バーナーキャップは真鍮ブラシで磨いて、ミゾにはまり込んだ汚れを落としました。意外にボロボロと汚れが落ちる! 水を付けるとさびそうな気がしたので(あと真っ黒になっていて素材もよくわからなかったので)、真鍮ブラシで磨くだけにしました。
リングは金属たわしでざっくりと焦げ付きを落とし、中性洗剤を使ってべたつきを落としました。
トッププレート
トッププレートはでかいので、風呂場で掃除しました。
水をかけてナイロンブラシでわしわし磨くだけでどんどん汚れが落ちていく! フッ素加工まぢネ申。
そのかわり、落ちた汚れが床や排水口に溜まります。トッププレートを掃除し終わったあとは床や排水口周りも掃除しましょう。
最後に中性洗剤でフィニッシュ! すごいきれいになりました! 陰干しして乾かします。
組み上げ
各パーツをきれいに清掃できたら最後に組み上げていくよ!
最初にトッププレート。かがやきが違う! 新品みたい!
リングとバーナーキャップを装着。
最後にゴトクを乗せて清掃完了です! すごい! 新品みたい!
Before / After
すごい! 新品みたい!
心なし火力も上がったような気がします。でもさすがに長年に渡って酷使されてきたゴトクが削れてきているのでここだけでも新しいものに交換したいかも。メーカーやガスレンジの型番で検索すると交換用のバーナーキャップやゴトクが販売されてたりしますよ。
6月大掃除のススメ
日本には年末に大掃除をするという文化がありますが、その時期の新潟は天気よくないし、なんなら雪あるし、なんでこんな時期に掃除を奨励するのか正直疑問でした。
その後、鶴舞うかたちの県に住んで思ったのですが、あれって冬に晴れることが多い関東地方(というか東京というか)の文化だな? あの天気なら外に畳を出して干すこともできますわ。
新潟のような冬の天気がよくない地域の民は、いっそ大晦日なんかに掃除するのは諦めて、季候もいい6月頃に掃除をするとよさそう。6月の末日はちょうど大晦日と同じ大祓(夏越の祓)でもあるので区切りもいいんじゃないかと思います。