近くにスマートインターチェンジができて高速道路を利用する機会が増えたので、三角停止表示板を買ってみました。
三角停止表示板は路上で車が故障したときに車の後方に設置する三角形のオレンジ色したあんちくしょうです。昔は車を買うと一緒についてきたみたいですが、現在は積載義務がないため、オプション扱いになってることが多いです。
積載義務がないってことはただの便利グッズなのか? というとそういうわけでもありません。高速道路上でやむなく駐停車する場合(車が故障したとか)、車の後方に三角停止表示板を設置する義務があります。これは義務です。設置しないと点数や反則金を取られます。
あくまで「高速道路上での駐停車時に三角停止表示板を設置すること」が義務なのであって、一般道での駐停車時には不要ですし、三角停止表示板を積まずに高速道路を走ることも違反ではありません。
三角停止表示板を積む
購入前に三角停止表示板の収納場所とそのサイズを確かめておきましょう。標準で三角停止表示板が搭載されていなくてもオプションでは用意されているので、三角停止表示板を収納するスペース自体は存在したりします。うちの車(日産moco)ではパンク修理セットにそれらしいスペースがありました。
三角停止表示板とは関係ない話ですが、うちの車のようにスペアタイヤの代わりにパンク修理キットを積んでる車の場合、パンクしても修理キットはできるだけ使わないほうがいい、とはかかりつけの整備工場の人のお話。
パンク修理キットを使うと直せるパンクも直せなくなってしまうそうで、できれば修理キットを使う前に加入してる保険のロードサービスか、かかりつけの整備工場に電話してくれ、とのことです。修理キットは最終手段と心得よ。
収納場所に入るサイズの三角停止表示板を購入。購入したのはエーモンの三角停止板です。公安認定品(認定番号 交F16-2)となっております。サイズは436mm x 116mm x 50mm。隙間が空く場合は走行時にガタガタ動かないように軍手などを隙間に入れておくとよいです。
ちなみに公安認定品(TS規格)のほかに「EU規格」とかいうのも散見されますが、日本ではこれらの規格を相互承認しているので公安認定品相当と考えて差し支えありません。安心してご使用ください。
三角停止表示板を展開してみる
試しに展開してみました。
中身をケースから取り出します。
一辺を引き上げます。
もういっぺんを引き上げて頂点にあるダボをはめ込みます。
底面の黒い部分を90度回転させます。
これで組み立ては完了。黒い部分がおもりになっていて、重さは全体で1.5kgほどあります。結構重いです。風速18m/sの風を3分当てる試験にパスしたらしいですが、3分が長いのか短いのかよくわからない。
あとは駐停車している車の後方に設置すれば設置は完了。設置場所の具体的な距離については法的なきまりはありませんが、JAFでは50m以上後方を推奨しているようです。
同乗者を避難させてから、発炎筒、停止表示器材を車から50m以上後方に置く(見通しが悪い場合、さらに後方に)。燃料漏れの際は、引火の危険があるので、発炎筒は使わない。高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?|運転|JAFクルマ何でも質問箱
1歩がだいたい50cmだとして100歩離れた場所に設置すればおkと覚えておけばよいです。できれば100mくらい離したいところではありますが、高速道路上を歩くのは危ないので無理に設置しようとせず、とっととガードレールの外に避難するほうがいい場合もあると思います。そのあたりはケース・バイ・ケースでがんばりましょう。
また、高速道路以外で使用してはいけないきまりはないので、一般道での事故などでも三角停止表示板を活用するといいと思います。
では、皆様、本日も安全運転で。ご安全に!