※弊社記事はたぶんにPRが含まれますので
話半分で受け取ってください。

とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。現在はカプセルトイを中心に設置してます。

今さらAmazon S3を使ってデータのバックアップを取ることを検討してみるなど

 自分でサーバ立ててブログなんてやってると、嫌が応にも耳に入ってくる(というか目に入ってくる)「S3」だとか「EC2」だとかのAmazonのサービス。バックアップに使えるストレージとかなぁ、なんてちょっとググってみたら、S3が思いの外使いやすくなってるっぽかったので、ちょっと使ってみることにしてみました。

 実は写真のクオリティにも定評のあるicoroさん。最近は電子書籍なども始め、いずれは電子ではなく紙で! と言う夢を見る今日この頃なのですが、ただ、そうなると写真の高解像度化は避けられず、それにともなってファイル容量も増加するわけです。果たして、この大量、かつ大容量の写真データをどこに保存するのか。

HelloAWS

 ところで、サーバなんか構築してると、嫌が応にも耳に入ってくるAWS(Amazon Web Services)。現在、さくらのVPSに落ち着いていますが、EC2も気になっています。機能的にも料金的にも魅力的のようです。S3やGlacierなんてかなりお安くデータが置けるんですって?
 でも、AWS使ってる人のブログ読んだりすると、AWSを使うにはコンソールで カタカタカタ、ターンッ したり、自分でプログラム書いたりしなきゃいけないんでしょー? そんなめんどくせーのはおことわりだわー。

 そんなふうに思っていた時代が私にもありました。(今もまだちょっとそう思ってるけど。)

 聞く話によると、最近のAWSは「AWS Management Console」とかいうのでGUIで簡単に操作出来るっぽいじゃない。もー。あの心まで引きずり込まれそうなコンソールの黒い画面見なくて済むツールがあるなら、早くそう言ってくれれば良いのにー。これだったらコマンドラインとか難しいボクでも使えそうです。こんにちはAWS。

Amazon S3

 Amazon S3(Simple Storage Service)は、オンラインストレージのひとつです。ネット上にあるデータの倉庫です。料金は従量制で$0.095/GB・月となっています。日本円で8円/GB・月くらい。このほかにもリクエスト料金だとかデータ転送料金だとかもかかるのですが、まあ、こまけぇこたぁいいんだよ。
 データの堅牢性は99.999999999%。有効桁数どうなってんのって感じですが、要は「サーバのデータまるっと消えちゃいましたてへぺろ(・ω<)」なんて惨事が起きる可能性はほぼないって感じです。(そういえば、ちょっと前にそんなのありましたね。)

指定された 1 年にわたり、99.999999999% の堅牢性と、99.99% の可用性を提供するよう設計されています。
Amazon S3 (クラウドストレージサービス Amazon Simple Storage Service) | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)

 たとえば、うちの場合、写真のデータをDVD-Rに焼いてバックアップしてるのですが、S3だとDVD1枚分(4.7GB)のデータを40円/月くらいで保存出来ることになります。年間で480円。DVDはまとめて買えば1枚30円くらいなので、ちょっと高いっすねー。
 うちは20枚くらいあったと思うので、全部バックアップすると9,600円/年となります。たとえば、DVDを複数枚焼いて自宅や仕事場などに分散して保管する、かつ、一定期間ごとに焼き直す、とかすれば、データを失う可能性をかなり低くすることが出来ると思うのですが、でもそんなんすんのまじダリぃ。その辺は手間と費用と効果のバランスですかね。

Glacier ストレージ

 ところで最近、S3で「Glacier ストレージ」なるものが利用出来るようになったみたいです。
 Glacierは、すっげー安い($0.010/GB)けど、データが取り出しにくい(取得可能になるまでに3時間以上かかる)というストレージです。堅牢性はS3と同じく99.999999999% なので、「データのバックアップが主で、データを取り出すことはほとんどない」と言う場合は、Glacier ストレージを利用すると費用が1/10くらいになります。
 さっきのうちの写真データで言えば年間900円ちょいということになります。だいぶお安くなりますね。これはなかなか現実的なラインかなーと思います。

 もともと別でGlacierと言うサービスがあったのですが、それがS3のオプションとして使えるようになった感じ。あくまでS3の一部なので、元からあるGlacierからはアクセス出来ないとか言う話もどこかで見ましたが、ワガハイ、そういう難しいことはよく分からないナリ。S3から簡単に使えると言うことが分かればそれで良いナリ。

バックアップの構成

 まあそんなこんなで、バックアップの構成を考えてみるのであります。現在考えている構成は以下の通り。

  • 内蔵HDD
  • DVD-R
  • AmazonS3(Glacier)

 利用頻度高めのものは内蔵HDDに置いておきます。それ以外の一定期間経過したデータはDVD-RとS3に書き出します。
 S3あればDVDいらないような気もしますが、たまに昔のデータを参照することもあるので、やっぱ必要。Glacierストレージだと欲しいときにすぐ手に入らないので。DVDがあぽーんしたらS3から復旧します。すぐに読み出せるDVDと99.99……%の堅牢性を持つS3の隙を生じぬ二段構えです。
 あ、この他に、Flickrにあげてるデータもインデックス的に使ってます。Flickrで欲しい画像探して、そのフルサイズのデータをDVDから取り出すとか。

 DVDをBDに置き換えることも検討しても良いかなと思いますが、TSUTAYAのレンタルコーナーにあるDVDとBDの割合が完全に逆転してからでもいいかなとも思っています。
 外付けHDDという選択肢もありますが、個人的に「HDDは信用ならねぇ……」と思っているフシがありまして。RAIDとかになるとなんか大げさなような気がするし、だったらディスクに焼いちゃった方がまだお手軽で費用もかからないし、そこそこ信頼出来るかなぁ、と。
 いや、S3を候補に入れる前はHDDのRAID構成も考えていたのですが、S3が使えるなら、もうそれはいいかなぁなんて思うわけです。

 というわけで、別にプログラマじゃなくてもS3は有用かもしれないという話だったナリよ、キテレツ。(おいどうしたコロ助)

AmazonCloudテクニカルガイド ―EC2/S3からVPCまで徹底解析―

  • メーカー:インプレス
  • カテゴリ:単行本(ソフトカバー)

関連する記事