稲を原料に製造したバイオエタノールを3%混合したガソリン「グリーンガソリン」の販売が新潟県内19ヶ所のJAスタンドで7/17(金)より開始されたそうです。
平成19年度農林水産省「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」採択を受け、新潟県内において世界で初めて、原料イネの栽培からバイオエタノールの製造およびエタノール混合ガソリンの販売までを一貫しておこなう事業に取り組んでいます。
平成21年3月販売の予定を延期し、エタノール製造設備の改善を行ってきましたが、このたび販売を開始する運びとなりましたので、お知らせします。
イネ原料バイオエタノール混合ガソリン、商品名「グリーンガソリン」は新潟県内のみの販売。「グリーンガソリン」が給油できるスタンドはJA系列のガソリンスタンドで新潟県内に19ヶ所あります。佐渡や県北地域、糸魚川地域にはないですがけっこう広範囲に有り。新潟市の方だけだろうと思っていたのでちょっと意外な印象。(そこは地域密着JAの力?)
グリーンガソリン販売SS
- JAにいがた岩船 荒川SS(村上市坂町2376-8)
- JA北越後 加治SS(新発田市上館60-3)
- JA中条町 中条町SS(胎内市本郷字家の下512)
- JA新潟みらい 白根国道SS(新潟市南区七軒字前211-1)
- JA新潟みらい 五泉東部セルフSS(五泉市論瀬5980)
- JA新潟みらい ネクサス新潟SS(新潟市西区金巻新田字上谷地65-1)
- JA越後中央 黒埼SS(新潟市西区木場1599-1)
- JAにいがた南蒲 中央SS(長岡市中之島773番地)
- JA越後さんとう サンセットわしまSS(長岡市両高1839)
- JA越後ながおか 堺SS(長岡市堺町字浦田2667)
- JA越後ながおか サンロード栃尾SS(長岡市栄町3-8-8)
- JA越後おぢや 南部SS(小千谷市真人町庁91-1)
- JA津南町 下船渡SS(津南町大字下船渡甲5069-2)
- (株)ジェイエイサービス柏崎 シーロード柏崎SS(柏崎市大字安田1513)
- JAえちご上越 三和SS(上越市三和区野4846)
- JAえちご上越 鴨島SS(上越市鴨島1丁目2-15)
- JAえちご上越 直江津SS(上越市福橋680)
- JAえちご上越 新井SS(妙高市栗原3丁目6-31)
- JA全農 JASS-PORT亀田SS(新潟市江南区旭3丁目1158番地1)
「ご参考」として「グリーンガソリン」の特徴が掲載されていました。
1 原料となるイネは新潟で生産された非主食用品種(多収穫イネ)で食料と競合しません。また、バイオエタノール製造のエネルギーの大半も新潟で生産されたイネの籾殻を使用し、残渣も地域で活用します。
2 イネ原料バイオエタノールを混合したCO2削減効果のある環境にやさしい新しいガソリンです。
3 品質・燃費も通常のレギュラーガソリンと同等です。
4 エネルギーの地産地消により地域の水田農業振興に寄与し、地域の農地・水・環境を将来にわたり良好に保全することにもつながります。
トウモロコシの時のように食料を燃料にというところが気になるのですが「非主食用品種」とのこと。飼料米の「北陸193号」という品種を使っているようです。4番にも書いてありますが、減反対策という面が大きい印象です。
ブログを書いているとこういうものは気になる上、予想外に近くのスタンドで給油できちゃう様子。でも思いとどまってしまうわけで。
「品質・燃費も通常のレギュラーガソリンと同等」とのことですが、普通のガソリン以外のものはなんとなく車が心配。なのでしばらくは使うことはないと思います。レギュラーガソリンよりも価格が安かったり、燃費が良いなどの特長があれば考えるのですが。
いざ選べる立場になった時、環境よりも自分の車が、と身近なところで判断しちゃうもんですね。。