
登山をはじめ、ついにトレッキングシューズを購入! という時に。最初の一足を失敗しないための購入時のポイントや注意点のまとめです。わかりにくい登山靴選びもこれで安心!
登山靴・トレッキングシューズの選び方

登山靴購入時のポイントと流れはこんな感じ!
- できるだけ多くの登山靴が置いてあるお店に行く
- 知識のある店員さんを探す
- 足のサイズ、幅を計ってもらう
- 登山靴専用の靴下を履いて試着する
- できるだけ多くのメーカーのもの・種類を試着する
- 歩いてみたり、階段を登ってみたりする
- つま先を曲げてみる
- ちょっとでも気になったら妥協しない
いっぱいありますが、自分の足にあった一足を選ぶためには妥協はしない! これがポイント! 2足目からはもっと簡単に選べるはずなのでご安心を。
できるだけ多くの登山靴が置いてあるお店に行く
お気に入り・行きつけのアウトドアショップがあるならそこへ。でもこれから登山靴を買う人はスポーツショップに行く人も多いかも。いずれにせよ、まずはできるだけ靴の種類が多いお店に行くのがおすすめです。いろんな靴をたくさん試着する。登山靴選びはこれが重要。
場合によっては数店舗ハシゴすることも覚悟して下さい。焦って選んでも良いものには出会えません。ゆっくり時間が取れる時に買いに行きましょう!
知識のある店員さんを探す
アウトドアショップ・スポーツショップともに登山に詳しい、または登山をしている店員さんを見つけられると良いです。まずは店員さんに声をかけ「登山靴を選びたいのですが、詳しい方いますか?」という感じで聞いてみると良いかと思います。
自分はスポーツショップ(スポーツ用品量販店)で購入しましたが、登山をやっている店員さんが担当してくれたので、靴だけでなく、ザックや行動食のアドバイスももらえました。
店員さんに相談する際は、登山を始めてどのくらいか、どの程度の山に登る予定か(里山や低山中心、富士山に登りたい、標高1,500m以下、2000m級等々)を伝えると靴選びがスムーズです。場合によっては登りたい山の名前を言うのもアリ。詳しい店員さんならそれに対応した靴を出してくれます。
「登山に詳しい店員さんを探す」と書きましたが、知人・友人で登山をやっている人がいれば、その人からアドバイスをもらうのもありです。知識がある人と一緒に靴を選べるととっても心強い!
登山靴の種類

あくまで参考ですが、登山靴の種類を大まかにわけると以下のような感じ。メーカーやお店の展示によって異なることも多いのであしからず。
- ハイキング:整地された場所、平坦なコース向き
- ライトトレッキング:里山や低山への登山向き
- トレッキング:2,000m以下程度の登山向き
- アルパイン:縦走、残雪用
低山向けのものほどアッパー・ソールともに柔らかめでローカットのものが多いです。反対に高山向けのものほどアッパー・ソールが堅く、ハイカットで足首までしっかりと固めてくれるものが増えます。最近はローカットとハイカットの中間のミッドカット・ミドルカットも登場。ハイカット・ローカットは好みの問題もあるので、けっこうな高山でもローカットを履いている人もいます。
お店に行くと「低山向き」「~1,500m」等、その靴がどのような山に向いているか書いてあるので、それを参考にすると良いですよ!
足のサイズ、幅を計ってもらう
登山靴を扱っているお店には足の大きさ(長さ)、幅を計る器具が置いてあります。まずは自分の足の正しいサイズを知りましょう。たぶん普段履いている靴のサイズよりも1-2cm小さいはず。
登山靴専用の靴下を履いて試着する

登山靴を履くときは、厚手でよれない作りの登山用の靴下を使用します。登山靴売り場には試着用の登山靴下が置いてあるので、それに履き替えてから登山靴を試着しましょう。靴下がないっぽい? と思ってもだいたい試着用ベンチの下にあります。
登山靴下は左右があるものが多いのですが、試着用や低山向け靴下だと左右がないものもあり。「R」「L」が書いてなければどっちの足でもOKです。
すでに登山用靴下を持っている場合はそれを持って行くとベスト。持っていない場合は靴と同時に靴下も買ってくるといいですよ!
できるだけ多くのメーカー・種類を試着する
登山靴選びで一番重要なのは、とにかくいろんな靴を履いてみること。足のサイズを参考に様々なメーカー、種類のものを履いてみましょう!
ちなみに大雑把にわけると日本国内メーカーのものは幅が広め、海外メーカーは幅が狭めという傾向があります。足が小さい男性は女性用を、足の大きな女性は男性用から選ぶという手もあり。大きいサイズは海外メーカーの方が豊富なので、足が大きい人は海外メーカーから探してみると良いかもしれません。
登山靴の履き方・ちょうど良いサイズの見つけ方

