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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。

富士総合火力演習2011 – 会場入りから演習開始まで

 さて、総火演2011の第2回目。今回は会場入りしてから、演習が開始するまでの間にしておきたいことをまとめていきたいと思います。キーワードは「いまやる。すぐやる。」

富士総合火力演習2011

 会場入りするまでの話はこちら。

 バスから降りたら、再び人の流れに乗ってゲート前へ。ゲートで当選ハガキと入場券を交換します。今回は29歳以下限定の「青少年券」で行ったのですが、入場の際、身分証明の提示を求められることは特にありませんでした。その辺は観覧者の良識に任せているみたいです。あるいは、関根が若く見られたのか。

富士総合火力演習2011
ときどき砲撃音が聞こえる中をゲートに向けて進行
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いくつかゲートがあるようですが、なんかみんなここに来てたので、なんとなく流されてみた。「乗るしかない、このビッグウェーブに」って感じです。
富士総合火力演習2011
迷彩服の自衛隊員さんを見ると「総火演に来たっ!」という気持ちが盛り上がります。このシチュエーション、なんとなく、町で怪獣が現れて避難する住民の役を演じているような気分がするのは自分だけでしょうか。
富士総合火力演習2011
当選ハガキと引換に渡される入場券。上が青少年券で下が一般券です。

 ネットで「会場付近で29歳以下の人を募集したりしている」なんて話を目にしたのですが、今回は特にそのような光景は見られませんでした。というか、沼津駅で電車に乗ってからゲートにつくまでの間はほとんど流れ作業なので、そんなことをしている余裕がないというか。
 そういったやりとりは前日入り組くらいにならないとないのかも?

 会場にはスタンド席がAからFまで、そして、スタンド席前に広がるシート席があります。
 ただ、普通の人が入れるスタンド席はEだけなので、スタンド席はかなり競争率が高いです。それこそ、前日入りして開門を待つくらいの覚悟が必要。なので、シャトルバス組はほぼ自動的にシート席行きとなります。
 ちなみにE以外のスタンド席は自衛隊関係者や報道関係者が入っているようでした。今度行く時は報道で入りたいぜ。

富士総合火力演習2011
入場券は紫色、桃色、赤色、黄色、青色の5種類があって、それぞれで入場出来るエリアが異なります。
富士総合火力演習2011
写真右側がスタンド席。左側がシート席。

席の確保も整然と

 入場したら係の自衛隊員さんの誘導に従って、シート席を確保します。空いている場所どこでも自由に座れるというわけではなく、前の方から横一列ずつ埋まっていくようにしていました。シート席は縦に4ブロックに分かれています。多少傾斜が付いていますが、この人の多さの前ではこの程度の傾斜はないも同じ。
 ちなみにシート席中程になったうちの妹様はほとんど前が見えなかったらしいです。

富士総合火力演習2011
スタンド席一番上からシート席を望む。上からのながめはどんなものか気になったので、演習終了後、ちょっと上って撮ってきました。

 さて、その席の着き方ですが、まず最初にシート席の外で横一列に並ばされます。一列分の人数が揃ったところで前進。長岡花火の無料観覧席のように入場時間フライングしたもの勝ちの世界とは違います。さすが自衛隊。

富士総合火力演習2011
まずは一列に整列。みんなが並んだら、黄色いロープが張られている場所までゆっくり前進します。運良く一番前のブロックに席を確保することが出来ました。

 並んだ状態で確保した幅がすなわち自分の席の広さになります。「出来るだけ詰めて下さーい!」と言われるのですが、最初に並んだ時点で(例えば両手に手提げの荷物を持つなどして)座ってあぐらをかく分くらいの横幅を確保しておいた方が良いです(あんまり大きな声では言えないけどね)。生真面目に詰めたりすると、演習開始までの2、3時間 + 2時間の演習中ずーっと体育座りで過ごすことになります。

富士総合火力演習2011
体育座りで待機の図。狭いし近い。
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前の人との感覚はこれくらい。長岡市立劇場の比ではない。

おみやげを確保せよ

 席が決まり、ちょっと落ち着いたら、演習が始まるまでの間におみやげの確保に走りましょう。
 おみやげは出来るだけ早く購入しておくのが吉。「終わってから」なんて悠長なことを言ってると、何もなくなるぞ。ついでにトイレもここで済ませておきましょう。

富士総合火力演習2011
すごい賑わっていますが、まだ朝の7時半です。

 グループで行っている場合は交代で買いにいったり、買い出し班と席取り班に分かれたり出来るのですが、1、2人だとなかなかそうも出来ないことがあります。そんな時は隣や後の人に声をかけて、荷物を見ていてもらうと良いです。その際、見てもらったお礼に飲み物のひとつも差し入れしましょう。そこからまた会話が生まれたりするのもこういったイベントの楽しみだと思います。

