ブラザーの複合機に使える詰め替えインク「THB-09BCSET」を使ってみました。純正インクよりもかなりお安く、詰め替えも簡単なのでお奨めです。

この詰め替えインク自体は「MFC-820CN」を購入したときから使い続けているので、「使ってみた」というよりも「使っている」といったほうが正しいです。
サードパーティの詰め替えインクというとドリルで穴を開けたり、チップをリセットしたりと手間のかかる印象がありますが、この詰め替えインクはホントに簡単です。

箱の中身。CMYK4色のインクボトルと詰め替え時に使うノズル、拭き取り用のクロス、ポリ手袋、そして取説が入っています。
ですが、今までふき取り用のクロスとポリ手袋は使ったことがありません。普通に交換すればクロスと手袋はまったく必要がないです。

まずは、インクボトルにノズルを取り付けます。ノズルにはキャップ(ノズルの先端に付いている飛行機のような形をした部分)が付いているので、取り外します。キャップは残ったインクを保管するときに使うので無くさないように気を付けましょう

取り外したインクカートリッジの注入口(というか抽出口というか)にノズルを差し込みます。

差し込んだまま、上下を逆さまにして、カートリッジにインクをしゅこしゅこ注入します。

インクの注入が完了した状態。
カートリッジからノズルを抜くときは、最初のようにカートリッジが上になっている状態にしてからノズルを抜きます。注入口からインクが垂れてきそうですが、普通はたれてこないのでご安心を。ただ、何かの加減で注入したインクがたれてくることはなきにしもあらずなのでご注意を。

注入したらあとは普通にインクカートリッジをセットするだけです。とっても簡単。
この詰め替えインク、1ボトルで4回(黒は3回)注入することが出来ます。以前、詰め替えインクを使うことでどれくらいコストダウンになるのか計算したことがあるのですが、70%近いコストダウンになるという計算結果になりました。
純正インクでないとインク詰まりが心配ですが、今のところ、そういった不具合もありません。
クリーニングするとインクが詰まるという現象については、クリーニング用のスポンジが限界を迎えている可能性もあります。
そんな場合は以下の記事が参考になるかもしれません。
また、ここではLC9の詰め替えインクを使っていますが、LC10やLC11(LC16にも使えるらしい)の詰め替えインクもあります。これらのインクを使っている方は、詰め替えインクを検討してみても良いかもしれません。
てか、やっぱ、メーカーがインクの詰め替えに対応してくれるのが一番良いと思うんですよねー。世の中、「エコ」とか言っているし、そろそろインクカートリッジ式でなく、インク自体を詰めるタイプのプリンタが出てきても良くないですか。そうすれば、モデルごとに独自のインクカートリッジを設計するコストも抑えられたり、インクカートリッジの回収ボックスを設置するコストも回収したカートリッジを輸送するコストも抑えられたり、メリット大きそうな気がするんですけど。
んー、でも、「おまけ付けるんならその分安くしろよ」と多くの人が思っているけれども、実際にはおまけ付けた方が売上が良くなるテレビショッピングと同じように、インクも、カートリッジ式で提供する方がメリットが大きかったりするのかも?
参考
【2006年モデル】エレコム 詰め替えインク ブラザー LC09-4PK対応 4色セット 4回分 THB-09BCSET
- メーカー:エレコム(ELECOM)
- カテゴリ:Personal Computers
- 発売日:2006/10/25