まずは靴紐をほどいて足を入れます。つま先まで入れた時にかかと部分に指が1本入るくらいがちょうどいいサイズと言われています。

足を入れたらかかと部分で地面でトントンと軽く打ち、かかとを靴にピッタリとあわせた状態にします。つま先ではなく、かかとをトントンです。かかとをあわせたら靴紐をしっかり引っ張りながらきつめに締めればOK!
歩いてみたり、階段を登ってみたりする
これはいいかも? という靴が見つかったら、ちょっと歩いてみましょう。登山靴売り場には登山道や岩場を模した台が用意されていることが多いのでこれを活用。凸凹の上を歩くことで靴底の硬さや足首のホールド感を確認できます。
でもそれ以上に大事だと思うのが店内一周等、ちょっと長い距離を歩いてみること。くるぶしにあたって痛みを感じないか、親指や小指が痛くないか等、履き心地を確かめてみましょう!
つま先を折り曲げてみる

登山靴の選び方であまり見かけないのですが、案外重要だと思ったのがつま先の曲がり具合。初心者・低山向けの登山靴は柔らかいのでけっこう曲がります。この折れ目が親指の付け根あたりを圧迫すると痛みを感じる原因に……
後ろ足で蹴り出す時のような感じ体勢をとったり、つま先立ちでしゃがんでみたりして、つま先の曲がり具合も是非チェックしてみて下さい!
ちょっとでも気になったら妥協しない
履いてみて「なんだか小指が痛い気がする」「きついような、当たっているような感じがする」と思ったらワンサイズ上、もしくは別の靴の方がいいかもしれません。この小さな違和感が登山で大きな違和感・痛みとなります。履いてみた時点で気になる点は、登山中に気になる点となりがち。妥協せずに足に合う一足を探しましょう!
登山靴の金額の目安
初心者向け・低山向けは1万-2万円程度

高額な印象のある登山用品ですが、初心者向け・低山向けの登山靴であれば1万円弱-2万円代で購入できます。高山向けのガッチリしたものになるともうちょっと高額です。
「靴は命を預けるものだから妥協するな」とよく言われます。ピッタリあった靴が安ければラッキー、高くてもピッタリ合うならそれを! メーカーやブランドで選ぶのではなく、自分の足に合うか否かが重要です。
春先は安くなるかも!?
登山靴は案外モデルチェンジが多いのです。その他、その年の限定カラーなんてものもあったり。ゆえに型落ちやサイズ不揃い、人気のなかったカラー等が安く売られることがよくあるのです!
その年の新作は春先に出ることが多いので、春先は値段が下がることが多いような!? スポーツショップだと時々「この靴がなんでこの値段で!?」というようなワゴンセールに出会うこともアリ!
そんな感じ

足のサイズは22.5くらい、幅は2Eだった私が買った最初の一足はcaravanのc4_02。お値段は12,000円くらいでした。何足か試着してこんなもんかなーと思っていた時、この靴に足を通したらものすごいフィット感が! なんだこの柔らかな包み方は! と感動を覚えるレベルでピッタリな靴が見つかりました。もうワンサイズ上と迷いましたが23.0cmを履いています。これで何回か登山しましたが靴擦れも痛みもなくて快適です! ゴアテックス素材なので低山のぐちゃぐちゃとした所でも安心していけます。
これから山登りを始めるあなたに、素敵な一足がみつかることを願って! いろいろ面倒な感じで書いちゃいましたが、まずは登山靴売り場をチラ見してくる感じでいいと思いますよ!
まずはレンタルという手も!
手頃な価格でレンタルし、お試しもいいと思います! レンタルでぴったりならばそのまま購入できる店舗もあります!
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