新潟県立歴史博物館で「佐渡文弥人形上演会」が開催されます。
上演会は10月5日に開催。午前と午後の2部構成になっています。
午前は「ひらがな盛衰記」。
木曽義仲とその遺児・遺臣の物語を中心に、梶原源太景季をめぐる逸話をとり合わせた『源平盛衰記』等を題材とする作品。宇治川の先陣争いで、父景時が恩を受けた佐々木高綱にわざと勝をゆずり、切腹を命じられた源太であったが、母親や恋仲の千鳥の深い愛情により、凛々しい若武者となってめでたく出陣していく場面などを演じます。新潟県:佐渡文弥人形上演会を開催します
午後の部は「 信州川中島合戦」。
軍師・山本勘介をめぐる両陣営の勧誘争いと、勘介の老母が我が身を犠牲にした悲劇などをからめて、上杉謙信と武田信玄による川中島の戦いを自由に脚色した作品。勘介を仕官させようと謙信が用意した膳を、勘介の老母が足蹴りして断る場面などを演じます。また、謙信家臣として直江山城も登場します。新潟県:佐渡文弥人形上演会を開催します
文弥人形は佐渡の伝わる伝統芸能です。また、国の重要無形民俗文化財でもあります。古くからありそうな感じがしますが、実は文弥人形が成立したのは、明治時代らしいです。
文弥人形が成立したのは、明治時代のはじめであった。盲人の座語りとして語られていた文弥節を佐和田町沢根の伊藤常盤一(いとう ときわいち)が語り、小木町の人形遣いの大崎屋松之助が腰幕の内側に組み立て式の枠を組み、四枚の襖を立て二重舞台に改良した。文弥人形 – Wikipedia
今回上演するのは佐渡市真野の「真明座」という人形座。佐渡には、いくつかの文弥人形を上演する人形座が存在し、「真明座」はそのうちのひとつのようです。
そこで真明座について検索してみたのですが、あまり情報がありませんでした。佐渡に関する情報はホント、ネット上に流れていません。
そんな中でなんとなくそれっぽいページがありました。真明座について書かれているようです。
戦後まもなく「真野町文弥人形研究会」と称して、文弥人形と関わる中川清八さん、逸見春蔵さん、金子幸造さん等、人形好きの方が多い研究家としては山本修之助さんがいた。真野町と畑野町が文弥人形名人会を度々開催。真野では上記の方が中心となる。しかし会を催すのにはかなりの経費がかかるため手分けして、会員をつのる仲間が必要であったそうです。その手伝いをしてくれた若いものたちの間から文弥は今日意味を持つ人たちがあらわれ、座をつくるに至ったそうです。(no title)
んー。日本語がちょっとおかしくて、意味がよく分からない。
ちなみにこのページ、新潟大学の学生と佐渡市の小学生が作成したウェブサイトのようです。
なにはともあれ、佐渡に行かずして(しかも無料で)文弥人形の上演を見られる貴重な機会です。関心のある方はこの機会を逃す手はありません。
上演会の定員は150名。見たい方は早めに申込みを。
問い合わせ・申込み
申込みは新潟県立歴史博物館へ。TEL、FAX、葉書、メールにて受け付けています。いずれの場合も以下の項目の記入が必要です。
- 希望講座名:佐渡文弥人形上演会(2回上演)
- 氏名:
- 電話番号:
- 住所:
宛先 | 〒940-2035 新潟県長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2 新潟県立歴史博物館 講座係 |
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