これから登山を始めようと思っている女性向けに、とりあえずこれを用意しておけばOK! という服装と登山用品をまとめてみました! ご近所の山へのハイキングから、そこそこの標高を目指す山ガールまで!
自分が登山を始めたばかりの頃、「登山初心者っていうけど、体力と経験と山の難易度の幅広すぎない!?」とずっとモヤモヤしてました。というわけで今回は「近所の山なら」と「ちょっと慣れたら」の2つに分類。「遠足の付き添いでハイキングに行くことに!」というレベルの方から「これから本格的な山ガールになる!」という方まで、両方のレベルの参考になるように書いてみました!
登山初心者にオススメの装備
以下のような分類でまとめてあります。
- ザック(リュック)
- 登山靴・トレッキングシューズ
- 服装:トップス
- 服装:ボトムス
- 帽子
- 小物類
ザック(リュック)
近所の山なら:普通のリュックでOK
登山では斜めがけバッグや手提げタイプのバッグを使うことはありません。なにはなくともまずはザック(リュック)を用意します。といっても、いきなり登山用のものを用意する必要はなし。いわゆる普通のリュック、またはデイバッグでOKです。
ちょっと慣れたら:機能的な登山用ザックの購入を
今後も登山を続けそうなら登山用のザックを購入しましょう。ウェストベルト・チェストベルト付きのものはザックが安定して歩きやすいです。
登山用ザックの容量の目安はこちら。
- 日帰り:20-30L
- 1泊-2泊の山小屋登山:30-40L
- 無人の避難小屋泊:40L以上
登山用のザックは容量・サイズが豊富なのはもちろんですが、背面の通気性やポケットの数や位置など、登山用に作られているだけあって使い勝手が良くなっています。
購入時はいろいろ背負ってみて、自分の体にピッタリくるものを選びましょう。最近は多くのメーカーから女性向けザックが出ているので小柄な人でも安心です。
登山靴・トレッキングシューズ
近所の山なら:はき慣れたスニーカーでOK
こちらもいきなり用意しなくてOK。はき慣れたスニーカーで充分です。
ちょっと慣れたら:初心者向けのトレッキングシューズを買ってみよう
岩場のある山に登るようになるとソールがしっかりとしたトレッキングシューズが欲しくなってきます。ザックと同じく、今後も続けそうなら購入しましょう。選び方は以下にまとめてあります。
服装(トップス)
近所の山なら:Tシャツと羽織るものでOK
歩いていると暑くなってくる反面、汗冷えも起きやすいので、Tシャツの上に羽織るもの(長袖のシャツやパーカー、ジャージなど)を重ね着していく、または持っていくのがおすすめです。予想外の天候の変化や強風も考えられるため、羽織るものは「これだとちょっと寒いかな?」というものよりも「ちょっと厚手かな?」くらいのものがよいです。
日焼けや虫が気になる場合は長袖Tシャツにするか、腕カバーがあると安心。Tシャツは手持ちのものでかまいません。
ちょっと慣れたら:レイヤリング(重ね着)を意識
服装についてはちょっと専門的になります。登山時の服装を選ぶ上で大事なことは以下の2点。
- 綿は避け、化繊のものを選ぶ
- 重ね着・脱ぎ着で温度調節をする
基本的に登山時に身につけるものはウールか化学繊維のものです。綿素材は濡れてしまうと乾きにくく、低体温の原因となるため山では身につけません。日焼け・虫除け対策、葉や枝、岩でのケガ防止に長袖がおすすめですが、半袖の人も少なくないです。自分は半袖Tシャツに腕カバーをよく使ってます。
ちなみにトップスは身につける順にベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウタージャケットと呼ばれます。
- ベースレイヤー:Tシャツ、長袖Tシャツ、吸水速乾シャツなど
- ミドルレイヤー:前開きのシャツ、化繊のジャージ、フリース(フルジップアップのもの)など
- アウタージャケット:ナイロンジャケット、レインジャケット、ベストなど
ベース・ミドル・アウターのくくりにこだわらなくても、脱ぎ着しやすく、重ね着ができれば大丈夫ですが、せっかくなので覚えておきましょう。
ついでに服の脱ぎ着について。朝は寒い場合が多いので重ね着、登山口に着いたら脱いでザックにしまいます。登りはじめは肌寒いくらいの服装にしておくのがコツ。歩いて体温が上がってくると体感温度がちょうど良くなってきます。休憩時に体温が下がると体力が奪われてしまうので、さっと一枚取り出してすぐに羽織れるよう、ザックの上の方に一枚入れておきましょう。
そして「寒くてもこれは着ないだろう」という1枚を持っておくと、急な天候の変化、万が一の遭難時にも安心。この1枚はレインウェアでも代替可能です。
服装(ボトムス)
近所の山なら:動きやすいズボン、ジャージなど
綿でできているジーンズは動きにくく、濡れると乾きにくいため登山での使用はNG。近所の低山であってもやめておきましょう。基本的に運動のできる服装であればOKなのですが、ハーフパンツなど素足が出るものはNGです。厚手のタイツの上にハーフパンツ重ね履きならばOK。この時も足首は出さないようにしましょう。
ちょっと慣れたら:山スカート、トレッキングパンツなど
山スカートにタイツ、ハーフパンツにタイツ、トレッキングパンツ、レッグウォーマー、ゲイターなどお好みでどうぞ。筋力をサポートしてくれる高機能タイツ(サポートタイツ)も人気です。
オシャレで体型カバーにもなる山スカートは、着替えやすい、むれにくい、トイレに行きやすい、なによりカワイイ等々のメリットがあります。山スカートの購入時は試着を忘れずに。風にあおられてもヒラヒラしない、広がりすぎないものを選ぶようにしましょう。また、ハシゴやクサリ場のある山ではやめておいたほうが無難です。
帽子
近所の山なら:普段使っているものでOK
熱中症予防・日焼け防止のために帽子は忘れずに。キャップ、ハット、どちらでも構いません。つばが広いと風で飛ばされやすいのでその点だけ注意。帽子クリップを付けておけば完ぺきです。
ちょっと慣れたら:あごひも、帽子クリップを忘れずに
低山と同じく帽子は必須アイテム。標高が高いと紫外線が強くなるので忘れずにかぶりましょう。また、転倒時や落石から頭を保護する役割も少なからずあります。
山の稜線や山頂、ひらけた場所では強い風にあおられることがあるので、ハットはあごひもで、キャップは帽子クリップで留めておきましょう。
小物類
近所の山なら:タオルも忘れずに
タオルは1-2枚あるとなにかと使えます。あとは虫除け、日焼け止め、絆創膏なども持ってきましょう。
ちょっと慣れたら:手袋は常にザックへ
「ちょっと本格的な山に行ったらけっこうな岩場だった!」ということがあるので、手袋(軍手)はザックの中にひとつ入れておくと安心です。また、トレッキングポールを使うようになると手にマメができないように使う場合も。スマホも使える手袋が地味に便利です。
そんな感じ
本格的に登山を始めたい場合も装備は徐々に揃えていけばいいので、まずは動きやすい服装、はき慣れたスニーカー、そしてリュックで近所の山へ。その後「これがこうだったらもっと快適なのになー」というのが出てきたら順次買っていくのがおすすめです。
という感じで今後ももろもろ書いて行きたいと思いまっす!
まずはレンタルという手も!
初心者用3点セット、6点セットという感じで、登山に必要なものをまるっとレンタルすることも可能! 便利な時代です。
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