
プラモデルの合わせ目を消すのではなく、いっそモールドラインにしてしまうことでカンタンキレイに処理してしまおう! という作戦だ。
プラモデル作成の基礎テクニックとも言える「合わせ目消し」。合わせ目を消すことでプラモデルの完成度を上げることが出来る一方で、濃い色のパーツだと合わせ目部分が白くなることがあり、逆に完成度を下げてしまうこともある諸刃の剣。

塗装すりゃ良いんですが、塗装に手を出すともう帰ってこれなくなる気がして……かといって、合わせ目そのままというのもいまさらなんかアレだし……
というわけで、今回は合わせ目を消すのではなく、むしろこれ初めからモールドラインですがなにか? とする作戦だ。
モールドラインにする方法
「モールドライン」とはパーツの表面にあるデコボコやミゾのことです。墨入れするときになぞる線のことと言った方が分かりやすいかも。

モールドラインにする方法は簡単。合わせ目に当たる部分をデザインナイフでカンナ掛け(パーツに対して刃を垂直に立てて横に滑らせて削ること)して少し削るだけです。

ちょっと浅すぎたかも、という時はパーツを合わせた後にプラスチックカッターでモールドラインをなぞればおk。

合わせ目部分にあらかじめ色を塗っておくと削った量が分かりやすいです。墨入れする場合は「ちょっと浅すぎるかな?」というくらいがちょうどいいみたいです。
合わせ目をモールドラインにしたものと消したもの

モールドライン処理をしたジム。墨入れ前のものです。腕と足の合わせ目がモールドラインになっています。

墨入れしてマットのトップコートを吹いたもの。ちょっとモールドラインが深すぎた気がしないでもない。でも、これはこれで、という仕上がり。

合わせ目を消したものと比較。モールドライン化したものは縦の線が入ることで合わせ目を消したものよりスマートな印象を受けます。あとロボット感が増す。並べて比べるとそんな感じがするというレベルなのですが。
お手軽派にオススメ

短時間で簡単に処理できちゃうのが素晴らしいです。
合わせ目消しは接着してから数日乾燥させる工程が必要になりますが、モールド化は削るだけなのですぐに完成させることが出来ます。
これでもう、乾燥待ちの間にやる気が減少して、なんだかんだ一ヶ月くらいそのまま放置してしまい、その間になんかパーツ白くなってきて、ますますやる気を失い、気が付けばはや半年……という悪循環から卒業出来そうです!
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