
「小冨士屋」さんで「金魚ちゃんゼリー」と「葛バー」を購入後、ちょっと岩室を散策してみました。
岩室まち歩き

まずはお店のすぐ前にある「高札場跡」。
・高札場跡(こうさつばあと)
高札とは、法令・禁令などを板札に墨書し、村辻や橋詰など人目に付きやすい場所に掲示したものです。主に江戸時代から明治9年(1876年)まで活用されました。
時代劇で町人とかがなんだなんだと集まって見ているアレ! アレががあった場所!

道路脇の側溝のグレーチング。
岩室温泉は、別名「霊雁の湯」とも呼ばれています。
それは、正徳三年(1713)、白髪の老翁が庄屋高島庄左衛門の夢枕に立ち、そのお告げ通りにこの地を探すと、一羽の傷ついた雁が泉流に浴して怪我を癒していたことから、源泉を発見したとされる不思議な言い伝えに由来しています。
描かれている鳥は雁のようです。

街灯に描かれているのはカタツムリ。岩室甚句に詠われている「だいろ」だと思われます。近くに「多宝温泉 だいろの湯」もありますね。
だいろ(ー) (新潟の方言) の解説
地域 上越・中越 かたつむり。
だいろーやだいろー、つの出せだいろう〔岩室甚句〕
(だいろうやだいろう、角出せだいろう)

岩室で有名なのが「岩室せんべい」。以前から「手焼 岩室せんべい」と描かれた看板が気になっていた「重乃屋」さんですが……

残念ながら平成30年(2018年)5月に閉店していました。

歴史のありそうな八百屋さん「八百仙(やおせん)」。

小冨士屋さんの前にもあった石にペイントされた猫。歩いているといくつか見かけます。調べてみたところ、岩室在住のロックペイント作家 増川美鈴さんの作品のようです。
地域の話題 石に描かれた「ねこ」たち
いわむろコミュニティだより 2017年7月1日発行 No.56[PDF]
自然の石を利用して様々な表情がペイントされた「ねこ」たちが、今、岩室温泉の小路に佇み行き交う人を癒やしてくれています。「可愛いねこの表情を描いてみたいと思い、石に描くようになりました。可愛がってやってね!」と増川さん。一つひとつがユーモラスに描かれています。
皆さんも、愛嬌のある「ねこ」を探して岩室温泉を歩いてみませんか。
おまけ

帰り道に寄った「道の駅 越後出雲崎天領の里」にて。モニュメントの改修工事(?)が行われていました。
そんな感じ

目的の金魚ちゃんゼリーを買い、葛バーを食べ、修理したフィルムカメラで写真を撮ったりと、ちょっとしたお出かけでしたが満足の行く旅となりました。また今度、涼菓を求めてお邪魔したいと思います。