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500円で買える愛国心。
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耳栓。テントにわざわざ「耳栓あります!」と書かれてました。え、ひょっとして耳栓が必要なレベルですか。
富士総合火力演習2011
長渕剛も買ったらしいリュック。

 会場外の売店は100mくらいに渡って出ていますが、内容にそんな大きな違いはありません。何かめぼしいものを見つけたら、その場で買ってしまうのが(ベストではないかもしれませんが)ベターです。一通り見て戻ってきたら、目をつけてたものがなくなってたなんてこともあり得ます。実際、まだ8時前だというのに、売り切れてるものもありました。

総火演に持っていきたい持ち物

レジャーシート

 シート席と言っても、たぶんこのシートはずっと張りっぱなしになっていて、破れたりした部分は新しいものを上から貼る、と言う感じのようです。雨が降った後だと普通に水たまりが出来ていたり…… つまり、シート席のシートはあってないようなものなので、あらかじめレジャーシートを持参しておきましょう。その上で座布団でもあれば言うことなし。
 いっそでかいレジャーシートを持っていって、「うち、でかいレジャーシートあるんで、皆さん入りませんか?」とまわりに声かけたりすると良いかも。

富士総合火力演習2011
一応、シート席にはシートが貼られていますが、ぶっちゃけあんまりキレイではないですし、水たまりがあったり、なんなら、ずっと座ってると水がしみてきたりします。
富士総合火力演習2011
売店で売られている迷彩柄のシート。1枚1,500円とかするので、特に迷彩柄にこだわりがないのなら、事前にホームセンターで普通のレジャーシートを購入した方が安いです。

暑さ対策グッズ

 日焼け止めや帽子、飲み物などの暑さ対策も事前に準備しておきましょう。お盆過ぎとは言え、晴れているとじりじりと焼け付くような日差しに襲われます。とくに新潟の暑さに慣れきっている人は、知らないうちに熱中症になってしまうこともあるかもしれません。
 新潟の暑さは熱帯的な、サウナに入っているようなじとーっとした暑さですが、そんな暑さに慣れた新潟県民にとって、関東の暑さはまさにサバンナ。たぶん湿度が低いためだと思うのですが、新潟のように汗でべたつく感じはあまりしません。でも、よく見ると肌やシャツが塩を吹いてたりするので、汗をかいていないのではなく、かいた汗がすぐに乾いてしまうようです。水分は確実に失われているので、水分補給はしっかりしておきましょう。でないと、救護班のお世話になること必至です。

富士総合火力演習2011
食べ物も売店で販売されています。値段は自動販売機価格。

 「水分を取るとトイレが心配……」なんていう女子もいるかもしれませんが、(今のところ)総火演に来る女子はあまり多くはないため、女子トイレはほとんど並ぶことなく利用出来る状態だったようです。むしろ、男子の方が行列が出来ていました。

富士総合火力演習2011
男子トイレは女子トイレの倍設置されていますが、それでもちょっと行列が出来ていました。女子トイレは待ち時間ゼロと言う感じ。

 他には、タオルをかぶってその上に帽子をかぶると頭だけでなく首回りも日差しから守ることが出来るのでオススメ。同じ屋外にいても、日陰に入っていると涼しいです。これもたぶん空気が乾燥しているからだと思います。

富士総合火力演習2011
売店で販売されている帽子。普段帽子かぶらないので、今回、現地調達しました。

 余談ですが、湿度の違いは大きいです。新潟に帰ってきて、米山SAに降りた時の衝撃を僕らは忘れない。まるで水の中を歩いているようなじっとり感。俺の中の不快指数計が振り切れた。新潟の空気に慣れるのに3日はかかりました。

そんな感じ

 演習が始まる前に出来ることは全てやっておく。いまやる。すぐやる。これが総火演を乗り切る極意です。席の確保やおみやげの調達など、演習が始まる頃にはほぼ勝負が付いていると言っても過言ではない!

 席を確保し、おみやげも購入して、席を見ててもらった人にささやかなお礼を渡したら、後はひたすら開演の時を待つのみです。たまに音楽演奏などもありますが、基本、ヒマを2、3時間持て余すことになると思います。この時間を潰すための本やゲームなどを持ってきておくと良いかも。
 携帯でソーシャルなネットワークを活用しちゃう人はバッテリに注意。この時間で使いすぎると、いよいよこれから演習が始まるというときに「バッテリが無い!」なんてことになりかねません。心配な人は替えのバッテリやバッテリチャージャを持っていきましょう。

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