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とある博物館の売店の営業は無事に終了しました。現在はカプセルトイを中心に設置してます。

和島の菊盛記念美術館に行ってみた

 普段、できるだけ無駄な買い物はしないようにしているので、外食はおろかコンビニでお菓子を買ったり、自販機でジュースを買ったりということもあまりしない私なのですが、休みの日に車なんかで出かけてしまうと、ついつい買い食いをしてしまいます。

 道の駅やサービスエリアの軽食スナックって、どうにも美味そうに見えて困りますね。

良寛の里 観光物産館のやきもち焼き

 多分、普段我慢をしているところに、休みの日に外出したってところの解放感が加わって、ついつい財布の紐が緩んでしまうということなんでしょうが、財布が緩むといえば、高校のときの修学旅行先で牧瀬里穂の写真集を買ったことがあります。

 いくらボンクラ学生だからといって、わざわざ出かけた折角の修学旅行…というか京都で、よりにもよって牧瀬里穂の写真集を買わなくてもよいとは思うのですが、当時、三菱のCMで軽やかに踊る彼女にすっかり魅了されていた私は、旅先の解放感と普段持つこのとないまとまったお金を持ってしまったことによる高揚感で、ついつい牧瀬の写真集を手にとってしまったのです。当時は勢い余って、マセキ里穂のCDも買ってました。血迷うにも程があります。

菊盛記念美術館に行ってきた

 長岡市の良寛の里にあります、『菊盛記念美術館』に行ってきました。

菊盛記念美術館外観

 こちらは、新潟出身の新潟県出身の菊盛嘉雄氏が長年に渡って収集した、ロダンや高村光太郎などの近代彫刻を中心に展示された美術館。
 こじんまりとしていますし、恐らく学芸員が常に配備されているという美術館ではないのでしょう。私が訪れたときには正面に鍵がかかっていて、入館するには隣の『良寛の里美術館』に声をかけなければいけませんでした。
 いわゆる田舎の美術館なのですが、展示内容についてはなかなかあなどれないものがあります。

 私は美術を専門に勉強したわけではないので、彫刻などはさっぱり何が何やらなのですが、そういう人間にもそれなりにわかった気にさせてあげられるかどうかというのが、美術館の腕の見せ所でもあるのではないかと思うのです。

 1室目には、日本の近代彫刻家の作品を展示。この展示室は作品を周囲360度から眺められるようになっていて、気に入った作品があればじっくりと観ることができます。大きな美術館のように突き放した感じではなく、触れ合うような距離で作者の息遣いを味わえます。
 詳しくはわかりませんが、帰宅後にパンフレットを見てみたら、私は『淀井敏夫』さんと『綿引道郎』さんの作品が気に入ったらしく、丸をつけていました。そんなくらいでいいと思う。美術なんか、好き嫌いでいいと思います。

 そして、足を進めると『ロダン』と『高村光太郎』の作品が展示されている部屋が現れます。前述のとおり、私は彫刻や美術のことなどたいしてわかりもしないのですが、この部屋の展示はそんな私でも「ここは特別なのだな」と思わせるように演出されています。

 部屋自体はあまり広くありませんが、その限られたスペースを使って、ゆったりとロダンの作品『蛇と少女』『三体の人物像のある門(レリーフ)』と、高村光太郎の『裸婦坐像』の3作品を展示。それまでの展示室より照明も控えめで、ここが特別な展示室だという雰囲気を醸しだしていますから、素人でも安心です。なにせ、まだ2歳の私の息子でも、この部屋に入るなり「しゅご~い。これしゅご~い。」とロダンの作品を見ながら叫びまくったほどですから。おい、ほんとに凄いと思っているのか?

*パンフレットからロダンの2作品

 ロダンのこの2点の作品は、終生の大作『地獄の門』のモチーフとなったものであり、小さいながらも躍動感に溢れ、凄い存在感を放っていました。

お休み処 和らぎ家もあなどれない

菊盛記念美術館からみる国上山

 美術館の中からは、遠くに国上山も見えます。お椀を逆さにしたような山。雪景色に田舎の風景がとても綺麗です。

 美術館を出たあと、同じ良寛の里の敷地内にある『お休み処 和らぎ家』にも立ち寄ってみました。
 案内に「団体のお食事や観光案内など気軽に立ち寄れる地域の茶の間としてご利用いただけます。」と書かれているとおり、無料休憩所ではお茶も飲み放題だし、この際、シアトル系カフェでノマド気取りなんてやめて、ここでノマドればいいんじゃない?と思えるようなリラックス感。日本海タワーと違ってWi-Fiはないけど。

 喫茶コーナーで息子に持参したビスケットを食べさせ、私はお決まりの買い食いを。『やきもち焼き』というお餅が美味しそうだったので、食べてみました。2つセットで300円。

 家で食べるお餅は切り餅を焼いて食べることがほとんどなので、このモチモチ感のあるお餅はたまりません。凄く美味しいです。特に、ごま味噌が最高。

 近くの幹線道路、国道116号線和島バイパスを走っていると『地域交流センター もてなし屋』が道路沿いにあるので、そちらに吸い込まれる人も多いのではないでしょうかね。和らぎ家もいいですよ。
 みなさんも、ぜひ彫刻鑑賞とともに和らぎ家に立ち寄ってみてください。

菊盛記念美術館

所在地〒949-4525 新潟県長岡市島崎3938番地
Webサイト良寛の里わしま(美術館ゾーン)

お休み処 和らぎ家

所在地〒949-4525 新潟県長岡市島崎5551番地
Webサイトお休み処 和らぎ家

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