突然ですが、大草原をかけるボーダーコリーを指笛で呼ぶのが夢です。
指をくわえてピューと音を鳴らすと全力でイヌがかけてくる。そんな光景に憧れたことが誰しも一度はあるんじゃないかと思います。しかし、その夢の実現にはひとつの大きな問題があります。それは……指笛が吹けん!
というわけで、指笛が吹けるように練習してみました。
練習の前に
指笛は口笛の比ではない大音量が出ます。大声よりももっと大きい、というか高音で周囲に響く音なので、練習する際は環境に気を付けましょう。
「そんなすぐ音なんか出ない」と思って油断して練習していると、不意に大きな音が出てビビります。自分は主に車の中でピーピーしてます。また、練習してると手がべちょべちょになりますが、シャワーしながら練習すればそれも気になりません。
指の形
指笛をする際の指の形は以下の3種類がポピュラーです。まずはいろいろ試して自分のやりやすい形を見つけて下さい。形は違っても原理は同じなので、ひとつ出来ると他の形でも音が出るようになったりします。
1. 両手の人差し指と中指を合わせる

両手の人差し指と中指を合わせ、指先を舌の裏につけてくわえます。左右の人差し指のなす角は80度くらい。3種類の中で一番ならしやすいらしいです。自分も最初はこれで練習しました。
2. 指で輪を作る

親指と人差し指(他の指でも可)で輪を作り、爪を舌の裏につけてくわえます。片手で出来るところが良いです。最近はもっぱらこれで練習しています。
3. 指をカギ形に曲げる

もはや親指すら必要としない形。指の親指側を下にして、中節骨部分(第一関節と第二関節の間)を舌の裏につけてくわえます。自分はこの方法だとあんまりうまく音が出せません。指が太いとやりにくいかも?
吹き方
指笛の音が鳴る原理は、ホイッスルやビンの口に息を吹き込んで鳴らすのと同じです。
唇と指で作られた隙間がビンの口で、指の下に出来た空間がビンに相当します。唇に当たった空気が下あご方向に向かう流れと口の外に向かう流れの2方向に分かれ、渦を巻くことで音が出ます。
ポイントは以下の5点。
- 指を舌の裏につける
- 指をくわえる角度は下あごのラインと平行、またはやや下あご向きを意識する
- 唇を軽く内側に巻き込む(唇を舐めるときの感じ)
- 巻き込んだ唇の先に当てるような感じで息を吹く
- 「フー」と「ハー」の間のような感じで息を吹く
息が弱すぎても強すぎても音は出ません。慣れないうちはフーハーし過ぎて頭がクラクラすると思います。倒れない程度に加減して練習しましょう。
1日1分の練習で、1週間もすれば音が出るようになると思います。音らしきものが出るようになるまでがなかなかつらいですが、音が出始めるとコツがつかめて一気に上達します。
活用方法はいろいろ。

指笛が吹けなくても別に困ることはありませんが、吹けるとライブや各種お祝い事の席での盛り上げに一役買うことができます。
また、大声を出すよりも楽に大音量を出すことが出来るので、アウトドアで集合をかけたり、自分の場所を教えるときなどに便利な事この上ないっ! さらに、手ぶらで瓦礫に埋まっても指笛が吹ければ助け出される可能性が急上昇。(※棒で周りの物を叩く方が疲れません。)
テレビで指笛してるのを見て、マネしてはみたけどまったく音が出ず、10秒であきらめたと言う人は、ヒマなときにでも上記の5つのポイントを意識して練習してみてください。意外と簡単に音が出るようになるかもしれませんよ。
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