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無料開放中の長谷川邸に行ってみた – 母屋編

 長岡市(旧・越路町)にある豪農の館「長谷川邸」に行ってみました。震災復旧のためしばらく閉館していましたが、今年の6/14にオープン。また、8/31まで無料解放となっていて、無料で中を見る事が出来ます。

長谷川邸

 県内に豪農の館は多くありますが、その中でも長谷川邸は最古だそうです。また、館内のアナウンスによると、新潟市(旧・味方村)にある笹川邸が焼失したとき、この長谷川邸を参考にして建て直したそうです。なので、建物の造りが似ているところが多いとか。(それでいいんだろうか。)

長谷川邸

 正面入口。

長谷川邸

 門をくぐってすぐ正面に見える大きな建物が母屋です。無料解放中なので料金はいりませんが、代わりに記帳が必要でした。

長谷川邸
長谷川邸

 中に入っていきなり左側に広がる大空間。
 この広い土間は台所としてだけではなく、年貢米の計量場所として利用されていました。やたらに広いのはそのためだそうです。

長谷川邸

 母屋の中。特別変わったふうではないのですが、意味が分からなかったのが、これ。

長谷川邸
床差(とこざし)
 上段の間、玄関の間、仏間の天井は竿縁(さおぶち)が床に向かって取り付けられています。これは床差しといって一般には縁起が悪いとされています。
 このことは長谷川邸の建築年代がそのような縁起の成立よりも古いことを示すものです。
床刺し、とこざし

 ちなみに「床差」でググってもそれらしいものは出てきませんでした。「床刺し」と書くのが一般的のようです。

長谷川邸

 長谷川邸の(たぶん)庭。これまで、新潟市(旧・横越町)の北方文化博物館だとか、田上町の椿寿荘だとかを見てきたので、「豪農の館といえば庭!」というイメージがあったのですが、この庭を見る限り、長谷川さんは庭にはあまり関心がなかったようです。庭に凝り出すのは、もう少し後の世代なんでしょうか。

長谷川邸

 中に戻って茶の間や仏間など。仏間だけで自分の部屋くらいの広さがありました。。こういう所にいると、なにか、部屋の大きさの感覚がおかしくなりますよね。。

長谷川邸

 長谷川邸川柳・俳句コーナー。川柳がまったくなかったので、我こそはと思う人は投稿してあげて!

長谷川邸

所在地新潟県長岡市塚野山773番1
開館期間4/1-11/30
開館時間9:00-16:30
料金大人420円(360円)
小人210円(150円)
カッコ内は団体(20名以上)料金
2009/6/14-8/31まで無料解放

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