
蔦屋書店の開店セールで売られていたBluetooth対応ワイヤレススピーカーを買ってみました。
このスピーカー、定価は3,980円らしいのですが、開店セールで698円(税別)というデタラメな価格で販売されておりました。割引率80%以上。
しかも、チラシに出ていた「SN-SBT002」という型番をググってみても総務省の技適のページしか出てこないという謎アイテムです。

最初は台数限定の日替わり特価品だったのですが、人気があったのか、はたまた在庫を持て余しているのか、その一週間後には同じ値段で日替わりではない特価品として再登場を果たしていました。これは……買えという啓示なのか……!

というわけで購入しました。色はグリーン。購入したときはこの他にレッドがありました。チラシによるとブラックもあるようです。
メーカーは不明ですが、発売元は「TSUTAYA STATIONERY NETWORK 株式会社」となっています。ツタヤ限定商品っぽい。

スピーカー本体はシンプルな直方体です。緑の部分はシリコン素材になっています。サイズは150m x 58mm x 39mmと、音質に不安を感じさせるのに十分なコンパクトさ。
他にUSBケーブルと3.5mmミニプラグケーブルが同梱されています。このスピーカーはBluetoothで接続する他にミニプラグケーブルで有線接続することが出来ます。USBは充電専用です。

本体上面には大きめのボタンが3つ。Bluetoothでスマホと接続すると、このボタンで再生、早送り、巻き戻しが出来るようです。スマホで操作した方が簡単なので使ったことないですが。また、スピーカー本体のボリューム調整(スマホの音量ではない)もこのボタンで出来るようになっています。
ちなみにスマホと接続してスピーカーホンとして使用することも可能のようです。特に用事がないので使ったことないですが。

本体側面には電源スイッチ、microUSB端子、ミニプラグ端子があります。電源スイッチはON/OFFの表示がないので、ちょっと分かりにくいかも。

電源は内蔵充電池のみ。充電はUSB経由で行います。充電中は赤いLEDが点灯するようになっています。

Bluetooth接続中は青いLEDが点滅します。BluetoothはVer.2.1 + EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFPとなっています。
BluetoothでMacBook(Late 2007)と接続してみたところ、ブチブチとノイズがのりました。聞き取りに影響が出るレベルではありませんが、気になりはじめると気になる、という感じ。スマホ(Xperia AX SO-01E)と接続した場合にはノイズはのらないので、うちのMacの問題っぽい。(BTなんてあんまり使わないからな……)
音質
気になる音質ですが、実売価格1,000円前後のPC用外付けスピーカー程度といったところでしょうか。MacBook内蔵スピーカーと比べると音に厚みがあり、音楽を聴けるレベルにあるという感じです。このサイズのスピーカーでこれだけの音が出れば上々だと思います。
低音が弱いのは小型スピーカーの宿命であるため、その点では物足りなさは否めません。それでも、FMラジオを聞いたりBGMを垂れ流す程度なら十分な音質です。中音域が強い気がするのはスピーカーフォンとしての使用を考慮した結果? イコライザをいじれる人はイコライザかませて低音をブーストすると見違えます。是非お試し下さい。

印象としては
- 3,980円 – 別に買っても買わなくてもいい
- 1,980円 – 必要なら買っても損はしない
- 698円 – 用がなくてもとりあえず買っておけ
という感じです。
一応、スピーカーの仕様を書いておくと、出力は4W(2W + 2W)、周波数特性は120Hz〜20KHz、インピーダンスは4Ωとなっております。
値段付け間違いレベル

スピーカーは実際に使ってみないと音が分からないので、店頭で試聴すら出来ない安スピーカーの購入はちょっとした賭けです。
以前購入したサン○サプライのスピーカーは本当に酷かった。あれに1,000円出すくらいなら百均のモノラルスピーカー使う方がマシ。Amazonで語尾に「♪」ついてるレビューは地雷と学んだ。
それに比べると、このスピーカーは値段付け間違いレベルです。この機能と音質で698円ならとりあえず買っておいて損はありません。最寄りのツタヤで売れ残っているのを見つけたら即買い。
高額なゴミであることも少なくはありませんが、たまにこういう(良い方向で)デタラメなアイテムも出て来るから安物買いは止められません!