まだミルクが必要な生後約3-4週の小さな子犬・子猫を自宅で預かって世話をし、譲渡に適した月齢(生後2ヶ月程度)になるまで育ててくれるボランティアを新潟県が募集しています。
これまで、県では飼い主に対する終生飼養の啓発、保護された犬猫の譲渡推進等の取組を進めることで、殺処分数の減少を図ってきました。新潟県:子犬・子猫の「ミルクボランティア」を募集します!
今後、さらなる殺処分数の減少を進めるため、保護された幼弱な子犬・子猫をご家庭で一時預かりし、譲渡に適した状態になったら県の保護施設へお返しいただく「ミルクボランティア」を募集します。
まだミルクが必要なくらいの子猫・子犬を飼育、生後2ヶ月程度になるまでの期間だけ預かる「ミルクボランティア」。盲導犬のパピーウォーカーに似た感じですね。
主な応募条件は新潟県内在住の成人の方で、家族全員が飼育に同意していること、原則として終日世話ができること、自家用車での動物の送迎が可能等々。条件について詳しくは記事の最後で。
応募用紙を見ると子猫・子犬の飼育経験を問う欄がありますが、飼育経験なしでも応募可能。事前に実施されるオリエンテーションへの参加が必須となっているので、そこで習う事ができるようです。
以前、「新潟県動物愛護センター」の前身である「中越動物保護管理センター」を見学させて頂いた際、「数時間おきにミルクなどの世話が必要な子猫はセンターでは育てることができなくて……」という話を聞きました。体力的にも大変なボランティアですが、我こそはという方は是非!
新潟県「ミルクボランティア」活動内容
預かる動物について
- 概ね生後約3週から4週の健康な子犬または子猫
- 動物愛護の観点から、兄弟・姉妹等の同腹の動物を預かってもらう場合あり
ボランティア内容
- 概ね生後約3-4週の健康な子犬または子猫を自宅で預かり
- 概ね生後約2ヶ月程度(固形フードが食べられるまで)まで飼育
- 最低1日5-6回の授乳(3-4時間おき)
- 離乳食等の給餌
- 排泄の補助
- 日々の健康管理
- 譲渡に適した状態になったら県の保護施設に返還
ミルク等のフード類、スポイト等は支給。体重計等の日々の健康管理に必要なものは貸出あり。ただし治療費、交通費等、ボランティアが負担するものもあり。
応募条件等
主な条件
- 新潟県内在住の成人であり、終日動物の世話ができる人
- ペットを適正に飼養できる環境であり、家族全員が飼うことに同意している
※ボランティア登録後、飼育環境の確認を実施 - 自家用車で動物の送迎が可能である(送迎が必要な時、すぐに対応可能である)
預かり飼養動物の受け渡しは県動物愛護センターで実施 - 面接およびオリエンテーション飼い方説明会を受講できる
- 飼育や健康管理に関して、県に協力し、県の指示に従うことができる
すでにペット(犬または猫)を飼育している場合
- 犬:狂犬病予防法に基づく犬の登録と予防注射を行っていること
- 猫:室内のみで飼育していること
- 犬・猫ともに、混合ワクチンの接種、不妊去勢手術を行っている
応募方法・問い合わせ先
応募は郵送のみ。サイトに掲載されている応募用紙をダウンロード、プリントアウトし、新潟県福祉保健部生活衛生課 動物愛護・衛生係に送付。