
春からの山歩き用にトレッキングシューズを新調しました。
通常トレッキングシューズというとミッドカット、ハイカットのものが一般的のようですが、自分は今のところ、1,000m前後の低山が中心だし、足首ガチガチに固めるのあんま好きじゃないし、ってことで、ローカットで探すことにしました。あと、ローカットの方がハイカットより数千円安い。
そんなわけで今回購入したのがこちら。

メレルの「MOAB MID GORE-TEX」。
え? ローカットじゃない? だってローカット売ってねーんだよ! 今が冬だからってのもあるかもだけど、もうほんと、びっくりするほどハイカット。つか、ミッドカット。ハヴァブレイッ!
最初は、グランドキングのローカット売ってるかなぁ、なんて淡い期待を抱いてお店巡りを始めたけど、実際にはローカット以前にグランドキングのグの字もなかったよね。いっそモリパークアウトドアビレッジまで買いに行こうかなどと割と真剣に考えたりもした時代が私にもありました。

でまあ、探しまくった結果、段々どうでも良くなってきて、大抵どこでも売られてるメレルのモアブで手を打つことにしました。決め手はイオンお客様感謝デー30%OFF! 13,000円代でGORE-TEX feat.ビブラムソールなら安いっしょ! WAONでお支払いならポイント還元もあるぞ! あと、ミッドカットなら低山にありがちなぐちょ道も安心だろう、という後付け設定。
作りがいい加減でゴアテックスなのに水漏れしたなんてレビューも目にしましたが、90年代からタイムリープしてきたレベルのアウトドア素材知識しか有していないボクはハナから完全防水なんて信じてないので無問題。そんなに水漏れが許せないなら長靴でも履いてろってんだよな! HAHAHA!

マンホールやタイルの上では超絶滑ると噂のソール。どれくらい滑るかというと同梱の注意書に赤字ボールドで「マンホールとかタイルの上は滑るから」って書かれるくらい。もはや公式設定。だがしかし、普段からジャングルモックで鍛えているオレには関係ないんだぜ。あと、土の上では大丈夫らしいからまあ良いかなと言う感じ。
ちなみにメレルのモアブとカメレオン(Chameleon)の大きな違いはソールの硬さのようです。あと見た目。カメレオンはモアブより硬め。でも実際、大した違いじゃないので、どちらにするか悩んだときは単純に見た目が気に入った方で良いと思います。

おしゃれオレンジのオーソライトなインソール。つっても普通にウレタンっぽいので市販のインソールと交換するといいかもです。でもまあ、とりあえずこれでもいいかもです。

割と評価の甘い自分が唯一「これはあかんなー」と思ったのが、歩くときにアッパーが親指を圧迫して痛いこと。アッパーとソールの柔らかさ、靴紐と合成レザーの縫製位置といったすべての要素が見事にシンクロして、全力で親指の付け根を圧迫してきます。足を踏み出す度に激痛足つぼマッサージされてる気分になれます。
店で試着したときはあんま気にならなかったのですが、家で履いて歩いてみたらもう痛すぎた。もうちょっとちゃんと試着すべきだった。靴買うときはマジで店内一周とかさせてもらった方が良いです。

しかしもしかしたら、26.5cm 4E の足を US10(28cm) 2E の靴に突っ込んでるんだから仕方ない部分もあるかも知れない。というわけで、インナープロテクタ(世の中にそんなシューズアイテムが存在するのか分かりませんが)を自作して爪先のとこに突っ込んだら問題なく履けるようになりました。
ついでにチンアナゴを彷彿とさせる靴紐もオレンジ単色のものに交換してキュートな仕上りに。
まあ値段なりってところ

某袋ではクソみたいな扱いを受けているメレル(とキーン)ですが、まあ、そんな悪くないと思いますよ。値段なりっていうか。アルプス縦走とかなるとアレですが、初心者の日帰り登山程度なら十分じゃないですかね。
それよりは靴が足に合うか合わないかの方が重要だと思います。「試着出来ない店では買うな」なんてことも良く言われますが、実際、靴は服と違って大きすぎても小さすぎても良くないので、購入前にはしっかり試着しましょう。
まずはレンタルという手も!
参考
- MERRELL(メレル)・大自然から都市空間を幅広くサポートする世界160ヶ国で愛されるアウトドアブランド
- 登山用品・登山靴・トレッキングシューズ・トレッキングポール−株式会社キャラバン−ホームページ
- モリパーク アウトドアヴィレッジ