
MERRELL(メレル)のトレッキングシューズ「MOAB(モアブ)」が、歩く度に親指の付け根を超絶圧迫して痛い! と言う問題を解決するため、インナープロテクタを作ってみました。
人によるとは思うのですが、この靴、アッパーとソールの柔らかさ、靴紐と合成レザーの縫製位置といったすべての要素が見事にシンクロして、全力で親指の付け根を圧迫してきます。構造上の問題なので、靴紐の閉め方とかでなんとかなるようなものでもないです。
ググると、程度の差こそあれ、同じような症状に見舞われている方が散見されるので、同じ悩みを抱える人は自分だけではない模様。「履き続けてこなれてくると気にならなくなってくる」と言うレビューも目にしましたが、正直、この痛みを我慢して履き続ける気力はないんだぜ……

でも、もう買ってタグも切っちゃったしなんとかするしかないんだ!
なんのことはない、要は爪先部分を曲げたときにアッパーのシワが親指の付け根部分に当たらないようにすれば良いだけの話! インナープロテクタを靴の内側に取り付ければ、問題は解決するはずだ!
ちなみに「インナープロテクタ」という名称は適当にそれっぽい名称をつけただけで、そういうシューズアイテムが存在するわけではありません。
材料

材料は0.75mmのPP(ポリプロピレン)シートです。0.5mmでも大丈夫かも。0.3mmはぺなぺなでちょっと使えない感じでした。PPシートはホームセンターや百均で売られています。100円も出せば持て余すサイズが手に入ります。
作り方

靴に入ってる紙製のインナーを取り出して、親指が当たる部分を切り出します。
紙製インナーがない場合は、爪先部分の大まかな型をとって調整してみて下さい。

切り出した紙製インナーを紙に押し当ててペンでなぞり、型を取ります。

カッターやハサミで型紙通りにPPシートを切り出します。

切り出したPPシート。ハサミで角を丸く落としておくと靴へのダメージが減るかもです。(実際にはあんま関係ないかもですが、まあ気持ちの問題と言うことで。)

ついでに5mmのポンチ(百均で手に入れた)で適当に穴を開けてみました。アッパーの素材がGORE-TEXなので通気性良い方が良いだろうって事で。これもまあ、実際そんなに影響ないかもですが、気持ちの問題ということで。めんどくさければ切り出したままで問題ないと思います。

完成したら靴の中に突っ込みます。うまく出来れば、靴の内側にぴったりとはまり込んでくれます。特に接着剤などは必要ありません。
しっくりこない場合は、インナープロテクタの方向が逆向きになっている可能性があります。弧の中心が爪先側になります。

設置する位置は上の写真の通り。爪先側のヒモ穴のところです。
購入前にしっかり試着しましょう

右足は左足ほど痛くないので(それでもまあ、普通に痛いけどね)、多少の個体差は存在するのかもです。親指が痛い以外は何の問題もないんですけどねぇ。
いや、購入前にしっかり試着して確認するのが大前提なのは知ってる! 言い訳すると、一応、試着したんだけど、その時は大丈夫だったんだ! 家で履いてみたらなんか痛かったんだ! 次から気を付けるからぁ!