ツイッターで「伝書鳩を保護 持ち主に返したいのでRTお願いします」という内容のつぶやきを発見。なんと2000人以上がRTした模様。そしてこの伝書鳩は無事飼い主の元に戻ることができたそうです。
伝書鳩を保護した場合、どこに連絡すればいい?識別番号がわかればネットでも調べられる??伝書鳩を保護した場合どうすればいいのか調べてまとめてみました。
レース鳩(伝書鳩)には脚環が付けられていることが多く、これで一般の鳩かレース鳩かの判別ができます。個人脚環と呼ばれる飼い主の連絡先が書かれた脚環が付いている場合はそれを見て連絡をしてあげればOKです。鳩の輸送方法や保護している間のエサについては後半で。
個人脚環がない場合は、鳩レースの協会が配布しているローマ字と数字が書かれた脚環でその鳩が所属する協会を調べることができます。協会は「日本伝書鳩協会」と「日本鳩レース協会」の2つが有り。脚環の見分け方はこちら。
脚環の見分け方
「日本伝書鳩協会」の脚環
「NIPPON」の文字、「2009」等の西暦、そして6桁の数字。西暦は生まれた年、6桁の数字は鳩番号とのこと。
「日本鳩レース協会」の脚環
「JPN」の文字、「08」等の2桁の西暦、ローマ字2文字と5桁の数字。こちらも西暦は生まれ年。
「NIPPON」なら「日本伝書鳩協会」、「JPN」なら「日本鳩レース協会」です。どちらの協会に所属する鳩かわかったら、該当する協会へ問い合せを。各協会の連絡先は下に記載しておきます。
協会へ連絡すると、脚環の番号を照合、飼い主の連絡先を教えてくれるそうです。協会へ連絡すればその後の対応をしてくれるのかと思ったのですが、飼い主への連絡は保護した人がしないとの模様。
連絡をしてみて、保護した場所と飼い主の住む場所が近いようなら直接、鳩を受け取りに来てくれると思います。でも数百キロをも飛ぶ伝書鳩。飼い主が遠方の場合もあるわけで。
日本通運の「レース鳩輸送サービス」
ここですごいサービスが出てきます。日本通運の「レース鳩輸送サービス」(「レース鳩宅配便」「迷い鳩回収・配送サービス」とも。正式名称不明、サイトにも出ていなかったので鳩レースのみの専用サービスの様子)。迷い鳩引き取り専用電話番号が用意されており、電話をすると専用ボックスを持ってきて回収、飼い主の元に届けてくれるそうです。このときの料金(2,500円)は着払いで、鳩の所有者が支払うのでご心配なく。これで鳩は無事飼い主の元に戻れます。回収サービスは専用電話からのみ受け付け、お近くの日通に電話しても受け付けてくれないそうなのでご注意を。
保護している間のエサなど
水や穀物(ピーナッツ、豆、とうもろこし、米など)をあげればOK
協会は土日祝日、年末年始はお休み。その間は協会、そして飼い主と連絡を取ることができません。その場合は鳩に水や穀物(ピーナッツ、豆、とうもろこし、米など)をあげて様子をみて下さいとのことです。お米はどこの家にもあるのでいいですね。また衰弱が激しい場合は体力の回復を待ってから輸送となる場合もあるとのこと。頑張って休み明け、または元気になるまで保護してあげましょう。
保護した方のお役に立てれば幸いです。
そんなわけで伝書鳩を保護した場合は以上のような流れで飼い主を探すことができます。最近はレースでの鳩の帰還率が下がっており、迷い鳩が増えているとか。弱っている伝書鳩に出会う可能性は少なくないのかも知れません。
帰れなかった場合、神社や公園にいるドバトに紛れて生きていく伝書鳩も多いとか。そう言えば脚環を付けている鳩を見たことがある気がする。。
個人脚環を義務化してもいいんじゃないかと思ったりもするのですがどうなのでしょうか。そうすれば休みも関係なく、すぐ飼い主に連絡が可能に。もしくは協会のサイトから脚環の番号と飼い主の照合ができたりすればいいですね。
あとは飼い主がサイトやブログを立ち上げて、自分の鳩の番号と連絡先を記載しておくと良さそう。その辺は飼い主のネットスキルと愛情、責任に期待です。
検索でこの記事にたどり着いた方も多いかも。鳩を保護した方のお役に立てれば幸いです!
社団法人 日本伝書鳩協会
TEL | 03-3801-2789 |
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休み | 土、日、祝日、年末年始 |
webサイト | http://www.nihon-denshobatokyokai.org/n-index.html |
社団法人 日本レース鳩協会
迷い鳩照会専用フリーダイヤル | 0120-810118 |
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受付時間 | 平日9:00-12:00 13:00-17:00 第1,3,5土曜 9:00-12:00 |
webサイト | http://www.jrpa.or.jp/ |
日本通運 レース鳩輸送サービス
レース鳩回収専用回線 | 0120-91-5261 |
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