※弊社記事はたぶんにPRが含まれますので
話半分で受け取ってください。

とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。現在はカプセルトイを中心に設置してます。

石膏ボードの壁に開いた穴を埋める方法 – 前編 – 穴をふさぐ

壁の補修

 石膏ボードの壁に空いた穴を埋めましたごめんなさい。

 耐火性が高く、家の壁に使用されることが多い石膏ボード。しかし、その一方で衝撃には弱く、物がぶつかると簡単にぼろっと穴が開いてしまったりしますごめんなさい。
 そんなわけで、今回は壁に空けてしまった穴の修復方法を前・後編の2回に渡ってお送りしたいと思いますごめんなさい。

 前編の今回は、とりあえず穴を塞ぐところまで作業を行います。壁紙貼りは後編で。

材料

 壁を埋めるために必要な材料はこちら。全部揃えても1,000円ちょいといったところです。

壁の補修
  • 石膏ボード
  • 木材
  • 石膏ボード用ビス
  • 壁パテ
  • ボンド (お好みで)

石膏ボード

 石膏ボードは9.5mmと12.5mmの2種類の厚さがあるので、あらかじめ壁に使われている石膏ボードの厚みを測って、同じ厚さのものを調達しましょう。
 石膏ボードは資材を扱っているホームセンターで購入出来ると思います。価格は3尺x6尺(90cm x 180cm)で400円弱くらい。そのままだと車に入らないので、ホムセンの店員さんに3等分にカットしてもらいました。ちなみにカット代は1カット70円でした。

木材

 木材は表から見えない部分に使用するものなので、ビスが刺さればなんでもおk。今回は安い杉材が売られていたのでそれを使用しました。6尺で150円くらい。

石膏ボード用ビス

 ビスは石膏ボードにねじ込むことが出来れば石膏ボード用でなくても良いです。今回は石膏ボード売り場の脇に石膏ボード用ビスがぶら下がっていたので、それを購入しました。1袋50本ほど入っていて200円くらい。

壁パテ

 「壁パテ」は固まると石膏のようになるパテです。壁とはめ込んだ石膏ボードの隙間を埋めるのに使用します。300gもあれば5回は補修出来ます。300gで400円くらい。

ボンド

 用途いろいろ万能アイテムの木工ボンド。一応、用意する物には入れてみましたが、なくても作業するのに問題はないので、無理に用意する必要はありません。

穴の埋め方

穴を四角形に成形する

壁の補修
Before.

 まずは患部をきれいな四角形に整えます。裏面は表面よりも大きくえぐられていることが多いので、穴に手をつっこんで壁の裏面の様子を見ながら、開ける穴の大きさを決めましょう。ビス打ちするところが欠けていたりヒビが入っていたりすると、ビスを打ったときに壁が抜けて初めからやり直し、なんてこともあります。

壁の補修
After.

 穴の回りは数センチくらい壁紙をはがしておきます。このマージン部分はビス止めやパテ盛りで必要になります。

 石膏ボードの壁の穴を成形する時は、引き回しノコギリがあると多少作業が楽かも。百均で売られているものを使い捨てすれば良いです。もしくは、大型のカッターナイフでも石膏ボードを切ることが出来ます。今回は全部カッターで処理しました。

 カッターで石膏ボードを切る方法は、アクリルカッターでアクリル板を切断するのと同じです。
 カッターでひっかくようにして板厚の半分程度まで刃を入れたら、板チョコを折るように石膏ボードをへし折ります。すると、裏面のボール紙1枚でつながった状態になるので(石膏ボードは石膏の板をボール紙でサンドしたような構造になっている)、これをカッターで切れば、きれいに石膏ボードを切断することが出来ます。慣れれば引き回しノコより簡単、かつ綺麗に切断出来ます。

ジョイントとなる木材の取り付け

壁の補修
 穴の左右裏側に木材をビス留めした状態。最低限の本数しかビスを打っていませんが、作業中に木材が脱落しないように、予備で2、3本余計にビスを打っておくと安心です。

 木材を適当な長さに切って、壁の裏側にビスで固定します。この木材が壁と補修用石膏ボードのジョイントになります。表からは見えない部品なので、木材の長さが不揃いだったり、切断面が雑だったりしても問題ありません。

 ここでは穴の左右に板を取り付けていますが、穴の大きさや裏面の状況に応じて、上下に付けたり、複数本渡したりしてください。特に穴が大きい場合は、複数本木材を渡すと安心です。
 また、ビスは石膏ボードにうっすら埋まる程度まで締めましょう。ビスの頭が出ていると、完成時にその部分だけ壁紙が浮いてしまうことになります。

補修用石膏ボードをはめ込む

壁の補修

 穴と同じ大きさにカットした石膏ボードを穴にはめ込みます。この時、ジョイントの木材にボンドを付けておくと固定しやすいです。まあ、別に付けなくても問題はありません。

壁の補修

 石膏ボードをビス止め。ここではインパクトドライバーを使っていますが、普通のドライバーでもいけます。たぶん。でも、インパクドライブは一家に一台あるといろいろ便利。

壁の補修
 穴を塞いだところ。

 石膏ボードをはめ込んでビス止めしたら、この後の作業のために、壁紙の回りに養生テープを貼り付けましょう。

壁の補修
 こんな感じで、パテやらノリやらがつかないように養生テープ(マスキングテープ)で壁紙の境界部分をマスクしておきます。

パテ盛り

壁の補修

 パテで壁と補修用石膏ボードの隙間やらビスの頭やらを埋めます。

壁の補修

 ここまでで穴を塞ぐ作業はほぼ終了。パテが乾くまで一休みです。パテが乾いたら、ヤスリ掛けして表面を平らにならします。

次回は壁紙貼り

壁の補修
3枚の石膏ボードのうち2枚は使われないまま、まるっと残っているので欲しい人は言って下さい。

 穴を塞ぐことが出来たら、次は壁紙貼り。果たして壁はちゃんと修復出来るのか……?!

関連する記事